インドHIV陽性者ネットワークINP+は「Positive Journey Through Life」と称した写真展を開催し、HIV陽性者を社会で受け入れるよう促している。

インドでは現在約240万人のHIV陽性者がおり、感染者の多い上位6州が全患者の6割以上を占めている。最新の報告では87%の感染が性行為感染となっている。貧困や低い識字率、低健康状態にある人々が大多数を占めるインドのような国では、HIV感染を抑制するのは容易ではない。現在、INP+はHIV陽性者の生活の質を向上させて印象を改善する取り組みを行っている。
インド政府は2004年4月から無料の抗HIV療法を開始し、これまで31州の179施設で17万人以上の大人と1万人以上の子供が抗HIV薬を受け取っている。また2011年までには250の抗HIV治療センターおよび650の関連施設を建設することによって、2012年までに30万人の大人と4万人の子供が治療が可能になることを目標としている。INP+は援助活動やピアカウンセリング、ケア&サポートを実施することによって政府を補助している。

INP+は医療施設や職場など様々な環境におけるスティグマ・差別の減少に特に力を入れている。今回の写真展は、あらゆる社会レベルでスティグマ・差別を減らすためのネットワーク強化を目指し、アメリカの国際保健NGOであるファミリー・ヘルス・インターナショナルFamily Health Internationalとアバハン・エイズ・イニシアティヴ Avahan AIDS Initiativeと共同で開催された。INP+代表のK・K・アブラハム氏KK Abrahamは「HIV陽性者のネットワークを強化することはインドにおけるHIV陽性者が直面するスティグマ・差別をなくす恒久的な解決法であり、今回の写真展はHIV陽性者に自信を持たせ、より多くの人々が自分達の感染状態を示すことに勇気を与える」と述べている。

写真は、写真家歴20年以上のインド人写真家シャジュ・ジョン氏 Shaju John によって撮影された。ジョン氏はインド国内を歩き回り、国内のHIV/AIDS感染拡大の変化および社会的・感情的なインパクトを撮影し、様々な環境での人々の前向きな反応を捉えている。写真展はチェンナイ市を皮切りにインド各地で開催されている。INP+はまた、100人のHIV陽性者を捉えた、写真展と同タイトルの写真集を5月に発行した。

原題: ITPC INP+ launches 'Positive Journey Through Life', a photo exhibition to promote Social Acceptance of People Living with HIV/AIDS
日付: 2009/4/28
出典: Solidarity and Action Against The HIV Infection in India listserv
URL: http://health.groups.yahoo.com/group/saathii/message/4072