国連事務総長、世界エイズキャンペーン the World AIDS Campaign (WAC)、国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、今年の世界エイズデーのテーマを 「普遍的アクセスと人権 Universal Access and Human Rights 」とすることを発表した。
米国・ニューヨークの国連本部で行われた記者発表で、UNAIDS事務局長のミシェル・シディベ氏 Michel Sidibé は「予防・治療・ケア・支援の普遍的アクセスの達成は、人権保護の観点から、緊急に解決すべき課題である。国際社会全体で、人権を尊重し、HIVの流行に最も影響を受けている人々に対する差別的、懲罰的法律を撤廃しなければならない。」と語った。

エイズに関するサービスへのアクセスを妨げ、HIVの流行に最も影響を受けている人々を犯罪者とするような法律や政策は未だに多数の国で残っている。例えば、同性間性行為を犯罪とする刑法や、薬物使用者に過酷な刑罰を科したり、薬物使用者の健康被害軽減(ハーム・リダクション)のための注射針交換やメタドンなど代替療法を禁止したり、犯罪化したりする法律である。こうした法律を持つ国々は84ヶ国にのぼり、効果的なHIV感染予防、治療、ケア、支援の提供を妨げていると報告されている。

またHIV感染を理由に、入国や滞在、居住を規制し、移動や就労の自由を妨げている国が、59ヶ国もある。一方、多くの国で、HIV陽性者を差別や偏見から守り、女性を不平等や性的暴力・性的搾取から守る法律は十分に履行されていない。

原題:NEWS: 2009 World AIDS Day Theme Launched World AIDS Campaign
日付:Mon, 22 Jun 2009
出典:Health in Viet Nam and the subreagion
URL:http://mailman.anu.edu.au/pipermail/health-vn/2009-June/000833.html