2009年7月16日、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)は、西アフリカのトーゴ共和国のHIV/AIDSプロジェクトに対し、今後2年間で2000万米ドルの贈与をすることで合意した。同国におけるHIV陽性者の治療とケアの規模拡大を目指す、5年間の無償援助計画の第1段階である。
「今回の合意は、AIDS対策を継続させるというトーゴの決定を反映させたものだ。」世界基金の事務局長ミシェル・カザツキン Michel Kazatchkine はこのように述べ、同合意署名のために、トーゴの首都ロメへ向かった。

世界基金が発行したニュースリリースによると、トーゴの人口600万人のうち13万人以上がHIV陽性だという。

この新たな無償援助の一部は、脆弱な立場の人々の間での性感染症やHIV感染を低減させるために使われる。そのために、コミュニケーション・キャンペーン、カウンセリング、HIV検査、リプロダクティブ・ヘルスのケアサービス実施を行う予定だ。

同国は、世界基金から以前にも2度援助を受けたことがあるが、その後については、資金拠出は認められてこなかった。結果として、世界基金は、抗レトロウイルス薬治療を受ける人々が治療を続けられるようサービスを継続するという合意に至っていた。

カザツキン事務局長は、トーゴのプロジェクト案件への資金拠出が承認されたことについて、「国家が、地域・国際的なパートナーと共通の目標に向かって協力することで実現した素晴らしい例だ」と話した。

「我々は皆、トーゴのHIV対応計画の提案が成功したことと、今回の資金計画においてトーゴの助成金交渉が最初に実現したという事実を誇るべきだ。」

世界基金は、エイズ、結核、マラリア対策のための資源の確保、管理、分配を目的に設立された。2002年の設立以来、140カ国で160億米ドル程の資金提供を行ってきた。

原題:Grant from UN-backed fund enables Togo to scale up HIV services
日付:July18,2009
出典:UN News Center
URL:http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=31484&Cr=AIDS&Cr1=