南米コロンビアのNGO、弁護士、活動家らはアボット社の抗HIV薬カレトラ(成分名:ロピナビル・リトナビル)の強制実施兼をめぐって政府を提訴した。訴訟を提起したNGOの「アクシオン・ポプラール」 accion popularは、カレトラのジェネリック薬を市場に供給するために、現在、コロンビアで設定されている知的財産権で保護されている技術を活用してジェネリック薬を製造するために、安全で効果のある製薬技術を持ちそれを証明することが出来る企業に強制実施権を賦与すべきだと要求している。
アボット社はコロンビアにおける唯一のカレトラ供給企業である。カレトラは第2世代抗HIV薬としては最も高価であり、患者一人当たり年間3,000ドル以上かかる。世界平均では500ドル以下になっており、コロンビア政府はNGOらの要求に対応して、公企業には最高額1,000ドル、私企業には1,600ドルの提示をした。しかし、アボット社は一部でこの提示価格を無視しているとされ、政府医療価格委員会は調査に乗り出している。

「アクシオン・ポプラール」が出した80ページにも及ぶ報告書では、憲法で保障されている健康に対する権利が守られていないと主張している。原告は保健省、特許庁、医薬品規制局、アボット社の各団体を提訴しており、原告側は「イファルマ協会」 Fundacion IFARMA、コロンビアHIV陽性者ネットワーク、および弁護士3名で構成されている。

原題:Colombian NGOs sue government for HIV/AIDS drug compulsory license
日付:Wednesday, September 16, 2009
出典:Essential Action
URL:http://www.essentialaction.org/access/index.php?/archives/218-Colombian-NGOs-sue-government-for-HIVAIDS-drug-compulsory-license.html