2009年11月より、HIV/AIDSの新規予防技術の一つ、マイクロビサイドの臨床試験が、ルワンダで行われる。臨床試験により有効性が証明された場合、導入に向けての大きな一歩となる。
このプロジェクトは、リプロダクティブ・ヘルスとHIV予防活動を推進する国際NGOなどが作った「プロジェクト・ウブジマ」 Project Ubuzimaが主導している。世界的な組織である「マイクロビサイド国際パートナーシップ International Partnership for Microbicides (IPM)」は、ジェル型とリング型の2通りのマイクロビサイドを検討しているが、11月開始予定の臨床試験は、ジェル型のものを対象にしている。

現在まで使用されているマイクロビサイドは、セックスの際に膣に塗るのが一般的であったが、今回の型は、抗レトロウイルス薬(ARV)の摂取を併用する。

サハラ砂漠以南アフリカでは、HIV陽性者のうち60%以上が女性であり、多くの女性が、男性パートナーと安全な性交渉ができずにいる。マイクロビサイドは、自身で使用可能であり、性交渉時にパートナーに使用を気付かれることもない。

当局によると、今回の第一相試験は、ルワンダの首都キガリで実施される予定で、健康状態良好でありHIV陰性、かつ妊娠していない女性約800人の女性が対象である。期間は28日間。被験者にはフォローアップが行われ、使用感などの調査をする。

同プロジェクトの専門家ジョセフ・ヴャンカンドデラJoseph Vyankandodera 教授は、「ルワンダでは、100人に4人の女性が毎年HIV感染していると報告されています。今回の研究で、被験者の命を守ることにも繋がるだろう。被験者らは、臨床試験中には必要な治療を提供し、試験後も適宜フォローアップを行う予定です。」

マイクロビサイドは、完全な予防手段ではない。男性用・女性用コンドーム、男性の割礼、HIVワクチンなどを補完する役目として捉えるべき、と当局は述べている。

原題:Microbicides Trials Set for November
日付:September 25,2009
出典:The New Times
URL: http://allafrica.com/stories/200909280296.html