昨年12月1日、世界各国で世界エイズデーにちなんだイベントが開催されたが、アフリカ北東部のエチオピアでは、アスリート主導の国際人道援助NGOである「ライト・トゥ・プレイ」Right to Play(RTP)が、エチオピア家族計画協会 Family Guidance Association of Ethiopia(FGAE)および国内の2つの小学校と協働し、それぞれ12月2日と4日に国際的なイベントを行った。これらのイベントには、合わせて2000人を超える子どもたちや若者、親、保護者、地域コミュニティ代表者が参加した。

RTPは、アフリカ、アジア、中東地域の23カ国でプロジェクトを展開し、主にHIV陽性者に対する差別や偏見の問題に立ち向かう活動をしている団体で、RTP-エチオピアでは、HIV/AIDSへの理解と知識を高めるため、スポーツや遊びを通して、子どもたちが最近のHIV/AIDSに関する総合的な情報を得ることができる。さらには自尊心や自信、忍耐力、よりよい未来への望みを得ることのできる活動を国内各地の学校で行っている。

RTPのエチオピア国内トレーニングオフィサーであるメラク・テコワ氏 Melaku Tekowaによると、今回のイベントは指揮者のような形で地域コミュニティの人々を動員し、PLWHAへケア・サポートを提供することを目的として開かれたという。
また、参加者や主催側が一緒になって種々のゲームやクイズに参加することによって、HIV/AIDSの知識を学んだり、参加者相互の経験を聞いたりということも行われる。Live Safe(安全に暮らそう)、Play Safe(安全にプレーしよう)というRTPの考え方が、HIV/AIDS教育とスポーツの効果的な結びつきとして、このイベントの中で示された。

協賛したFGAEは、イベント参加者と地域コミュニティに自発的カウンセリング・検査(VCT)サービスを提供した。

この日のイベントで特に強調されたメッセージというのは、「PLWHAへケアとサポートを」「VCTなどによりHIVステータスを知った上でよりよい生活を」「PLWHAに対する偏見をなくそう」「コミュニティの変換を促すためにはコミュニティ全体で関わりあおう」といったことであった。この他にも、RTPが子どもたちや若者へHIV/AIDS予防策を教えるためのプログラム資材や、教育部会、スポーツを、ライフスキルやPLWHAに対して好意的に接しようということを教えるツールとして用いようということも、盛り込まれていた。

原題:Ethiopia: NGO Says Working On Specific HIV/Aids Problems Here
出典:all Africa.com
日付:2009/12/06
URL:http://allafrica.com/stories/200912070564.html