4月1日、国連エイズ合同計画(UNAIDS)は、50カ国にのぼるフランス語圏諸国との協力を強化することを約束した。フランス語圏諸国では、400万人以上がHIV/エイズに感染している。UNAIDSは約2週間前にも、ポルトガル語圏の国々とHIV/エイズに対し協力を強化する取り組みを始めている。


「UNAIDSとフランス語圏諸国は、HIV/AIDSとの闘いにおいてより強化された協力体制を築く新しい局面を迎えた。フランス語圏の国々と協力することで、"HIVの新規感染を撲滅する"という私の夢が叶うだろう。」


モロッコ最大都市のカサブランカで開催された「HIV/エイズに関する仏語圏諸国会議 Francophone conference on HIV/AIDS」第5回目の閉会式で、ミシェル・シディベUNAIDS事務局長 Michel Sidibe は述べた。会議に参加した国々の多くはアフリカ諸国であり、8億人以上の人々が暮らす。

今回の会議は、UNAIDSがフランス語圏で存在感を示した最初の会議となった。
「フランス語圏の国々のリーダーシップに感銘を受けた。会議期間中、各国がAIDS対策に、いかに重要な貢献をしてきたかを知ることができた。」シディベ事務局長は述べる。

UNAIDSによると、フランス語圏では410万人もの人々がHIV陽性であり、2008年には34万人が新規感染している。感染率は地域により大きく異なる。アフリカ北部に位置するアルジェリアでは0.1%程度である一方、中央アフリカ共和国では6.3%にも上る。次回の会議は2012年イタリアのジェノヴァで開催される予定だ。

2010年3月には、シディベ事務局長はポルトガルの首都であるリスボンで、八カ国からなる「ポルトガル語圏共同体 Community of Portuguese-Speaking Countries (CPLP)」の代表であるドミンゴ・シモーズ・ペレイラ事務総長 Domingos Simoes Pereira と、協力体制を強化することを合意した。ポルトガル語圏には約2億2300万人が暮らす。

「ポルトガル語圏諸国における南南協力は、HIV予防・治療・ケアへの普遍的アクセスを確保し、HIV母子感染を撲滅させる上で重要な役割を持つ。」当時シディベ事務局長は主張した。同合意の元では、HIV陽性者を支援する市民社会は、技術的・政策的・財政的支援を受け、異なる国々で活動する諸団体が経験や知識を共有できるチャネルを確立することが約束されている。

原題:UN pledges deeper cooperation with French-speaking countries in fighting AIDS
出典:UN News Center
日付:April 01, 2010
URL:http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=34265