【2013年7月24日 カンパラ(ウガンダ)発】東アフリカの内陸国、ウガンダでは、若者へのコンドーム教育に関してさかんに議論が交わされている。反対派は、コンドーム教育をすることが若者をセックスへと向かわせ、その結果、逆効果になると主張している。

コンドーム使用に反対する人々は常に二つの選択肢を提示している。セックスを自制するか、既婚者であれば相手に貞操をつくすことだ。これらは、妊娠や性感染症を防ぐうえでまちがいなく効果的だが、性的に活発な若者たちの要求には応えられない。

ウガンダ人口学的健康調査Uganda Demographic Health Survey(UDHS)によると、実態は異なる。調査によれば、18歳以下の若者の半数以上が性的に活発である。現在、19歳以下の少女4人のうち1人が妊娠または出産を経験しているのだ。

2013年7月、ウガンダの政府系日刊紙「ニュー・ビジョン」 New Vision は、特に10代の少女のあいだで淋病、梅毒が増加していることを報じた。これらの性感染症には、HIV感染のリスクを高める可能性がある。

若者の性活動と、健康指標との因果関係を示す記録がある。国連人口基金(UNPF)によると妊娠や出産による合併症は15〜19歳の少女の死亡原因の第一位だ。ウガンダの状況に関連して、妊娠により死亡した女性7000人のうち55%が若者である。

理想的な状況を追い求めたいところだが、現実的になる必要がある。セックスを自制しない若者もいるのだ。

米グットマッカー研究所による 2008年の報告書では、結婚までは自制したいと望んでいても多くの場合セックスは予定して行うものではないとある。そのときは、コンドームが解決策となるのではないか。

コンドームは、望まない妊娠とHIV/AIDSを含む性感染症の両方を予防できる唯一の方法である。若者へのコンドーム教育は、ウガンダで次第に根付きつつある。教育に賛成する成人も増えている。

その他の教育では、コンドーム教育と性行動の助長とは切り離して考えている。むしろ、教育により若者が初体験を遅らせたり、性行為の頻度やセックス・パートナーの人数を減らす効果がある。

多くの若者はコンドームの入手先を知っているものの、正しい使用方法は知らない。若者が多く集まる場所でコンドーム教育を行い、若者がいざというときに安全なセックスができるスキルを与えるべきだ。

若者をセックスへと向かわせる様々な根本的要因に取り組みながら、すでに性的に活発な若者にも応じていかなくてはならない。見て見ぬふりをしてもその状況はなくなりはしないのだ。

若者がセックスを自制できない場合、やはり最低でも代替案としてコンドームを使用し、国が取り組んでいるリプロダクティブ・ヘルスの問題 ―性感染症と望まない妊娠−から若者を守らなければならない。

原題:Uganda: Let’s Face It, Young People Need Condoms
出典:New Vision
日付:2013/07/24
URL:http://allafrica.com/stories/201307241697.html?viewall=1