【2013年7月20日 サンフランシスコ(米国)発】現在、全世界でHIV陽性者の治療アクセス確保が難航している。HIVと診断されたのち、自らが治療へ出向きHIVを制圧することが難しい課題となっているのだ。これら結果に関し、サンフランシスコの研究プロジェクトでは、2009年および2010年にHIVと診断されたサンフランシスコ市内居住者について調査した。

HIVと診断された862人中、750人(87%)が診断から6か月以内に治療にかかった。これら750人中、540人(72%)は3か月から6か月以内に2回の通院を行った。その540人中、432人(80%)は3か月から6か月以内に3回通院した。この3回通院した人たちの76%が、診断から12か月以内にウイルス量が検出値以下まで低下したが、全人数で見ると、同様に診断から12か月以内にウイルス量が検出不能な段階まで低下したのは半数しかいなかった。

健康保険に加入していないこと、住宅状況が不明であることが、HIV診断(P<0.01)の後に治療を受けていないことに結びついている。健康保険への加入状況が不明な人々は、診断の後に2回目の通院に行く割合が少ない。また、30歳以下の人々は、3回めの通院に行く割合が少ない。

マルチバリエイト分析を行った結果、診断から12か月以内の検出不可能なウイルス量達成に関する4つの独立した予測因子が認識された:年齢が40歳以下であること、ホームレスであること、住宅状況が不明であること、1〜2回しか通院していないこと、である。研究者は、今回の調査の対象となった人々の通院との関係において、人種やジェンダーは有意に影響していないと述べた。

原題:INSURANCE, HOUSING, AGE TIED TO UNSTABLE EARLY HIV CARE IN SF
出典:International Aids Society
日付:2013/07/20
URL:http://www.iasociety.org/Article.aspx?elementId=15329