【2014年9月15日  モンロビア(リベリア)発】西アフリカのシエラレオネ、リベリア、ギニアの3か国では本年3月以降、エボラ出血熱が猛威を振るっている。


HIV陽性者を支援する団体「リベリアHIV感染者ネットワーク」 Liberia Network of People Living with HIV(LIBNEP+)は、エボラ出血熱の蔓延によってHIV陽性者が大変なトラブルに見舞われている、と述べる。HIV陽性者のケアをしていた医療従事者が、エボラ出血熱に感染して次々と死亡しているのだ。HIV陽性者の生存に不可欠な抗レトロウイルス薬やその他の医療サービスを利用することも困難になり、死亡者も増えているという。

また、米、野菜、魚等の食料品、交通費、生活費が高くなったため、彼らの栄養状態はどんどん悪化している。HIV患者のカウンセリングやその他のサポート活動もできなくなり、抗レトロウイルス薬も、エボラ出血熱の流行が収まらなければあと半年で底をつく。

2013年の調査によると、リベリアのHIV感染率は1.9%だ。LIBNEP+は、HIV治療へのアクセスや患者のサポートなどの対策を今すぐに講じなければ、HIVによる死亡者数、感染者数がより一層増加し、HIV治療薬の耐性や、陽性者への差別といった問題も出てくるだろうと警告する。また LIBNEP+は、 HIV陽性者への適切な対応が行われなければ、エボラ出血熱は収束しないと主張し、エボラ出血熱対策への参加意志を示している。

●原題:Liberia: Ebola Stalls HIV Drugs Importation - LIPNEP Alarms
●出典:allAfrica
●日付:2014/09/15
●URL: http://allafrica.com/stories/201409151558.html