【2015年5月4日モンロビア(リベリア)発】西アフリカ、リベリアの国家エイズ委員会NACの理事長であるジョンソン・サーリーフ大統領Johnson-Sirleaf(女性)は、行った歓迎の辞で、リベリアでのエボラ出血熱の流行で難儀したにもかかわらず、同委員会は、2015年〜2020年の国家HIV/AIDS対策に関する実践管理のガイドとなる「新国家HIV戦略計画」(NSP)を成功裏に作成したと述べた。NSPが国と開発パートナーが実施するすべての資金配分を決めるというものだ。


「開発パートナーと共同で、我々がエボラ危機の対応で示した統一目標を堅持すれば、エボラ出血熱を終結させ、他の多くの開発課題に取り組むことができることを実証した。共働すれば、国連とグローバル・パートナーによって提唱されているようにエイズを2030年までに終了できる」とサーリーフ大統領は語った。

これを達成するためにNACは、リベリア政府が国連合同エイズ計画UNAIDSと設定した「新90-90-90目標」を実現するツールとして新国家戦略計画NSPを活用するとした。「HIVに感染しているリベリア国民の90%が自分たちの感染を認知し、その90%が治療を受け、そしてさらに、その90%がウイルスを確実に抑制する必要がある。」

「私は、あなた方委員会が、リベリアでの差別とスティグマをなくし、HIV感染やエイズ関連の死亡者を減らすために一緒に活動する約束をして欲しい。共働すれば、HIVを「ポスト2015」の期間内に終えることができる。今がその時だ」とジョンソン・サーリーフ大統領は続けた。

国家エイズ委員会の議長であるイヴァン・カマノア医師Ivan F. Camanorは、「2013年のリベリア保健調査」(LDHS 2013)から、リベリアでの感染率は1.9%であり、2007年の1.5%からわずかな上昇を示しているとHIV感染状況を説明した。さらに、街と村、地域間、地方間でも多くの地理的要因があることを指摘した。

「街部でのHIV陽性率は女性 2.7%、男性 2.5%で、農村部(同1.0%、0.7%)のほぼ3倍だ。リベリア国民410万人の約30%にあたる120万人が住むモンロビア広域区では、女性 3.0%、男性 3.4%と最も高い。リベリアでは性行為感染がHIV感染の主要因だ。しかし、最近の統合生物学行動監視調査(IBBSS)によると男性とセックスをする男性の間で19.8%と非常に高い。同様に、HIV感染率は、女性セックス・ワーカー(9.8%)、(軍人、警官、看護師などの)制服組(5.0%)、薬物使用者(5.0%)、長距離運輸業者(4.5%)などで高い」とカマノア医師が指摘した。

そして、政策、国内資源の動員、治療・ケア・サポート体制の増強をしてHIV陽性者を支援し、国民のHIV感染を抑制することが必要だと加えた。

●原題: Liberia: 'Together We Can End HIV in Post 2015 Era' - Pres. Sirleaf
●出典: Front Page Africa
●日付: 2015/5/04
●URL: http://www.frontpageafricaonline.com/index.php/news/5102-together-we-can-end-hiv-in-post-2015-era-pres-sirleaf