【2016年10月26日】西アフリカの国、リベリアの国家エイズ委員会(The National AIDS Commission of Liberia)は、2年に渡って3郡で、280,000人を対象にHIV検査とカウンセリングを行うキャンペーンに乗り出す見込みである。この「自分のHIVステータスを知ろう」("Know Your Status")キャンペーンは、11月上旬から始まり、HIV予防策の使用、治療や支援増幅を目的に、妊婦や若者をターゲットにしている。

治療へのアクセスを得るには、まず自分のHIVステータスを知るところから始まる。だが、リベリアの男性23%と女性45.1%は、これまでに一度もHIV検査やカウンセリングを受けたことのないことが分かっている。同アンケートでは、全人口の68%を占める若者のHIV感染率が高いことや、リベリアのHIV陽性者のおよそ56%は、女性であることも報告されている。

対象の3郡は、モンテセラード郡、グランバッサ郡とマージビ郡である。「この3郡は、リベリアの全15郡の中でもHIVの発症率が高い。国内のIV発症率は1.9%だが、対象3郡は2.75%のHIV発症率が報告されている」と、国家エイズ委員会のプログラム管理責任者、ソロモン・ヒナー Solomon Hinnah 氏は説明した。「治療を開始するためにHIVのステータスを知るには、まずは検査だ。これには、より多くの人に、検査をキャンペーン中に受けてもらうしか他ない」と同氏は述べた。

一方、キャンペーン中にHIV陰性と結果が出た者は、少なくとも年2回のHIV定期検査の受診、コンドーム使用や性的パートナーの数を減らすといった安全な性行為の重要さを伝えるカウンセリングを受ける予定だ。さらに、HIVとエイズに対するスティグマや差別を減らし、HIVとエイズの検査や治療サービスを気兼ねなく受けることのできる環境づくりもキャンペーン目標である。

なお、HIVを減らすためには、リベリア政府の介入が大きな鍵となる。だが、国家エイズ支出評価によると、支援者の98%は寄贈者で、リベリア政府の参与はたった2%である。HIVを減らすというチャレンジを成功へ導くためには、政府のコミットメントが今後より一層求められる。

●原題:Liberia: 80,000 Targeted for HIV Testing
●出典:The NEWS
●日付:2016/10/26
●URL:http://allafrica.com/stories/201610261125.html