【2017年2月9日】ウガンダ・エイズ委員会Uganda Aids Commissionが数日前に発表した報告が本当であれば、来年の今頃までに2万6,000人の少女がHIVに感染している可能性は極めて高い。もしこの傾向が続くのであれば、2029年までに、自分の娘や孫娘がHIV陽性者である可能性も高い。一方で、自分の息子や孫息子、夫もまた無関係ではない。

まず、この数値の重大性を理解する必要がある。ウガンダの議員数はおよそ400人である。もし500人の少女が毎週HIVに感染しているとすると、毎週HIV陽性者で議会が満席になり、100人分の議席が足りなくなる。1年間で考えると、いかに多くの少女がHIVに感染しているかがわかる。この数値には少年や青年が含まれないことを留意しなければならない。

ここで3つの根本的な疑問が出てくる。それは、(1)かつてHIVとの闘いにおいてロールモデルの国であったウガンダが、いまや敗北したことを意味するのか、(2)過去の栄光を「取り消す」のか、(3)若者へのHIV/AIDSの意識に関するメッセージやキャンペーンを伝えるうえで使う戦略を再考する必要はないのか、という疑問である。いずれもそのとおりだと思う。さまざまな関係者(市民社会団体、両親、学校、宗教、文化団体、ピア)によって構築された取り組みは、政府による明確なガイドラインの支援を受けて再強化される必要がある。

たとえば、ウガンダのNGO、リーチ・ア・ハンド・ウガンダReach A Hand Ugandaが昨年10月に、誰が若者への性教育を行うかを知る目的で、「第3回世代間対話」を開催したとき、多くの若者は、両親が性についての話を嫌がることに懸念を示していた。それは特定の地域社会でタブーとされているか、リプロダクティブ・ヘルス・ライツの課題を解決するうえで助けになる適切な情報がないためであり、結果的に学校生活の中では、教師に性教育の責任を委ねることになる。他方で、教師は教育カリキュラムに学問的な内容を取り入れることを最優先にしており、その他の教育に関しては後回しになっている。また性教育がなされたとしても、HIV・AIDS予防に重要な点は強調されていない。

結果として、悪循環が生じ、10代での妊娠や未成年者の結婚の増加、高い退学率、リスクの高い中絶やHIV陽性者の出産の増加につながっている。ウガンダの若者は、活動的であり、リスクを冒しやすく、なおかつ情報が不足しているために、多様なリプロダクティブ・ヘルスの問題にさらされやすい。

2017年〜2018年度の予算は、今よりさらに引き上げる必要がある。そして、コンドームなどのリプロダクティブ・ヘルス・サービスや商品を含む、医療サービスをさらに利用できるようにすることが、若者におけるHIV対策にとって重要である。

原題: Uganda: 500 Girls are Infected with HIV Every Week, is Anyone in Uganda Paying Attention?
出典: The Monitor
日付:2017/2/9
URL: http://allafrica.com/stories/201702100013.html