【2018年10月2日ジュネーブ(スイス)発】途上国の三大感染症対策に資金を拠出する国際機関、「グローバルファンド」(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)は、深刻な経済危機に直面し、これが国民の保健上の危機をもたらしている南米のヴェネズエラにおいて、HIV陽性者への治療を提供できるよう、500万ドルを例外的に拠出することを決定した。上位中所得国であるヴェネズエラは、従来の基準ではグローバルファンドの支援対象外であり、今回初めて援助を受ける。

拠出金500万ドルのうち490万ドルが抗レトロウイルス治療薬 Anti-retroviral drug : ARV購入のため、世界保健機関 WHOの米州(北・中・南米大陸)事務所である汎米保健機関 Pan American Health Organization : PAHOの「戦略基金」へ支払われる。これは、ARVを調達するために他の支援者から受け取った資金を補填するためである。

残りの10万ドルは、ARV供給過程のモニタリングに使用され、国連合同エイズ計画(UNAIDS)を経由してヴェネズエラの市民社会組織(CSOs)に支払われる。

ヴェネズエラへの人道的支援を求めてきた市民社会やその他の組織は、今回の例外的な資金拠出に対し、肯定的な反応を示している。

原題:Global Fund will 'donate' $5 million to Venezuela to provide treatment for HIV
出典:AIDSPAN
日付:2018/10/02
URL:http://www.aidspan.org/node/4737