グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

ケニア

(ケニア)「グローバルファンドの支援対象国」を卒業する国々の三大感染症対策はどうなるのか

【2017年2月13日、ナイロビ発】グローバルファンドは、その支援を低所得で疾病負荷の重い国に重点的に拠出することを戦略的に定めており、中所得国は政府とグローバルファンドが共同で資金を出す「共同資金拠出」となるうえ、上位中所得国になると、一部の「対策のカギとなる集団」への対策の資金拠出を除いて、グローバルファンドの支援対象から「卒業」することとなる。こうした中所得国のことを「移行国」といい、グローバルファンドは、この「移行」プロセスを円滑に進めるための方針を定めている。続きを読む

(ケニア)グローバルファンドと他の援助機関・国際機関の連携・協調の強化

【2016年11月1日、ナイロビ(ケニア)発】
近年、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)と関連する援助機関・国際機関は共同で「パートナーシップを通じた実施」(Implementation through partnership, ITP)プロジェクトにて、グローバルファンドが提供する資金の活用に問題を抱えている国を支援している。各国が抱えている問題には、資金活用開始の遅れやスケジュール、予算執行の遅れ、提供資金の未執行が含まれる。
続きを読む

(ケニア)三人の夫婦がスティグマに立ち向かい、安全な性行為を促す


【2016年7月14日】
東アフリカに位置するケニア共和国の西部、カカメガに暮らす男性ダニエル・エンジョDaniel Enjoと二人の妻は、一方がHIVに感染し、もう一方は感染していないいわゆる「HIV感染不一致」のカップルが、安全に愛情のある関係を持てるという生きた証だ。ダニエルは、第二夫人のエレクティーネ・マレスィアElectine MalesiがHIV陽性者であることを承知で彼女と結婚した。ダニエルと第一夫人のドロシーDorothyはHIV陰性だった。一夫多妻制はケニアの一部の文化で昔から慣習となっており、2014年に合法化された。彼・彼女らが暮らすケニア西部では、一夫多妻制の慣習が普及しており、容認されている。ドロシーの支えもあり、ダニエルはエレクティーネと結婚し、カップル間のHIV感染不一致に関するスティグマに立ち向かうことを決めた。続きを読む

(ケニア)HIV/AIDSとの闘いの突破口


【2016年3月5日 ナイロビ(ケニア)発】
ケニアの人々にとって、エイズとの闘いの突破口となるであろう医薬品へのアクセスが今年中にも可能になるかもしれない。約千人のセックス・ワーカーがすでにこの新しく承認されたHIV/AIDS併用療法薬であるツルバダTurvada (物質名:エムトリシタビンEmtricitabine およびテノホビルTenofovir)を、今年後半の発売時期に先駆けて使用している。暴露前予防投薬 PrEPとして、また抗レトロウイルス薬の一つとして使用されるツルバダは、HIVウイルスが、宿主である細胞に感染するために必要な逆転写酵素の作用を阻害し、効果的に感染を防ぐ働きをもつ。暴露前予防投薬は感染リスクにさらされる前に服薬しなければならないものであり、一度内服すると8時間効果が持続する。続きを読む

(ケニア)カトリック教会によるコンドーム使用に反対する宣伝幕で紛争 --------------------------------------


【2015年12月9日 ニエリ(ケニア発)】 東アフリカのケニアで同国の国家エイズ委員会NACCとカトリック教会が、コンドーム使用に反対する宣伝幕で混乱している。続きを読む

(ケニア)平均寿命の延びに影を落とすケニアのHIV/AIDS問題


【2015年8月30日 ナイロビ(ケニア)発】 東アフリカのケニア人女性の平均寿命は67.5歳である。男性は63.3歳であり、女性は男性よりも長生きする。ケニア全体では、過去20年間平均寿命は伸びているが、HIV/AIDSや呼吸器感染症、下痢性感染症などが伸びを抑えている。続きを読む

(ケニア)HIV陰性パートナーへの感染予防に新薬の効用を実証 --------------------------------------


【2015年8月3日 キスム(ケニア)発】 東アフリカ、ケニアの西部にあるキスムで開かれた「ケニア農業協会」フェアにおいて、HIV感染予防に関し、性行為前の抗レトロウイルス薬服用が、HIV陰性のパートナーへの感染防止に役立つことが実証されたという発表がなされた。続きを読む

(ケニア)包皮切除がHIV/AIDS予防に役立っていない


【2015年5月11日ミゴリ(ケニア)発】ケニアの西部の一部地域では、亀頭包皮切除手術をすればHIVに感染することはない、という誤解が社会に浸透してしまっている。亀頭包皮切除はHIVに感染する可能性をある程度低下させるが、感染を100%防ぐわけではなく、個人のHIV予防にはコンドームを使用することが必要である。
続きを読む

(ケニア)同性愛者の存在を認めてHIV感染を減少させよ


【2015年5月15日ナイロビ(ケニア)発】東アフリカのケニアでは、性的少数者に対する偏見や差別が強く、その結果として、特に男性とセックスをする男性MSMやトランスジェンダーにHIV感染のリスクが高まっている。続きを読む

(ケニア)エボラとHIV:どう行動を変容させるか


【2015年3月20日ナイロビ(ケニア)発】西アフリカで史上最も深刻なエボラ・ウイルス病の流行に見舞われた参加国の一つ、リベリアでは、努力のかいあって、過去3週間に新たなエボラの感染は確認されていない。だが、エボラ・ウイルス病が収束したと言うには未だ早過ぎる。リベリアの国境地帯では出入国管理が粗く、隣国のシエラレオネやギニアでは、エボラ発生の制御がいまだにそれほど成功していない状況である。(編集部注)続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
Categories
Archives
発行者:AJF
  • ライブドアブログ