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ガボン

ガボン:新製薬工場設立、エイズ治療薬、抗マラリア薬製造開始へ

【リーブルビル 2月15日】ガボン政府は首都リーブルビル Libreville にて、中央アフリカ6カ国3千万人に向けてHIV/AIDS、結核、マラリアの治療薬を製造する、新しい製薬工場の操業を開始した。ミサンボ保健相 Paulett Misambo は工場の操業式で、これにより外国製治療薬の輸入への依存がなくなり、エイズの拡大にも歯止めがかかるだろうと述べた。
 製薬工場ではブラジルの技術を元に、6種類のジェネリック抗レトロウイルス薬(ARV)の他、マラリア、結核、中央アフリカに流行拡大する病気の治療薬を製造する。マラリア治療薬には中国とベトナムに生息する植物の根から抽出物したアーテメセニン artemesenin を使用している。耐性マラリア原虫の出現により多くの治療薬が効かなくなっている現状において、新しい技術を取り入れた治療薬が導入されることには期待が持てる。
 工場はベルギーの企業プロファレックス Propharex が65万4,000米ドルで建設し、ガボンの国営製薬会社OGAFRAMが経営する。治療薬は中央アフリカ経済通貨共同体 the Economic and Monetary Community of Central Africa (CEMAC)の6カ国(ガボン、カメルーン、コンゴ共和国、赤道ギニア、中央アフリカ共和国、チャド)に供給される予定だ。

原文表題:GABON: New factory produces AIDS and anti-malarial drugs for the region
日付:15 February
出典:IRIN Plus News
URL:http://www.irinnews.org/AIDSreport.asp?ReportID=4485&SelectRegion=West_Africa&SelectCountry=GABON

ガボン:安価な女性用コンドーム、今後の認知度上昇に期待

2003年9月ガボン家族福祉運動 MGBEF the Gabonese Movement for Family Welfareは女性用コンドームを市場価格よりはるかに安い100CFA(約20USセント)で売り始めた。販売価格を下げ、女性用コンドームの使用を促すための試みだ。
ガボンのHIV感染率は8.1%で、西アフリカ諸国の中でも高い。MGBEFでは英国を拠点とする国際家族計画連盟 IPPF International Planned Parenthood Federationからの助成を受け、現在月4000個を販売している。女性自身による性感染症や望まない妊娠のコントロールを可能にする女性コンドームだが、使用率は未だ低い。
 政府機関である国家エイズ対策計画 PLNS the government's National Programme to Fight AIDSによると人口120万人のガボンでは、男性用コンドーム販売量が400万個であるのに対し、女性用はわずか6万個であった。キオスクや薬局での小売価格は女性用が2〜4USドル、男性用はその半値以下で実際は、NGOから無料配布された多くの男性用コンドームが闇市場で流通しているので23USセント程である。この価格差は、女性用コンドームが市場に出たばかりで流通量が少ない、またメディアの宣伝活動が盛んではないためで、やがては男性用コンドームと同レベルの使用率が期待できるとある地元NGOスタッフは述べている。
 ガボンでは就業年齢層の4人に1人は職がないため、HIV感染のリスクが高い売春婦にならざるを得ない女性も多い。コンドーム使用に積極的でない男性達に対し、女性用コンドームは重要だが「男らしさが脅かされる」と感じる社会風潮もあり、女性用コンドームが完全な答えとなるのは難しい。

原文表題:GABON: Female condoms are subsidised, but not widely advertised
日付:21 Oct 2004
出典:IRIN PLUS NEWS
URL:http://www.irinnews.org/pnprint.asp?ReportID=405
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