グローバル・エイズ・アップデート

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オピニオン(論説)

バングラデシュのグローバルファンド案件、進展と残される課題−総合監察官事務所

【2018年1月23日】バングラデシュではグローバルファンドの資金により結核、HIV、マラリアという三大疾患対策に著しい進展があったが、結核患者の発見率の低さ、HIV予防や治療の低い介入率、そしてサプライチェーンで生じているギャップなど、課題が残っている。昨年12月に、グローバルファンドの案件の管理や不正の摘発に当たる、グローバルファンド内部の独立監査機関である「総合監察官事務所」のバングラデシュ担当による報告がまとめられている。続きを読む

治療に関する野心的な目標が案件パフォーマンス枠組みに反映されていない=グローバルファンドの「案件承認委員会」が懸念を表明

【2017年12月13日】途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の「案件承認委員会」Grant Approvals Committee, GACは、各国の国家プログラムは抗レトロウイルス治療ART拡大の継続という目標を設定しているが2017-2019年の予算が制限されているために活動計画に反映されていないことを懸念している。続きを読む

移行国における「鍵となる人口集団」へのサービスの持続性について調査するツールが開発される

【2017年12月12日】経済成長などにより上位中所得国 Upper Middle Income Countryとなった国などは、グローバルファンドの資金から自国の資金への「移行」が求められている。これら「移行国」の市民社会組織(CSO)において、「鍵となる人口集団」に予防と治療サービスを提供するという役割の持続性について評価するために、CSOのための診断ツール(Diagnostic Tool on Public Financing of CSOs for Health Service Delivery、あるいは“社会契約診断ツール(SCDT)”とも呼ばれる)が開発された。続きを読む

(ナミビア)学校での HIV 検査の義務化が効果的な施策となりうる可能性

【2017 年 12 月 22 日 ウィントフック(ナミビア)発】アフリカ南部の最近の NewEra 誌のインタービューで、前駐ナミビア米国大使のトーマス・ドートン氏 ThomasDaughtonは、ナミビアの学校での HIV 検査義務化の重要性について語った。続きを読む

(ケニア)大きな進歩と残された課題

【2017年12月27日発】
世界保健機関(WHO)は、世界的なHIV /エイズの感染拡大を終わらせるため、 2020年までに、HIV陽性者のうち90%が自らの感染を知り、そのうち90%が抗レトロウイルス治療を受け、さらに治療を受けている人の90%が体内のウイルス量を検出限界以下にするという、明確な目標を提示している。また2030年までには、新規感染をなくし、エイズ関連死をなくし、そして差別へ偏見をなくす、とも述べている。
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市民社会、「普段通りのやり方」でのUHCへのアプローチを変えるよう求める

【2017年12月13日】
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成のアプローチをめぐり、市民社会組織(civil society organizations: CSOs)がある懸念を示している。それは、多くの国が保健費用を国内支出から賄うことができず、不定期かつ金額の変動が大きい寄付金や見逃し難いほどの自己負担に依存しているという現状だ。
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南アフリカ共和国:「エイズの終息」をめざす前に立ちはだかる4つの障壁

【2017年11月27日 南アフリカ共和国】
南アフリカ共和国は世界で最もHIV陽性者の多い国だ。新しくHIV陽性となる人が世界の3分の1を占める。2016年にはHIV陽性者が710万人と推定され、同年1000万近くの人がHIV検査を受けていた。
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(アフリカ)研究によってHIVの「寛解」が可能であると明らかになる

【2017年11月15日】
本年、世界で3例目となるHIVの「寛解」の事例が報告され、長期間の「寛解」は可能であることがわかった。「寛解」とは、抗レトロウイルス治療を受けることなく、身体がHIVウイルスのレベルを抑制して、検査で検出できないレベルを維持しているという状態である。世界で3例目となるこの子ども(性別は公表されていない)は、2007年にHIV陽性者の母親から母子感染した。生後1ヶ月でHIV陽性と診断され、「HIV早期に高レトロウイルス治療を受ける子どもを対象とした臨床研究」 Children with HIV Early Antiretroviral Therapy臨床研究(2005-2011年)に参加した。この子どもは、早期治療グループに無作為に割り当てられ、生後2ヶ月すぐ後に抗レトロウイルス治療を受け始めた。このグループでは、143人の乳児が治療を40週間受けた。薬物治療をやめてすぐに、大半にはリバウンド(病状の戻り)がみられた。一方で、この子どもの場合、8年半以上ものあいだ、HIVウイルスは検知されていない。
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(マラウイ)特設クリニックが「エイズ対策の鍵となる人口層」にもたらす変化

【2017年10月29日 ブランタイヤ(マラウイ)発】南部アフリカの内陸国マラウイのNGO「人間の開発のためのセンター」 Centre for Development of the People (CEDEP)の事務局長であるギフト・トラペンス氏Gift Trapenceは、エイズ対策のカギとなる人口層へのアプローチに取り組んでいる。続きを読む

(ウガンダ) 大統領のエイズ緊急対策はどうして必要か

【2017年6月8日カンパラ(ウガンダ)発】6月6日(火)、東アフリカの内陸国ウガンダのヨウェリ・ムセヴェニ大統領 Museveni は、ウガンダでHIV/AIDSを2030年までに終わらせるための迅速な取組みに関する5大対策計画(5-Point plan)を発表した。もし現在の取組みが迅速に実行されたなら、ウガンダでもHIVから自由な世代が誕生する可能性があり、これは重要な介入となるだろう。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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