グローバル・エイズ・アップデート

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資金援助/ドナー関連

グローバルファンド資金動員〜第5回増資会議の教訓を踏まえて

【2017年12月12日 ジュネーブ発】
現在の世界情勢は国際保健や開発に対する資金動員を促すものではない、という陳述が、2017年11月の世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金、以下グローバルファンド)the Global Fund役員会議の近況報告より出された。報告では、第5回会議の教訓や第6回に向けての案などを含んだ、資源動員活動計画を取り上げている。

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米国政府がマイクロビサイド研究への資金拠出を大きく削減する可能性

【2017年11月23日発】国連合同エイズ計画(UNAIDS)の2015年統計によると、あなたが今晩寝るまでに、10〜24歳の女性1000人以上がHIVに感染する。このような若い女性たちや HIV感染のリスクが高い男性とセックスする男性 men who have sex with men(MSM)、セックス・ワーカーの人全てに適するHIV予防方法はない。続きを読む

米国両院予算委員会、グローバルヘルスへの資金拠出額の維持を承認

【2017年10月3日】米国の連邦上下両院の予算委員会は、米国の2018年度のグローバル・ヘルス・プログラムへの予算を前年度と同じレベルで提出した。これにより、予算委員会はトランプ大統領President Donald Trumpが提出した、途上国のエイズ・結核・マラリア対策に資金を供給するメカニズムである「グローバルファンド」(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)への2億2500万ドル減、および米大統領エイズ救済緊急計画PEPFARへの10億ドル減を含む25億ドルの減額する予算案を無視したことになる。米国の会計年度は2017年10月1日から2018年9月30日までである。続きを読む

パナマのエイズNGOセクターはグローバルファンドが撤退したら生き残れない:報告書で明らかに

【2017年10月3日】中米・パナマのエイズに取り組んでいる市民団体 Civil Society Organizations (CSO)は、途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関であるグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)が同国のプロジェクトへの資金拠出をやめたら財政面で生き残ることができず、国家エイズプログラムへの全面的な協力は難しくなることが資金移行準備状況調査報告書 Transition Readiness Assessment Report (TRA) で明らかになった。しかしながら、報告書ではCSOの強化を求めている。

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米国大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)の新戦略、13カ国に資金を集中

【2017年10月3日発】グローバルファンドとともに、世界のエイズ対策の資金供給や実施の根幹の一つを成している「米国大統領エイズ救済緊急計画」 PEPFAR は、9月19日に米国政府のレックス・ティラーソン国務長官 Rex Tillersonが発表した新戦略のもと、2020年までにHIVの流行を管理下に置くことができる可能性の高い13カ国へ「資金拠出を集中」する予定だ。ただし国務省によると、現在治療を受けている人々は今後も治療を受け続けることができ、PEPFARは50カ国以上でプログラムを継続する見込みだ。13ヵ国というのは、ケニア、ザンビア、タンザニア、ウガンダ、ジンバブウェ、マラウイ、レソト、コートジボワール、ボツワナ、ナミビア、スワジランド、ハイチ、ルワンダである。国務省は、「流行を管理下に置く時点」について、具体的にはこれを「HIV新規感染よりもエイズによる死亡が上回った時点」と定義している。

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(ナイジェリア)米国や主要ドナーによるHIV/AIDS治療への資金拠出が減少

【2017年7月26日 ナイジェリア発】 アメリカとその他の主要な援助国は、アフリカでのHIV・エイズに関する抗レトロウイルス薬や研究への支援を減少させ、同分野への年間支援額が史上最低となった。続きを読む

(ウガンダ)金銭的支援が女性のHIV感染暴露を手助けする

【2017年6月27日発】
 ウガンダ東北部のカラモジャ地方 Karamojaモロト県 Morotoに居住するHIV陽性者の女性たちは、偏見を持たれることへの恐怖から、以前はHIV感染していることを打ち明けられなかった。しかしUNウィメン UN Women による無料の財政支援により、HIVに感染していることをカミングアウトする自信をもつことができるようになった。続きを読む

マーク・ダイブル・グローバルファンド事務局長の信念:3つの疫病を終結するために

【2017年6月26日、ワシントン発】
 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)のマーク・ダイブル Mark Dybul 前事務局長は多忙な身であり、世界中を飛び回っている。4年の任期中ダイブル氏は、過去2回にわたる「増資会議」で、数百億ドルの資金調達を指揮し、傾いていたグローバルファンドの名声を取り戻した。先月、ダイブル氏は、事務局長を1期で退任し、ワシントンに戻った。これからはまた、ジョージタウン大学メディカルセンターの教授としての生活である。続きを読む

グローバルファンドからコミュニティへの支援の減少をUNAIDSのプログラム調整理事会でNGO代表団が報告

【2017年5月30日、ジュネーブ発、David Garmaiseデイビッド・ガーメイズ執筆】
経済が発展しつつある国からドナーが撤退、この問題は2016年11月に行われた国連合同エイズ計画(UNAIDS)のプログラム調整理事会(PCB)のために準備された報告書に記されている。この報告書はNGO代表者らによる地域別コンサルテーションをもとに作成された。この地域別コンサルテーションは30の鍵となるステークフォルダーらに対して行われた構造化インタビューからなり、60カ国以上の156団体からの回答があった。

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(ザンビア)グローバルファンドの資金を地域のヘルスワーカーの育成・定着に活用

【2017年5 月30 日 ザンビア発、ジェマ・オーベルトGemma Oberth 執筆】
2017年5月23日、ザンビアは世界エイズ・結核・マラリア対策基金「グローバルファンド」に対して、結核・HIV、そしてマラリア対策への資金を、合わせて4億ドルを超える額を要請した。結核・HIV資金は3億3800万ドル、そのうち1億9440万ドルは配分される資金申請内のもので、これに1億1240万ドルが優先的資金手当要望(Prioritized Above Allocation Request: PAAR)として上乗せされている。別枠で申請しているマラリアへの資金は8,670万ドルであった(うち、6,900万ドルが資金申請内、1,770万ドルがPAAR)。さらに700万ドルのマッチングファンドを申請しており、このうち400万ドルは思春期にある少女達や若い女性(AGYW)を対象としたHIV対策プログラムに、300万ドルは保健医療人材のような総合的なサービス提供のためにあてられることになる。

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おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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