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ナイジェリア

(ナイジェリア)ラゴスにおける67,763人のHIV陽性者の治療ケア 世界初のグローバルファンド資金受入責任機関となった地方行政の成果

【2018年5月5日】ナイジェリアのラゴス州は、HIV陽性者で治療を受けている人が、昨年の6万4千人に対して、今年5月4日には6万7,763人となったと発表した。州の保健局長であるジャイド・イドリス医師 Dr. Jide Idrisは、現在展開中のラゴス州における事業報告書において、州のマラリア・HIV・結核プログラムは成果をあげていると発表した。

イドリス医師は、抗マラリア経口薬を6万4千回分、また抗マラリア経口薬に耐性を持ったマラリア原虫に対しても有効であるアルテスネイト注射を1万本、州全体に配布したと報告した。

さらに、その成果について以下のように述べている。

「このプログラムは州内の6万7863人のHIV陽性者に対して実施されており、そのうち1,989人は、2017年12月にグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)Global Fundの支援を受けた3つの行政区(イコロドゥIkorodu、オショディ−イソロOshodi-Isoro、エペEpe)の住民だ。今回の成果で、この州へのグローバルファンドによるHIV征圧プログラムが18か月の延長期間を得ることができた。さらに、このプログラムによって、112万5,939人に対してカウンセリングやHIV検査、およびその結果を提供することができた。現在ラゴス州は、「サービス提供者主導の検査・カウンセリング」(Provider-Initiated Testing and Counselling:PITC)、および妊娠中の女性に対してオプションBプラス(Option B+*)への拡大と、州が管轄する一次から三次医療施設において検査やプログラムを開始している」

イドリス医師はさらに、ラゴス州は抗ウイルス治療(Anti-Retro Viral Therapy:ART)が可能な医療機関が44か所から65か所に拡大したこと、さらに、母子感染予防プログラム(Prevention of Mother to Child Transmission:PMTCT)が展開されている施設において、提供するサービスをオプションBからオプションBプラスにグレードアップすることで、プログラムの質を10%改善したと述べた。
イドリス医師によると、ラゴス州政府は2017年に地方行政としては世界で初めて、グローバルファンドの資金受入責任機関(Principal Recipient:PR)となり、HIV予防・治療・ケアやサポートなど包括的なプログラムを、前述の3つの行政区にある70の医療施設において展開しているという。この資金の目的は、第一に、HIVの新規感染者を減らし、HIV感染者やその影響を受ける人々の生活の質を改善し、1万337人のHIV感染者(People living with HIV:PLWHIV、うち3,876人が子供)に資金をあてることだ。

そして第二に、これら3つの行政区において、2017年までに質の高い結核・HIVに対する予防・診断・治療サービスを提供すること、そして2020年までに必要な人へのARTの適用が少なくとも80%まで引き上げることを指標とした、HIV蔓延のコントロールである。
* Option B+:新たに簡素化された抗レトロウイルス薬の治療法

原題:Nigeria: 67, 763 HIV Positive Persons on Treatment Care in Lagos
出典:Leadership (Abuja)
日付:2018/5/5
URL: http://allafrica.com/stories/201805050111.html

(ナイジェリア)15%の若者が15歳までに初めての性交渉を経験している

【2018年2月13日 (アブジャ)発】
国家エイズ戦略委員会(National Agency for the control of AIDS:NACA)の長官であるサニ・アリユ氏Sani Aliyuによると、ナイジェリアの少なくとも15%の若者が15歳までに初めての性交渉を経験しており、コンドームなしの性行為や複数のパートナーを持つ若者が増えていると危惧した。また、若者の間ではHIV検査の受診率も低く、17%の若者のみがHIV陽性者か否かを知っている。これを受けて2月14日のバレンタインデーに先立って、若者へ「HIVではなく愛を共有しよう」というスローガンが掲げられた。バレンタインの時期は特に若者がお互いの愛を表現しようと、コンドームなしの性行為がおこなわれ、無計画な妊娠やHIV/AIDSを含む性感染症(Sexually Transmitted Infections: STIs)に感染する危険がある。
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グローバルファンドによるナイジェリアのマラリア対策プログラム支援に暗雲 「持続性に懸念」と警告

【2018年1月9日】
2017年12月13日、途上国の三大感染症対策に資金を供給する国際機関、グローバルファンドの意思決定機関である理事会Board は、ナイジェリアに対して4回目の資金拠出認可でのマラリア基金を認可した。しかし、それはこの国のマラリア対策プログラムについての資金に関する懸念が表面化する前の話であった。ナイジェリアはHIVや結核に関しても資金拠出が延長されている状況であるが、この記事では特にマラリアについて報告する。
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ナイジェリアにおけるHIV/AIDSとの闘い

【2017年12月20日 ラゴス(ナイジェリア)発】多くの国がHIV/AIDS対策の効果を出し始めている一方、西アフリカの大国ナイジェリアはHIV・AIDSとの闘いで厳しい状況が続いている。世界エイズデーである12月1日、ナイジェリアは南アフリカに次いで世界で2番目にHIV陽性の人が多い国となった。続きを読む

(ナイジェリア)持続可能なHIV・AIDS対策を目指して〜地域研究と医薬品の生産

【2017年11月29日 アブジャ(ナイジェリア)発】ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領Muhammadu Buhariは地域研究とHIV/AIDSのために必要な医薬品の生産と地域研究と開発を強化していくと表明した。彼はナイジェリアでHIV/AIDS治療への海外からの援助や寄付が減少していることを懸念している。海外からの保健衛生に関する物資の調達は現在、十分ではないため、政府はグローバルスタンダードに見合った物資の製造を促進していくことをステークホルダーと協力している。また、HIV/AIDSを含む感染症に対して財政面での増額も必要不可欠であるため、2018年の予算は増加する予定である。しかしながらこれだけでは不十分であるため、政府は州政府や民間セクターに向けて協力を求めている。更に大統領は女性、青少年、乳幼児のHIVによる負担は未だナイジェリアの発展を妨げる要因となっていると伝えた。続きを読む

(ナイジェリア)青年期の女の子のHIV感染率上昇への警鐘

【2017年11月9日】西アフリカの人口大国ナイジェリアの首都アブジャを拠点に若年層のHIV問題に取り組むNGO、「セーフ・ラブ・インターナショナル」Safe Love Internationalは、新たにHIVに感染する若年女性が増えていることに懸念を示している。国連合同エイズ計画(UNAIDS)が公表した統計によると、青年期の男性よりも女性のほうがHIV陽性者が多く、HIV感染者の22%を占める。世界でHIV陽性者は3,500万人で、15歳から24歳までの若い女性の陽性者は300万人となっている。続きを読む

(ナイジェリア)HIV/AIDSの終結へ、宗教指導者が男性の参加を促す

【2017年9月14日 ジャリンゴ(ナイジェリア)発】 
アフリカ西部に位置する人口大国ナイジェリアの東部に位置するタラバ州 Tarabaにおける二大宗教の指導者たちは、HIV/AIDSの母子感染をなくすために、目下、男性の参加推奨のためのあらゆる手段を講じている。聖職者たちは、自分たちはこの流行を止める重要な役割であると信じ、宗教指導者という地位を有効利用して信者の妊婦たちに出産前ケアを受けるよう促している。続きを読む

(ナイジェリア)米国や主要ドナーによるHIV/AIDS治療への資金拠出が減少

【2017年7月26日 ナイジェリア発】 アメリカとその他の主要な援助国は、アフリカでのHIV・エイズに関する抗レトロウイルス薬や研究への支援を減少させ、同分野への年間支援額が史上最低となった。続きを読む

(ナイジェリア)HIV陽性者からみると90-90-90目標は実現可能ではない

【2017年6月12日 アブジャ(ナイジェリア)発】西アフリカの人口大国ナイジェリアのHIV陽性者運動は、ナイジェリアの現状のエイズ対策に、厳しい批判を行っている。つまり、医療従事者や一般のナイジェリアの人々が継続的にHIV陽性者や脆弱な人々の人権を傷つけている現状がある限り、世界のエイズ対策の目標である「90-90-90目標」(HIV陽性者の90%の感染を把握し、その90%を治療につなげ、その90%でHIVウイルス量を検出可能値以下にする)の達成はおぼつかないというのだ。また、HIV陽性者の運動は、現状で、ナイジェリア連邦政府が自分の役割を責任をもって果たしていないことに、悲しみを表明した。続きを読む

ナイジェリア、2030年までにHIVをなくすために十分な援助が必要である

【2017年2月1日アブジャ(ナイジェリア)発】西アフリカの人口大国ナイジェリアにおいて、2030年までにHIV/AIDSをなくすための目標を達成する唯一の方法は、十分な資金援助だとナイジェリア全国エイズ管理局 National Agency for the Control of AIDS (NACA)のサニ・アリユ長官 Sani Aliyuは言う。続きを読む
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AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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