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コンゴ共和国

(コンゴ共和国) 抗レトロウイルス薬をめぐり新たな議論

【2014年2月13日 ブラザヴィル(コンゴ共和国)発】コンゴ共和国の首都であるブラザヴィルでは、今週初め、多量の抗レトロウイルス薬(ARV)が届いた。これまで、必要な3種類の薬のうちのいくつかにしばしば欠品が生じており、ARVの取り扱いについて新たな議論が起きている。続きを読む

コンゴ共和国:初の感染者カップル誕生

 コンゴ共和国 Republic of Congoで初めて、HIV感染者であることを公けにしている男女が結婚した。ヴァレリー Valerie Mouellet とティエリー Thierry Mabaのカップルは、二人の結婚を祝い、そしてエイズに対する偏見に挑戦するために、7月2日、コンゴ共和国の首都ブラザヴィルで華やかな式を挙げた。
 花嫁のヴァレリーは、2001年に設立された「エイズと戦う若きHIV感染者の会(APJC)」the Association of Young HIV-Positive People Against AIDS の会長を務めている。ヴァレリーは1993年に、ティエリーは1991年に、それぞれ自分がHIVに感染していることを知った。当初は絶望したものの、APJCの活動に参加することで、性行動を変え、適切な治療を受ければ長く生きられるのだということに気付いたのだという。
 人口約300万のコンゴ共和国には約10万人の感染者がいると推定され、その多くが女性と15歳から29歳の若者である。コンゴ政府は抗レトロウイルス治療薬イニシアチブ Congolese Access to Antiretrovirals Initiative (ICAARV) を2003年に開始した。2005年4月現在、ブラザヴィルとポワント・ノワール Pointe-Noire の2都市において、2500名の人々が治療プログラムに登録しており、APJCの約100名の会員の多くがこれに加わっている。母子感染予防プログラムも2年前に開始され、現在493名の妊婦が参加している。妊娠中に適切な治療を行い、出産の際に感染防止の処置をとれば、7割の確率で新生児の感染を防ぐことができると、同プログラムのコーディネーターは語る。ヴァレリーとティエリーのカップルは、このプログラムを利用して健康な子どもを産み、偏見と差別の中で沈黙を強いられてきた多くの感染者たちを勇気づけたいと考えている。

原題:CONGO: HIV-positive couple marry, making history
日付:July 5, 2005
出典:IRIN Plus News
URL: http://www.irinnews.org/report.aspReportID=47978&SelectRegion=Great_Lakes
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