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モーリタニア

(北アフリカ)エイズ対策にマグレブ諸国の協力を:活動家が訴え

【2013年4月12日 ヌアクショット(モーリタニア)発】アミントゥ・メン・エル・モクタール氏 Aminetou Mint El Moctarは、性差別や人身売買に反対する運動を20年間続けてきた、モーリタニアの著名な女性人権活動家だ。続きを読む

モーリタニア:「希望のキャラバン」がエイズのタブーに挑む

 西アフリカのモーリタニアで、「希望のキャラバン」と銘打った移動シアターが、人々を楽しませながらHIV/AIDSの啓発活動を行っている。音響システムとスクリーン、そして25人のエンターテイナーを乗せた特注のトラックがその舞台である。
 このキャラバンは、モーリタニアのNGOである「NEDWA」が運営し、HIV/AIDSに関する対話の突破口を開くこと、タブー意識の克服を目的としている。国家エイズ対策事務所 the national secretariat of the fight against AIDS (SENLS)、ワールドビジョン、ユニセフ、地元組織などが財政的な支援を担う。2004年からNEDWAは、ツアーを開始した。昨年は36ヶ所をまわったが、今年は全国54ヵ所で公演し、リーフレットも20万部配布する予定。モーリタニアの感染率は公式には0.6%と発表されているが、複数の性的パートナーを持つ人が多く、HIV予防啓発なども進んでいないことから、実際の感染率はもっと高いのではないかと懸念されている。NEDWAの設立者の一人は、「啓発が最大の予防だ」と語る。
 今年4月の公演では、「スペシャルHIV」と題し、歌、短編映画の上映、演劇などが上演され、一晩で7,000人の観客を集めた。演者らは、感染経路、予防方法、タブーの克服、責任ある行動、性感染症などについて、時にはまじめに、時にはあおりながら観客に語りかける。モーリタニアでは、性に関する話題がタブー視される傾向にあり、コンドームについて公に語ることは難しい。公演では、コンドームを使った予防については「最後の手段」として推奨するにとどめているが、ピア・エデュケーターのネットワークを各地で作り、コンドームの配布ができるよう取り組んでいる。モーリタニアの希望のキャラバンの旅は今日も続いている。

原題:MAURITANIA: AIDS "caravan of hope" travels river valley to break taboos
日付:11 May 2005
出典:IRIN Plus News
URL:http://www.plusnews.org/AIDSreport.asp?ReportID=4788&SelectRegion=West_Africa

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