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ベナン

(ベナン)国家エイズ対策で責任分担を:ボニ・ヤイ大統領

【2012年10月26日】
10月23日、ベナンの国家エイズ委員会の臨時会議で、同国のボニ・ヤイ大統領Boni Yayiは、エイズ対策の進展を加速させる一連の措置を求めた。コトヌーの会議場パレ•デ•コングレで開催された会議には、350人以上の閣僚や大使、民間部門の代表者、市民団体、HIVとともに生きる人々のネットワーク、国連機関が参加した。続きを読む

ブードゥー教とHIV/AIDS:ベナン

アフリカ西部のベナン共和国では、人口750万人のうち半数以上がブードゥー教の実践者であり、ブードゥー教は1996年には同国の国教となっている。

長年、ブードゥー教の儀式は信徒と司祭以外には閉ざされてきた。乱切のような特定の行為がHIV感染の高いリスクを伴うにも関わらず、ブードゥー教のコミュニティの部外者は信徒の命に関わるような秘密にはほとんど近づくことができなかった。

政府の国家HIV/AIDSコントロール・プログラム(PNLS)によると、ベナンのHIV感染率は2007年時点で2%だが、セックス・ワーカーなど、HIV感染の可能性にさらされているグループの感染率は25%にもなる。

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ベナン:HIV感染比率が50%低下??

ベナンの最新のエイズ調査によると、HIV感染率は、以前報告された4.1%より大幅に下がり、2.0%となった。しかし専門家は、この感染率低下は、調査の手法が改善した結果であり、感染率を制御可能な範囲内に収めることに成功したということを示すものではない、と警告している。
 ベナン国家エイズプログラム the government's National Plan to Fight AIDS (PLNS)の広報官アルメイダ・メローム氏 Marie Constance d'Almeida Melome は、2002・3年に行われた7,800人の妊婦のHIV検査では、HIVの感染率は2%であり、2000年に行われた同様の調査で得られた感染率4.1%と比較可能な数字であると述べた。しかし同氏は、これは人々の行動が変わったからではなく、調査地域の数が増えたためと説明している。調査地域は都市部のみに偏った7ヶ所から、国内のすべての地域にまたがる39ヶ所に広がった。
 UNICEFのフィリップ・デュメル氏 Philippe Duamelle は、ベナンが人々の往来や公益が活発な都市的地域であることを考えると楽観視は許されないと述べた。コートジボアールの中心都市アビジャンと、ナイジェリアの中心都市であるラゴスの間に位置するベナンは、国で言えば、ナイジェリアとトーゴに挟まれ、人や貨物の流動が激しい西アフリカの中継地である。
 昨年、世界銀行は、この地域のエイズ流行拡大防止のため、プロジェクトに1,660万ドルの資金援助を承認した。世銀は、ナイジェリアからコートジボアールに向けたこの800キロの海岸道路を旅する人々は、年間300万人にのぼり、そのうち10%がHIV感染者であると見積もっている。
 このプロジェクトの目的は、トラック運転手、移民、セックスワーカーやこの交易路が通過する全5ヶ国の地元住民など、感染に対して社会的に脆弱なグループ間でのHIV/AIDSの拡大に対応することである。
 2004年のある調査では、ベナンのセックスワーカーの感染割合は50%であった。このような数字は、人々が、HIVの脅威に対して楽観視すべきでないこと、感染防止のため責任を持った行動を心がけるべきであることを示している。ベナン政府は近い将来、2004年に行われた新しいHIV感染率の調査を発表する予定である。

原題:BENIN: Experts throw doubt over HIV prevalence figures that show 50
percent drop
日付:14 June, 2005
出典:IRIN Plus News
URL:
http://www.plusnews.org/AIDSReport.ASP?ReportID=4918&SelectRegion=West_Africa&SelectCountry=BENIN
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