グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

セネガル

(セネガル共和国)セネガルで静かに起こる、B型肝炎の緊急事態

【2014年5月8日 ダカール(セネガル共和国)発】

アフリカ西部のセネガル共和国では、全人口の15%にあたる200万人超の国民(35万人の慢性保菌者を含む)がB型肝炎に感染している。その原因は、不適切な時期の予防接種、法外な治療費、感染を阻止するための普遍的スクリーニングがないことだ。続きを読む

(セネガル共和国)アフリカ西部でエボラ出血熱が発生

【2014年3月26日、ダカール(セネガル)発】
今年1月に西アフリカのギニア共和国で発生したエボラ出血熱は、隣国のリベリア共和国に広がりつつあり、警戒を強めている。続きを読む

(セネガル)まだまだ低い妊婦のHIV検査受診率

【2013年5月8日 ダカール(セネガル)発】「妊婦の5人に1人しかHIV検査を受けておらず、この受診率の低さが、母子感染防止のボトルネックになっている」エイズ・性感染症対策部門の責任者であるニェイエ・ファトゥ・ンゴム・ファイェ Ndeye Fatou Ngom Faye 医師がジャーナリストとの懇談会で発表した。保健衛生関係のデータがそろっておらず、正確な数字で説明はできないが妊婦のHIV検査受診率は低いと認めざるをえないとのこと。続きを読む

★セネガル:地域保健プロジェクトの成功

西アフリカ、セネガル共和国西部のケウール・マダロ村Keur Madaroに住む40歳のお母さんは、「私たちはもう、子どもたちに予防接種や健康診断を受けさせるために3キロメートルも離れたティエス州Thi!)sのアネーネHan!)neへ行く必要はなくなりました。」と話す。ケウール・マダロ村には、他の多くの村と同様に、村の人々の健康を守る人材が誕生した。彼らは、2つの部屋で構成される簡単な建物のヘルスポストで活動している。
続きを読む

セネガル: 二重の迫害を受けているHIV陽性の男子同性愛者

編集部注)アフリカ西部の国、セネガルは、国民の大部分がイスラム教を信仰し、同性愛は違法とされている。同国でGay/MSMsは、(Men who have sex with men 男性とセックスする男性)であること、HIV陽性者であることによる二重の苦難に直面している。この記事では、24歳の男性セックスワーカーであるダウダウ Doudou (仮名)のケースを用いて、セネガルのGay/MSMsに対する現状を伝える。

ダウダウは、「仲間の命を奪った2003年5月の交通事故が、全ての始まりでした」と回想する。その事故で彼の足は多発性骨折に見舞われ、ほぼ1年間は松葉杖を使わなければならなかった。彼は、家で動けずに家族と一日中顔をつきあわせるうち、家族が自分の性的指向を受け入れないことを悟った。同性愛者であることを理由に、ダウダウは家族から家を追い出された。
僅かな貯蓄を使ってセネガルの首都ダカールに部屋を借りた彼は、Gay/MSMsへの支援活動や定期的にHIV/AIDSの情報提供を行う NGO ‘And Ligeey’(セネガルの地方で使われるウォロフ語 Wolof で”ともに働く” という意味) へと向かう。
2004年、ダウダウがHIV抗体検査を受けたのは、MSMのワークショップに参加している時であった。ワークショップは、男性同性愛者間における感染率の把握を目的とした調査の一部として行われ、セネガルのMSMの21.5%がHIV陽性者であることが判明した。ダウダウもその時に感染がわかった。2005年に行われた人口統計と健康に関する国民調査によれば、セネガルの全人口の0.7%がHIV陽性者である。
政府の効率的なキャンペーン、HIV抗体検査や予防政策により、セネガルはアフリカでHIV感染率が最も低い国のひとつとなっているが、同性愛が違法とされているため、Gay/MSMのコミュニティは、エイズ・プログラムには表立って出てこない。
ダウダウは家族に自分がHIV陽性であることを話していない。「私が骨折した時に家族から受けた仕打ちを見れば、私がエイズで寝たきりになったときの最悪の事態が想像できます。」と彼は語る。
学歴がないので、正規雇用の仕事は得られず、自動車事故の前は、セックスパートナーからの経済的援助に頼っていた。パートナーは、子供を持つためだけに女性と結婚していた。同性愛は社会的不名誉なので、子供のいる既婚者として二重生活をしている者もいる。2004年の調査によれば、24%の男子同性愛者は女性とも性的関係を持っている。ダウダウは貯金を使い果たした後、友人とともにダカールの郊外に一時収容施設を見つけたが、現在は首都から80キロ南にあるムボールの海辺地方に住んでいる。‘And Ligeey’のメンバーによれば、生活するためにセックス・ワークをしているという。Gay/MSMsは仕事を見つけるのが難しい。
事故から2年経ってなお後遺症に悩まされ、医療費もまかないきれず、携帯電話さえ売ってしまい、彼に残されたものは何もない。

原題:SENEGAL: HIV-positive gays face double stigma
日付:2006 February 17
出典:IRIN Plus News
URL: http://www.irinnews.org/AIDSreport.asp?ReportID=5696&SelectRegion=West_Africa&SelectCountry=SENEGAL

セネガル:反エイズキャンペーンと対峙する同性愛者たち

 セネガルでこの程始まったゲイ・ムーブメント(同性愛者が市民権を求め、活動する運動)は、HIV/AIDSに関する活動をより広く一般に認識してもらい、HIV感染者・エイズ患者である同性愛者への政府による支援を求めている。
 敬虔なイスラム教国であるセネガルでは同性愛は違法である。しかし、MSM(男性と性行為をする男性)運動は始まってまだ5年という浅い歴史にも関わらず、現在400人のメンバーが活動している。彼らは政府が運営する「エイズ国民会議 National Council to Fight AIDS (CNLS) 」に、エイズ活動に取り組むプロジェクトのための3600万CFAフラン(73000米ドル)の資金提供及びHIV感染者メンバーの支援を申請している。
 セネガルは、政府による効果的な宣伝・検査・予防が功を奏して、アフリカ諸国でHIV感染率が最も低い国の一つであるが、同性愛は法律上、犯罪であるためにゲイ・コミュニティはエイズプログラムから取り残されている。
 同国はHIV/AIDSの取り組みのための資金として、2005-6年に365億CFAフラン(7400万米ドル)を世界銀行、世界エイズ・結核・マラリア対策基金 the Global Fund to fight AIDS, Tuberculosis and Malaria 及び他のドナーから拠出を受ける予定だ。
 CNLS事務局は「MSM運動の資金申請は受理しており、他のいくつかの新しいプロジェクトと共に、3月に審査する。」と述べた上で、命の危険にさらされている多くのMSMについても言及した。

原文表題:SENEGAL: Gays fight to be included in anti-AIDS campaigns
日付:12 January 2005
出典:IRIN Plus News
URL:http://www.plusnews.org/pnprint.asp?ReportID=4355
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
Categories
Archives
発行者:AJF
  • ライブドアブログ