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コンゴ民主共和国

(コンゴ民主共和国)HIVはいまだにタブーとなっている

【2017年8月28日 キンシャサ(コンゴ民主共和国)発】
アフリカ中部に位置するコンゴ民主共和国において、2016年に実施した患者と介護者、保健スタッフに対して行われたインタビューは、HIVとともに生きる人が直面している複雑な問題を明らかにしている。続きを読む

(コンゴ民主共和国)個人的な検査に注意を!


【2012年12月19日 コンゴ民主共和国発】アフリカ中央部の大国、コンゴ民主共和国の東部、ルワンダ国境に近い大都市ゴマ Gomaの住民の多くは、差別を恐れて、HIV検査を秘密裏に受けたがっているが、同都市では、HIV検査は有料である上に、病気の発見が遅れることがある。続きを読む

(コンゴ民主共和国)HIV感染者、苦痛の叫び

【2012年11月12日 キンシャサ(コンゴ民主共和国)発】 コンゴ民主共和国では、エイズ対策国家計画などの策定、外部資金の導入、HIV陽性者を保護する法律の制定など、対策を進めてきたが、同国は依然として危機的な状態にある。続きを読む

★(コンゴ民主共和国)治療薬の欠乏をファッションショーで訴え

3月30日、アフリカ中部のコンゴ民主共和国の首都キンシャサで、HIV陽性者の女性12人が
ファッションショーを開いた。このショーを通じて、何万人ものHIV陽性者の窮状を訴え、
適切な治療を受けられるよう支援を求めた。続きを読む

★(コンゴ民主共和国)経済危機、コンゴ民主共和国のエイズ対策に影響

【2012年1月17日(ブルームバーグ)】欧州債務危機は、世界経済に深刻な打撃を与えただけでなく、今や多くの人命が危機にさらされようとしている。
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★コンゴ民主共和国:性的暴行がエイズを蔓延させる

1996年以降、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国(コンゴ・キンシャサ。コンゴ共和国(=コンゴ・ブラザビル)ではない)は全土が内戦に巻き込まれ、現在でも、東部では内紛が続いている。その中でレイプは武器の1つとして相変わらず行われ続け、国連人口基金が2月に発表したデータによると、東部地域では2009年、8000人もの女性がレイプされたということだ。続きを読む

コンゴ民主共和国:ピグミーにHIV 感染拡大- 性的暴力行為と保健医療対策不備に起因

コンゴ民主共和国(DRC)の森の民ピグミーといわれる民族バトゥワBatwaは社会的に隔離された存在であり、同国東部の各州に広がった紛争では武装集団の格好の標的となった。この10年間に及ぶ紛争では、地元住民がレイプや略奪の犠牲となった。HIV感染率はDRC全体と比べると低いが、貧困や差別が強く残っており、また、保健医療の設備が不足しているため、今後の状況の悪化が懸念されている。

カフジビエガ国立公園Kahuzi-Biega National Parkは、1994年ルワンダ大虐殺を引き起こした主要勢力の一つである、フツ武装勢力Interahamweの基地となっている。その国立公園内に位置するバトゥワの村チョムボChomboの住民は、何年間にもわたってフツ武装勢力の略奪行為に脅かされている。ある村民の女性は、畑を耕していた時に民兵に連れ去られ、繰り返しレイプされた後、2週間後にやっと逃げることができたという。しかしその4年後から健康を害し、地元のNGO、地方在住女性解放連盟Union Pour l'Emancipation de la Femme Autochtones (UEFA) によるHIV抗体検査を受けたところ、陽性であった。

バトゥワのHIV陽性者は、DRCの保健医療施設を利用しようとしても、保険制度の問題や被差別待遇があるために利用しにくい。抗レトロウィルス薬(ARV)の入手も難しい。国立公園の道路建設のために、居住地から追い出された人もいる。彼らは栄養不足の傾向にあり、衛生状態が良くないため日和見感染症が発生しやすい状況にある。

チョムボ村の長老マーレガン・ルケーラMarhegane Lukheraは次のように話した。「12歳以上の子どもたちに対して、性交渉しないよう、若い女性には売春行為をしないよう教えている。男性は妻との貞節を守るよう忠告し、女性は夫以外の男性とはつきあわないよう忠告している。全員がAIDSについて関心を持つことが重要である。子どもたちを教育し、大人は検査を受ける必要がある。」

原題: DRC: Sexual violence, lack of healthcare spreads HIV/AIDS among pygmies Press Release
日付: September 13, 2006
出典: IRIN plus news
URL: http://www.plusnews.org/aidsreport.asp?reportid=6371

コンゴ民主共和国:内戦後にはHIV/AIDSとの闘いが待っている

アフリカ中部の大国、コンゴ民主共和国は、90年代から続いた内戦が終わり、今度はHIV感染率の増大に直面している。国家エイズ対策プログラム National AIDS Programme の調査によると、2005年の段階で人口の4%を占める120万人がHIV陽性である。感染率は10年間変わっていないが、それはエイズに関連した死亡者と同じ人口が新規に感染しているということであり、HIV感染拡大は深刻である。今後、爆発的にHIV陽性者が増える可能性も指摘されている。

現在のコンゴ民主共和国は、西ヨーロッパと同じくらいの広大な国土を有するにも関わらず、戦争による破壊で道路網は数百キロメートルしか存在しない。多くの保健医療関連インフラは、内戦により破壊されている。そして、内戦、それによる人口移動、暴力などの影響を大きく受けた遠隔地では、統計よりもHIV感染率が高い可能性がある。これらの地域は、同時にエイズに対する知識が乏しく、医療へのアクセスが悪い。

HIV/AIDSに取り組むNGO「AMACONGO」で働くバクアラウフ・ンツンバ医師 Bakualaufu Ntumba は、「政府は、8,000人以上の遺児や子どもたち、その家族をサポートするために、もっと積極的な役割を果たさなければならない」と述べている。

状況は深刻だが、一方で、諸外国や国際機関からの援助資金が少しずつ拠出し始め、明るい兆しもある。2004年に同国は1億1300万ドルを世界エイズ・結核・マラリア対策基金から調達した。また世界銀行から1億200万ドルの資金援助も受けている。これらの資金はコンドームの供給プログラムや抗レトロウイルス薬(ARV)の提供に使われており、現在、コンゴ民主共和国には、28の公共施設を含む73のARV提供施設があり、2006年3月現在で13000人がARVを受けている。しかし、これらの施設は都市部に集中しており、地方では医療サービスがほとんど受けられない状況である。NGOは、HIV/AIDSに関わるサービスが都市部に集中していることについて問題を提起している。

原題:DRC: Hoping to counter the war legacy of rising HIV/AIDS
日付:August 1,2006
出典:IRIN Plus News
URL:http://www.plusnews.org/AIDSReport.ASP?ReportID=6224&SelectRegion=Great_Lakes&SelectCountry=DRC

コンゴ民主共和国:効果絶大のエイズ患者のクリニック 試験的に開始

ブカヴ BUKAVU、コンゴ民主共和国 (12月2日)「キャンディー・トライアル」とは、コンゴ民主共和国東部の戦争で老いたブカヴで国境なき医師団がエイズ患者に対して行っているプロジクトの名前だ。これはエイズ患者に薬による治療を施す前に、毎朝2個、晩1個正しく摂取することが出来るかをキャンディーで試験するものである。こうした小規模のプロジェクトは電気・水・設備が不足した、いわゆる「低資源環境」(low-resource setting)の環境下で行われる。しかし紛争のくすぶる地域での効果は抜群なのだ。
 コンゴ民主共和国におけるこのプロジェクトは、患者の履行が非常に高く、青年層が新規に登録している。小さな取り組みで大きな成果を挙げている同プロジェクトは、アフリカにおけるエイズ治療は大規模で行わなければならないという従来の考え方とは異なり、新鮮だ。
 コンゴ民主共和国では、政府がエイズ教育や感染防止・治療に費やす予算がほとんどないのが現状である。また、人々が自身の感染を知っていても、治療の手だてが無ければHIV抗体検査さえ受けようとしないことからも分かるように、教育だけでなく治療は不可欠である。その点、たとえ紛争地域であってもARV(抗レトロウイルス薬)による治療を施す同プロジェクトは、地元の保健
ケアシステムの構築とその安定化の一助になっている。同時にエイズと向き合う生活も目指している。
 このブカヴのクリニックは、コンゴ民主共和国のHIV感染状況にとって、一筋の光明である。国連は、同国のHIV感染者・AIDS患者は1600万人で、毎年10万人もの人が亡くなっていると推測している。6年にわたる戦争は名目上終わりを告げ、来年には暫定政府による選挙が控えているが、平和プロセスへの国際的支援は乏しい。国内でも、医師や看護師への給料未払いや病院の破壊など
問題が山積みで、感染率が飛躍的に増大しているにもかかわず、国家としての対策が滞っているのが現状である。

原文表題:Congo's astonishing can-do clinic for AIDS
日付:02-DEC-04
出典:Scripps Howard News Service
URL:http://www.shns.com/shns/g_index2.cfm?action=detail&pk=CONGO-12-02-04
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