グローバル・エイズ・アップデート

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知的財産権・医薬品アクセス

移行国における「鍵となる人口集団」へのサービスの持続性について調査するツールが開発される

【2017年12月12日】経済成長などにより上位中所得国 Upper Middle Income Countryとなった国などは、グローバルファンドの資金から自国の資金への「移行」が求められている。これら「移行国」の市民社会組織(CSO)において、「鍵となる人口集団」に予防と治療サービスを提供するという役割の持続性について評価するために、CSOのための診断ツール(Diagnostic Tool on Public Financing of CSOs for Health Service Delivery、あるいは“社会契約診断ツール(SCDT)”とも呼ばれる)が開発された。続きを読む

米国食品医薬品局によるHIV治療薬の暫定的認可は世界規模でのHIV対策への一助となる

【2017年12月12日 アメリカ合衆国】
2004年、アメリカ政府は米国食品医薬品局the Food and Drug Administration(USFDA)の暫定的認可プロセスtentative approval process(tFDA)のHIV治療薬への適用を開始した。これは資金が限られた状況で購入できるHIV治療薬を選択するための基盤とされ、この認可プロセスによって、それまで認可されていない、あるいは独占権などによる流通制限や特許期間にある医薬品が、資金の限られた状況でも入手できるようになった。
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男性は女性よりもエイズ治療にアクセスせず、エイズ関連疾病で死亡する人が多い

【2017年12月 1日 オタワ(カナダ)/ジュネーブ(スイス)発】12月1日の「世界エイズデー」に際して、国連合同エイズ計画UNAIDSは、男性は女性に比べHIV検査を受ける人および抗レトロウイルス治療にアクセスする機会が少なく、AIDS関連疾病で死亡する人がより多いという報告を発表した。UNAIDSが発表した報告書「盲点:男性と少年へのアプローチ」Blind Spot: Reaching Out Men and Boys では、世界的にみてHIV感染した女性で治療にアクセスできている人が全体の60%であるのに対し、男性は治療中の人が全体の半分以下であることが示された。男性は女性より治療を開始するのが遅く、治療を中断する率が高く、フォローアップの機会を失っているという研究がある。続きを読む

国連「90-90-90目標」達成に向けて−カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州の課題

【2017年11月13日】抗レトロウイルス治療Antiretroviral therapy(ART)を拡大させることは、HIV/AIDSの世界的な感染拡大をコントロールするための世界的な課題の中心にある。AIDSの流行拡大の終息に向けて、この試みを加速させるために、国連合同エイズ計画the Joint United Nations Programme on HIV/AIDSは「90−90−90目標」および「95−95−95目標」を発表し、これらは最近国連によって承認されたところである。この「90−90−90目標」は、2020年までに世界のHIV陽性者の90%が検査を受けて自分が陽性だと知り、そのうち90%がARTの治療を受け、さらにそのうちの90%の体内ウイルス量が検出限界以下になっている状態である。「95−95−95目標」は、2030年までに上記の割合がそれぞれ95%に上昇している状態である。

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クリニックへの訪問回数とARV治療の持続性

【2017年7月21日】抗レトロウイルス治療(ART)を普及し維持するためには、その最良の成果を担保しながら、保健システムや患者へのケア負担を軽減する、簡略化したHIVサービス提供戦略が必要となるかもしれない。今回、クリニックへの訪問頻度や薬をもらいに行く頻度の減少が、患者に及ぼす影響を評価するために、システマティックレビューを行った。

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(ウガンダ)抗レトロウイルス薬の在庫切れが薬剤耐性の懸念を引き起こす

【2017年11月1日カンパラ(ウガンダ)発】国を挙げて薬剤の在庫切れに対処しなければ、多くのウガンダ人が第一選択薬の抗レトロウイルス薬に耐性を示すことが懸念されている。続きを読む

HIVの「治癒」に関する研究の低中所得国での少なさ

【2017年6月5日】HIVの治癒に関する研究は主に高所得国で行われている。低所得国と中所得国 low- and middle-income countries(LMIC)では、HIVに感染しているものの、HIVを複製しない細胞である「休眠HIV保有細胞」 latent HIV reservoir の規模や、感染への免疫学的対応などに大きな具体的影響を与える要素が存在しているかもしれない。HIVに感染している個人すべてに治癒的な戦略が適用できるようになった場合には、こうした要素について理解しておく必要がある。続きを読む

抗レトロウイルス治療を受けている母親の母乳から乳児への感染のリスクはどの程度?

【2017年2月22日】母親が抗レトロウイルス治療を受けている乳児の母乳哺育と母子感染の関係について、世界保健機関 WHO のHIVと抗レトロウイルス治療に関わる乳児哺育ガイドラインを検証する観点から、これまでの実験的・監察的研究をレビューする形で調査を行った。

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ジンバブウェ政府、2016年に1億個以上のコンドームを配布したと発表

【2017年2月13日 ハラレ(ジンバブウェ)発】南部アフリカの内陸国ジンバブウェの保健省によると、2016年に配布されたコンドームは1億以上で、2014年の同時期の8000万から増加したという。保健省からの情報では、昨年は1億950万個のコンドームが使われた。保健省によると、コンドームが配付された男性は、延べ人数として1億500万人、女性は450万であったが、女性のコンドーム配布率は低いままである。国連のデータでは、ジンバブウェは、37カ国中10番目にコンドーム使用率が高い。上から、スワジランド、ナイジェリア、ウクライナ、ベリーズ、モーリシャス、ガボン、レソト、ハイチ、ジンバブウェの順である。続きを読む

「90-90-90目標」を越えて:予防への焦点化が大事

【2016年12月19日】 ここ20年以上の間に、以前よりずっと多くの人びとが抗レトロウイルス薬治療を受けられるようになったお陰で、HIV感染症はコントロール可能な慢性疾患になった。HIVに感染しても今ではシンプルで安全で安価な治療を受けながら長期に渡り健康に生きられる。国連合同エイズ計画 UNAIDS の推定では、2015年には世界のHIV陽性者の46%が抗レトロウイルス薬治療を受けられるようになった結果、2010年以来年間のエイズ関連死者数は26%減少したという。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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