グローバル・エイズ・アップデート

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知的財産権・医薬品アクセス

クリニックへの訪問回数とARV治療の持続性

【2017年7月21日】抗レトロウイルス治療(ART)を普及し維持するためには、その最良の成果を担保しながら、保健システムや患者へのケア負担を軽減する、簡略化したHIVサービス提供戦略が必要となるかもしれない。今回、クリニックへの訪問頻度や薬をもらいに行く頻度の減少が、患者に及ぼす影響を評価するために、システマティックレビューを行った。

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(ウガンダ)抗レトロウイルス薬の在庫切れが薬剤耐性の懸念を引き起こす

【2017年11月1日カンパラ(ウガンダ)発】国を挙げて薬剤の在庫切れに対処しなければ、多くのウガンダ人が第一選択薬の抗レトロウイルス薬に耐性を示すことが懸念されている。続きを読む

HIVの「治癒」に関する研究の低中所得国での少なさ

【2017年6月5日】HIVの治癒に関する研究は主に高所得国で行われている。低所得国と中所得国 low- and middle-income countries(LMIC)では、HIVに感染しているものの、HIVを複製しない細胞である「休眠HIV保有細胞」 latent HIV reservoir の規模や、感染への免疫学的対応などに大きな具体的影響を与える要素が存在しているかもしれない。HIVに感染している個人すべてに治癒的な戦略が適用できるようになった場合には、こうした要素について理解しておく必要がある。続きを読む

抗レトロウイルス治療を受けている母親の母乳から乳児への感染のリスクはどの程度?

【2017年2月22日】母親が抗レトロウイルス治療を受けている乳児の母乳哺育と母子感染の関係について、世界保健機関 WHO のHIVと抗レトロウイルス治療に関わる乳児哺育ガイドラインを検証する観点から、これまでの実験的・監察的研究をレビューする形で調査を行った。

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ジンバブウェ政府、2016年に1億個以上のコンドームを配布したと発表

【2017年2月13日 ハラレ(ジンバブウェ)発】南部アフリカの内陸国ジンバブウェの保健省によると、2016年に配布されたコンドームは1億以上で、2014年の同時期の8000万から増加したという。保健省からの情報では、昨年は1億950万個のコンドームが使われた。保健省によると、コンドームが配付された男性は、延べ人数として1億500万人、女性は450万であったが、女性のコンドーム配布率は低いままである。国連のデータでは、ジンバブウェは、37カ国中10番目にコンドーム使用率が高い。上から、スワジランド、ナイジェリア、ウクライナ、ベリーズ、モーリシャス、ガボン、レソト、ハイチ、ジンバブウェの順である。続きを読む

「90-90-90目標」を越えて:予防への焦点化が大事

【2016年12月19日】 ここ20年以上の間に、以前よりずっと多くの人びとが抗レトロウイルス薬治療を受けられるようになったお陰で、HIV感染症はコントロール可能な慢性疾患になった。HIVに感染しても今ではシンプルで安全で安価な治療を受けながら長期に渡り健康に生きられる。国連合同エイズ計画 UNAIDS の推定では、2015年には世界のHIV陽性者の46%が抗レトロウイルス薬治療を受けられるようになった結果、2010年以来年間のエイズ関連死者数は26%減少したという。続きを読む

ナイジェリア、230万人の人がHIVの治療を受けないまま過ごしている

【2017年1月25日 ラゴス(ナイジェリア)発】西アフリカの人口大国ナイジェリアで抗レトロウイルス薬への耐性を持つ感染が増えていることについて、医療専門家は警鐘を鳴らしてきた。しかし、その前に、国内のHIV感染者で何の治療も受けていない人は少なくとも230万人いる。

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(ジュネーブ)医薬品アクセスの報告書で「医薬品特許プール」を活用した製薬企業に高い評価

【2016年11月14日 ジュネーブ(スイス)発】
世界の人々の多くが、医薬品への不十分なアクセスに苦しんでいる。「医薬品アクセス・インデックス」Access to Medicine (ATM) Indexは、医薬品アクセスに関する製薬企業の努力について評価する報告書を隔年で発行している団体である。同団体は11月、隔年発行の報告書を発表した。そこで同団体は、航空券連帯税を活用してエイズ等の新薬の特許権をプールし、疾病負荷の多い途上国向けにジェネリック版の治療薬等を開発しやすくする組織「医薬品特許プール」Medicines Patent Pool を活用して、抗レトロウイルス薬やC型肝炎治療薬の許諾交渉を実施した企業に高い評価を与えた。報告書では、「医薬品特許プール」について、2012年に米国のギリアド・サイエンシズ社が最初の企業として「医薬品特許プール」を活用して以来、同組織が、「製薬業界における、アクセスを重視した認可への中心的な牽引役」として存在してきたと述べている。続きを読む

医薬品特許とライセンスの新しいデータベース「MedsPaL」を発表 -医薬品特許プールのデータベースがHIV、C型肝炎、結核薬の情報を入れてアップグレード-

【2016年10月5日ジュネーブ(スイス)発】
航空券連帯税などを原資に運用され、エイズなどの新薬の特許権をプールすることで途上国向けの安価なジェネリック薬や多剤併用薬などの開発を促進する国際的な機関である「医薬品特許プール」(Medicines Patent Pool、MPP)は本日、発展途上国で優先度の高い医薬品の特許情報を提供する新しいデータベース、「MedsPaL」を発表した。MedsPalはHIV、C型肝炎、結核薬の特許とライセンスデータを含み、100以上の低中所得国(LMIC)の4,000の出願特許をカバーしていると世界知的所有権機関(WIPO)総会で紹介された。続きを読む

(研究報告)スイスにおけるHIVケアへのアクセスの遅れの理由


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【2015年11月18日 スイス発】 HIVケアへのアクセスが遅れるとエイズ発症率と死亡率が上昇する。このことを私たちは、スイスのHIVコホート(共通した因子を有した、観察対象となる集団のこと)調査におけるHIV検査とケアへのアクセスの遅れの要因と理由の分析を通じて明らかにした。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
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