ユニセフはリベリアの大部分の若者 Young Liberians はHIV感染の予防方法を知っているが、その知識を実践していないという調査結果を明らかにした。
ユニセフのリベリア駐在代表 アンジェラ・カーニー Angela Kearney は、「高い知識普及率にも関わらず、多くのリベリアの若者の性行動は無防備だ。HIV/AIDSの真の恐ろしさを若年層に伝える努力をしなければならないと再認識した」と語る。
HIV感染率が8.2%のリベリアでは、感染防止に取り組むことは重要であると認識されている。しかし、検査センターや抗レトロウイルス薬の導入どころではなく、最も基本的な保健設備の設置が必要とされるほど荒廃した国家である。
ユニセフは、リベリアの人口の半数以上が18歳以下の若年層であるという事実を鑑み、若者の行動様式の変革が最重要課題であるという。その一環として、若者のコンドームの使用の奨励を始めた。
保健専門家たちは、国民の全体的なHIV/AIDSの知識レベルの高さを賞賛する一方で、知識レベルの地域格差が大きいという弱点も指摘する。特にギニアとシエラレオネの間に位置する深い森に包まれた郡、ロファ Lofa では、HIV/AIDSに関する知識があまり普及していない。これは、この地域においては市民戦争が原因でHIV/AIDS予防に取り組むNGOが活動しにくかった事実による。
また、全国的には80%以上の回答者がHIV抗体検査を受ける意思があると回答した。しかし、検査が実現するかは定かではない。政府が運営するナショナル・エイズ・コントロール・プログラムによると、2003年の戦争終結から運営している30の自発的カウンセリングと検査センター Voluntary Counselling and Testing のうち、一つを除いて全てが首都モンロビアにある。
ユニセフは、医療関係者だけでなく、伝統的な指導者、宗教指導者、そして親たちにもHIV/AIDS関連のトレーニングが必要であると指摘。また、HIV陽性者らが、こうした教育キャンペーンへの参画を促して、HIVは治療方法のある感染症だという事実を強調することも提唱している。

原題:LIBERIA: Youth not putting HIV prevention lessons into practice
日付:27 Oct 2005
出典:IRIN/PLUSNEWS
URL: http://www.irinnews.org/report.asp?ReportID=49804&SelectRegion=West_Africa