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(マラウイ)「人口サービス・インターナショナル」(PSI)、マラウイ最大都市ブランタイアでHIV自己検査プロジェクト拡大

【2018年4月18日】米国の国際NGO「人口サービス・インターナショナル」Population Services International(PSI)のマラウイ支部は、同団体が南部アフリカで展開しているHIV自己検査プロジェクトを同国のブランタイア地域で拡大する計画を進めている。 このプロジェクトは「HIV自己検査アフリカ・イニシアティブ=調査」HIV Self-Testing Africa Initiative-Research (STAR) プロジェクトと命名されている。

STARプロジェクトは、HIV検査へのアクセスの機会が少ない人々に、プライバシーを守りながらHIV自己検査を促進するものである。また、特に感染可能性の高い人々には、複数回の検査を促進している。

同プロジェクトのコーディネイター、イアン・クルズ氏 Ian Khruz は、マラウイ・ニュース報道局 Malawi News Agency (MANA) に対し、HIV自己検査キットは、ブランタイアのスラム街では、インフォーマル・セクターによって供給されるだろうと述べた。クルズ氏によれば、ブランタイアの都市部のHIV成人陽性率は18.5%であり、エイズ対策の成功のためには、様々な手法を織り交ぜて行う必要があるという。「このプロジェクトのターゲットは、都市スラムとインフォーマルな仕事についている15-24歳の若者と成人の男性、その他の脆弱性を抱えている人々です。また、クリニックで何度も検査を受けている女性のパートナーの男性もターゲットにすることで、HIV感染を減らすことも目指しています」とクルズ氏は述べる。

クルズ氏によると、自己検査キットの配布については、対象となるグループに属している人々を活用するのがPSIのやり方である。「私たちは人数の面で特定の目標は持っていない。とにかく、できる範囲で最大限の人数にアウトリーチすることが目標だ」とクルズ氏は述べる。

ブランタイア地域の保健・環境局長であるペンジャニ・チュンダ氏 Penjani Chunda は、自己検査キットの配布によって、多くの人々が自らのHIV感染を知り、適切な医療にかかる方法を探すだろう、と述べる。チュンダ氏は、多くのマラウイ人がHIV検査センターに行きたがらないのは、感染の有無について知ることを怖がっていることと、恥だと思っていることに理由がある、と述べる。

チュンダ氏は、自己検査キットはすべての人に自分自身で検査をする機会を提供する適切なアプローチであるとし、「できる限り多くの人に検査機会を提供し、同時にHIV感染率を低減するベストなアプローチだ」と説明している。2018年2月までに、PSIは2264の検査キットを配布している。

インフォーマル・セクターの人々とは別に、同プロジェクトは専門的な業務に携わる人たちやトラック運転手をターゲットにする予定である。同プロジェクトは、2015年11月30日に、第18回アフリカ地域エイズ・性感染症国際会議において発足したものであり、うまく実施されれば、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の2020年までの目標である「90-90-90目標」の達成に貢献するものであるとされている。対象国はマラウイ、ジンバブウェ、ザンビアの3ヶ国である。

原題:Malawi:PSI to Scale Up HIV Self-Testing Africa Project in Blantyre
出典:AllAfrica
日付:2018/4/18
URL:http://allafrica.com/stories/201804180317.html

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