グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

データ・統計

2100万人がエイズ治療にアクセス:UNAIDS最新報告書

【2017年11月20日 ケープタウン(南アフリカ共和国)/ジュネーブ(スイス)発】12月1日の世界エイズデーに先駆けて、国連合同エイズ計画 UNAIDSは11月20日、最新報告書を公表した。2000年にたった68万5千人だった治療を受けている陽性者は、2017年には約2090万人となった。HIV治療の劇的な拡大は、強いリーダーシップと経済的貢献に支えられた、陽性者の決意と勇気、また権利の主張なしにはなし得なかった。続きを読む

男性は女性よりもエイズ治療にアクセスせず、エイズ関連疾病で死亡する人が多い

【2017年12月 1日 オタワ(カナダ)/ジュネーブ(スイス)発】12月1日の「世界エイズデー」に際して、国連合同エイズ計画UNAIDSは、男性は女性に比べHIV検査を受ける人および抗レトロウイルス治療にアクセスする機会が少なく、AIDS関連疾病で死亡する人がより多いという報告を発表した。UNAIDSが発表した報告書「盲点:男性と少年へのアプローチ」Blind Spot: Reaching Out Men and Boys では、世界的にみてHIV感染した女性で治療にアクセスできている人が全体の60%であるのに対し、男性は治療中の人が全体の半分以下であることが示された。男性は女性より治療を開始するのが遅く、治療を中断する率が高く、フォローアップの機会を失っているという研究がある。続きを読む

クリニックへの訪問回数とARV治療の持続性

【2017年7月21日】抗レトロウイルス治療(ART)を普及し維持するためには、その最良の成果を担保しながら、保健システムや患者へのケア負担を軽減する、簡略化したHIVサービス提供戦略が必要となるかもしれない。今回、クリニックへの訪問頻度や薬をもらいに行く頻度の減少が、患者に及ぼす影響を評価するために、システマティックレビューを行った。

続きを読む

暴露前予防(PrEP)が招くコンドーム使用減少はHIV感染リスクを上げるのか?南アフリカ共和国、ヒルブロウでの調査

【2017年9月20日 ジョハネスバーグ(南アフリカ共和国)発】経口でのエイズ予防薬の暴露前予防投薬 PrEP(pre-exposure prophylaxis)は、HIVに感染する可能性の高い人々にとって有望かつ新たな予防策である。しかし、これについては、特にコンドームの不使用といった、逆効果を引き起こす行動を招き、PrEPの予防的効果にが損なわれてしまうのではないか、という懸念が生じている。続きを読む

トランスジェンダー女性におけるHIV検査からケアへの継続=リオデジャネイロでの調査

【2017年9月19日】「HIVの影響を強く受けた、対策のカギとなる人口集団」Key Affected Populations (KPs)とされる人々のコミュニティのうち、トランスジェンダー女性が世界中で最もHIV疾病負荷が高いコミュニティであると示唆されている。 しかし、トランスジェンダー女性が、一連のケア(HIV検査を受けた後、治療へ繋がり、ウイルス抑制へと導く)を受けられているのかについてほとんど知られていない。またケアの成果についても、ほとんど知られていない。

続きを読む

(レソト)HIVとの闘いで大きな進歩

【2017年9月22日マセル(レソト)発】南アフリカ共和国の内部に位置する小王国、レソトではHIV陽性者の90.2%が現在抗レトロウイルス薬(ARV)の治療を受けているという大きな進展がみられた。これは、現在、国連が掲げている「90-90-90目標」のうち二つ目の「90」を上回っている。

続きを読む

1996年から2015年までのカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のエイズ政策の変遷をみる

【2017年9月19日】
カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア(BC)州は、1996年に高活性抗レトロウイルス治療(Highly Active Antiretroviral Therapy:HAART)が入手できるようになってからHIVの予防および治療が劇的に進展した。しかしこのHAARTの導入からHIVの蔓延にどう対応し、予防や治療がなされてきたか、その変遷がまとめられた文献がない。このため、ある研究者グループが、社会生態学的枠組みにそって、生物医学的かつ保健的なサービス、またコミュニティや社会構造への介入についての、その歴史的変遷をレビューした。
続きを読む

(ナミビア)HIV調査への参加に対して白人住民は消極的

【2017年6月14日】
南部アフリカに位置するナミビアの保健省のプロジェクトコーディネーターであるカレン・バンダ氏 Karen Banda によると、ナミビア初の人口ベースのHIV効果調査に参加することに対して白人住民は消極的であるという。続きを読む

生まれてすぐHIV治療を受けた子ども、9歳になっても新たに治療を必要とせず

【2017年月7月24日】
母子感染よりHIVに感染して生まれた子どもが、生後すぐに短期間の治療を受けた後、9年間治療を受けていなかったが、何ら問題なく健康を維持していたことが、パリで開かれた学会にて発表された。ウイルスをもって生まれた子どもに希望を与えるだろう。続きを読む

(南アフリカ共和国)生まれつきHIVに感染した子どもでも症状を緩和できる

【2017年7月25日 パリ(フランス)発】
HIVと共に生まれた南アフリカ共和国の9歳の子どもが、8.5年もの間、薬なしでウイルスを制御できていると、研究者が国際エイズ学会において報告した。これはアフリカでは初めての事例である。この子どもは月齢1ヶ月のときに陽性と診断され抗HIV治療を開始し、今ではウイルスを征圧した状態にある。続きを読む
おすすめ(AJF関係者の本)
AJF代表・林達雄著作。治療薬アクセス問題を患者の側から描き、真の国際協力とは何かを問う、HIV/AIDS関係者必読の一冊
Categories
Archives
発行者:AJF

アフリカ日本協議会

  • ライブドアブログ