アニキ・ボボ
ANIKI BóBó
(1942-ポルトガル:B&W-71m.)
監督、脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:アントニオ・メンデス
音楽:ジャイメ・シルヴァ・フィーリョ
出演:ナシメント・フェルナンデス、フェルナンダ・マトス、オラシオ・シルヴァ
70歳になってからの監督作品で知られるようになったマノエル・ド・オリヴェイラ監督の長編デビュー作品。興業的には失敗してその後干された、との事。
素朴でいい作品だと思う。が、フランスで出版されたこの作品のシナリオの付録DVDで観たため、フランス語字幕でしか観れなかったので、苦しいと言えば苦しかった。
このような年代でこのような内容の作品を撮っていた、って事で時代を先取りしていた、とみんなで褒めまわっているが、まぁ、そんな事は気にしないで、素直に観てればよろしい。
街の子供たちとそれを見守る大人のお話。小さい子供はやっぱり大人の目で見てやらないと、と。最後にクローズアップされた主人公の男の子のズタ袋から作ったカバンの文字、が気になったのでフランス語字幕もしっかり調べてみた(ポルトガル語じゃまったくお手上げじゃ)。
「私は正しい道にいます」
まぁ、確かに、なんかいいもの観た、って気にはなります。