昔は、羅湖から世界之窓までの1路線しか開通していなかったシンセンの地下鉄。つい数ヶ月前、シンセンに行ったところその路線がシンセン空港まで伸び、別路線でシンセン蛇口(フェリー乗り場)までも開通し、
「おお、ここまで伸びたのか・・・」
と感慨に浸っていたのもつかの間、先日香港に行くのにシンセンを通過したらまたビックリした。新規に開通して、合計5路線になっているではないか。それも部分開業っぽくなく、ざっと見た感じ、5路線はフル開業。1路線ずつちまちまやるのではなく、5路線をほとんどいっぺんにパッと開業させる。正直すごいなと思った。突貫工事だ、手抜き工事だ、安全性がまだまだダメ・・・などと色々批判されているものの、この国のポテンシャルというか、可能性、計画を現実にしてしまう実行力というか、そういうものはもの凄いなと感じた所である。

深圳地下鉄

と、そんなことを考えていたところ、一昨日温州で高速列車の追突事故があった。中国版新幹線も、最近短期間でいっぺんにアクセス網を広げたので、安全性(信頼性)に疑問があるということは、沢山の情報で目にしていた。

広州(広東省)―武漢(湖北省)の高速鉄道責任者が開通1年の日、胸を張ってこんなコメントを出した。
「開通満1年たった今でも、乗客に1人の死亡者も出していない。」

そのコメントを目にした時、逆にこの高速鉄道はそんなに危ないのかと感じ取った。
1年間で死亡事故0、あるいは追突や衝突、脱線事故0・・・なんて、日本の新幹線だったら当たり前のことではないか。このコメントからは、この程度のことがこの幹部の目標だったのだということが窺い知れる。昔一度だけ同区間を乗ったけれども、それを聞いた時に、もう怖くて乗れないなと思ったものだ。