2021年12月
2021年12月27日
命名
今年中にキャンディの全面オープン出来そうです!
と言うアナウンスをしたいが為に、張り切って氷を育てていたのが12月上旬。
そして順調に育っていき、ゴールが見え始めたのが12月中旬。
で、まさかのトラブルが発生したのも中旬。
小屋のライフラインにトラブルが発生し、水をかける事が一時的に出来なくなりました。
氷職人と言えど、水が無ければどうにもなりません。
氷職人も氷を作らなければ「ただのオッサン」なので『ほな、水が出たらまた来ます』ってなわけです。
下界で美味い酒でも飲んでその時を待ちましょう。
しかし困った事に、小屋番である以上氷職人から戻る先は「ただの山小屋のオッサン」です。
そしてさらに困った事に、こう言う有事の際は「ただの山小屋のオッサン」はより一層奮起しないといけません。
一瞬チラついた氷の成長と下界の美味い酒に暫しの別れを告げ、奔走する事一週間。
やっと現状復帰した時にはキャンディはボロボロ。
理由は簡単。
メンテナンス水と勝手に名付けた水をかけれなかった事により氷が乾燥。
それにより割れやすい状況が一週間も続いたせいである。
その上、現状復帰した時には数日降雪が続き、その後にこの寒さである。
人間で言えば過労と栄養失調。
手塩にかけて育てて来た我が子の衰弱した身体に水をかける事数日。
やっと元に戻りかけてきた姿を見て一安心するとともに『ここ数日間の一進一退の攻防は何だったんだ』と自分でも訳が分からなくなって来た今日この頃。
いやはや困った事に、この大きな赤ちゃんはちゃんと愛情と水を注いでやらないと良い子に育ちません。
しかし寒空の下で震えながら作業を行い、翌朝に見事に育っている姿を見るのも格別なのです。
困った事に。
このように手のかかる事から今年のアイスキャンディの名前は『大きな赤ちゃん』か『baby』にしようかと思いましたが、それは私が感じているだけの話なのでやめました(笑)
今年のアイスキャンディの形状は、垂壁や途中から一気に立ち上がる形状が多いです。
立ち上がると言えば、私が想像するのはアレです。
そして人工氷壁ではありますが、立派な滝です。
去年は一つのピークとしてキヨタピークと名付けましたが、今年は一つの滝として...。
なので、今年のアイスキャンディの名前は...。
『Mohican Falls(モヒカンフォール)』にしました!
ベネズエラのエンジェルフォールは、別にエンジェルが落ちたわけではないです。
エンジェルさんが見つけた滝です。
こちらのモヒカンフォールも別にモヒカン族とは関係しておりません。
斜め読みすることの無いようお願いします(笑)
そして私が勝手に呼んでいるだけなので、別に公称では無いです(笑)
まだ未完成なので、どんな姿をしているのかの写真を撮ってません。
...って言うか、撮り忘れただけです。
と言うアナウンスをしたいが為に、張り切って氷を育てていたのが12月上旬。
そして順調に育っていき、ゴールが見え始めたのが12月中旬。
で、まさかのトラブルが発生したのも中旬。
小屋のライフラインにトラブルが発生し、水をかける事が一時的に出来なくなりました。
氷職人と言えど、水が無ければどうにもなりません。
氷職人も氷を作らなければ「ただのオッサン」なので『ほな、水が出たらまた来ます』ってなわけです。
下界で美味い酒でも飲んでその時を待ちましょう。
しかし困った事に、小屋番である以上氷職人から戻る先は「ただの山小屋のオッサン」です。
そしてさらに困った事に、こう言う有事の際は「ただの山小屋のオッサン」はより一層奮起しないといけません。
一瞬チラついた氷の成長と下界の美味い酒に暫しの別れを告げ、奔走する事一週間。
やっと現状復帰した時にはキャンディはボロボロ。
理由は簡単。
メンテナンス水と勝手に名付けた水をかけれなかった事により氷が乾燥。
それにより割れやすい状況が一週間も続いたせいである。
その上、現状復帰した時には数日降雪が続き、その後にこの寒さである。
人間で言えば過労と栄養失調。
手塩にかけて育てて来た我が子の衰弱した身体に水をかける事数日。
やっと元に戻りかけてきた姿を見て一安心するとともに『ここ数日間の一進一退の攻防は何だったんだ』と自分でも訳が分からなくなって来た今日この頃。
いやはや困った事に、この大きな赤ちゃんはちゃんと愛情と水を注いでやらないと良い子に育ちません。
しかし寒空の下で震えながら作業を行い、翌朝に見事に育っている姿を見るのも格別なのです。
困った事に。
このように手のかかる事から今年のアイスキャンディの名前は『大きな赤ちゃん』か『baby』にしようかと思いましたが、それは私が感じているだけの話なのでやめました(笑)
今年のアイスキャンディの形状は、垂壁や途中から一気に立ち上がる形状が多いです。
立ち上がると言えば、私が想像するのはアレです。
そして人工氷壁ではありますが、立派な滝です。
去年は一つのピークとしてキヨタピークと名付けましたが、今年は一つの滝として...。
なので、今年のアイスキャンディの名前は...。
『Mohican Falls(モヒカンフォール)』にしました!
ベネズエラのエンジェルフォールは、別にエンジェルが落ちたわけではないです。
エンジェルさんが見つけた滝です。
こちらのモヒカンフォールも別にモヒカン族とは関係しておりません。
斜め読みすることの無いようお願いします(笑)
そして私が勝手に呼んでいるだけなので、別に公称では無いです(笑)
まだ未完成なので、どんな姿をしているのかの写真を撮ってません。
...って言うか、撮り忘れただけです。
2021年12月16日
何の参考にもならない話を真面目にする
そろそろいけそうですよ、アレが。
で、アレを成長させてる時にお客さんが見ていてよく声をかけていただけます。
内容は大体もう少しでいけそうとか、結構手間がかかるんですねとか...。
ただ水をかけているだけかと思った...と。
まぁザックリ言うと、確かにただ水をかけているだけです。
薬剤なんか使ってるわけでは無いので、本当にザックリ言うとですが『ただ水をかけているだけです。』(悔し涙)
気温、風向き、天候、氷の状態、太陽の位置などを計算して、量や角度や勢いを調整して水をかけているだけです。
去年はそれでも完全に手探りで色々な失敗をしました。
今年はもう慣れたもんです。
で、去年ではイマイチ分からなかった成長させる上での重要な事を分かったような気がします。
それは氷の声を聞く事。
水が染み込むのか、それとももう要らないのか、保持されるのか、溶かすのか。
いろいろな事を氷が教えてくれます。
その声を聞くと、水をかけるべきなのかそうじゃ無いのか、浮いているのかくっついているのかが分かります。
へんな話ですが、真面目な話です。
じゃあ氷がそろそろ登れるよーって言っているのか?と言うと、そう言う話ではないのです(笑)
氷の声を聞く事で氷の状態が分かるだけで、登れるかどうかを判断するのは我々です。
これから個人的に氷壁を作ってみたい方は声を聞いてみると良いかも知れないですよ。

新人の小屋番ジュラシックが休憩中に筋トレをして、せっせと筋肉を育てています。
望み通りの迫力のある筋肉を手に入れるのはいつになるでしょうか。
キャンディとジュラシックのマッスル、どちらが育つか密かに勝負しています。
で、アレを成長させてる時にお客さんが見ていてよく声をかけていただけます。
内容は大体もう少しでいけそうとか、結構手間がかかるんですねとか...。
ただ水をかけているだけかと思った...と。
まぁザックリ言うと、確かにただ水をかけているだけです。
薬剤なんか使ってるわけでは無いので、本当にザックリ言うとですが『ただ水をかけているだけです。』(悔し涙)
気温、風向き、天候、氷の状態、太陽の位置などを計算して、量や角度や勢いを調整して水をかけているだけです。
去年はそれでも完全に手探りで色々な失敗をしました。
今年はもう慣れたもんです。
で、去年ではイマイチ分からなかった成長させる上での重要な事を分かったような気がします。
それは氷の声を聞く事。
水が染み込むのか、それとももう要らないのか、保持されるのか、溶かすのか。
いろいろな事を氷が教えてくれます。
その声を聞くと、水をかけるべきなのかそうじゃ無いのか、浮いているのかくっついているのかが分かります。
へんな話ですが、真面目な話です。
じゃあ氷がそろそろ登れるよーって言っているのか?と言うと、そう言う話ではないのです(笑)
氷の声を聞く事で氷の状態が分かるだけで、登れるかどうかを判断するのは我々です。
これから個人的に氷壁を作ってみたい方は声を聞いてみると良いかも知れないですよ。

新人の小屋番ジュラシックが休憩中に筋トレをして、せっせと筋肉を育てています。
望み通りの迫力のある筋肉を手に入れるのはいつになるでしょうか。
キャンディとジュラシックのマッスル、どちらが育つか密かに勝負しています。
2021年12月12日
余計な所が凍る
とても久しぶりのブログ更新です。
理由はとても久しぶりに鉱泉に帰ってきたからです。
さて、現在冬の風物詩のアイスキャンディを誠心誠意育成中です。
分かる人には分かる『そろそろ3面を凍らせ始めた』と言ったところです。
なるべく早くオープンしたいですが、焦る気持ちを抑えてちゃんとした氷壁に仕上げから皆様に登って頂こうと思います。
今年のアイスキャンディは芸術性を爆発させようと思い、休暇中に美術館に行って感性を刺激してきました。
こう見えて...と言うか、顔出しをしてないソリッドなのでどう見えているかわからないですが、美術館だの写真展だのを鑑賞すると言う高尚な趣味もあるんです、はい。
そんな僕ですが鑑賞し終わった後はもうヘトヘトになっていました(笑)
造る側も観る側も感性をフル稼働させているからでしょうか。
その点も含めて今年は登って良し、見て良しのアイスキャンディを造ろうと思います。
と意気込んでいて、早速ホースを凍らせました。
まだなんだか本調子ではない氷屋です。
安全確認は怠らないようにして、背筋が凍る思いをしないように作業を進めましょう、そうしましょう。

理由はとても久しぶりに鉱泉に帰ってきたからです。
さて、現在冬の風物詩のアイスキャンディを誠心誠意育成中です。
分かる人には分かる『そろそろ3面を凍らせ始めた』と言ったところです。
なるべく早くオープンしたいですが、焦る気持ちを抑えてちゃんとした氷壁に仕上げから皆様に登って頂こうと思います。
今年のアイスキャンディは芸術性を爆発させようと思い、休暇中に美術館に行って感性を刺激してきました。
こう見えて...と言うか、顔出しをしてないソリッドなのでどう見えているかわからないですが、美術館だの写真展だのを鑑賞すると言う高尚な趣味もあるんです、はい。
そんな僕ですが鑑賞し終わった後はもうヘトヘトになっていました(笑)
造る側も観る側も感性をフル稼働させているからでしょうか。
その点も含めて今年は登って良し、見て良しのアイスキャンディを造ろうと思います。
と意気込んでいて、早速ホースを凍らせました。
まだなんだか本調子ではない氷屋です。
安全確認は怠らないようにして、背筋が凍る思いをしないように作業を進めましょう、そうしましょう。
