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2022年03月

2022年03月28日

来る春、腐る春

昨日でアイスキャンディの営業が終わりました。

最終日の前日に春の嵐という、今年のアイスキャンディらしい波瀾万丈なフィナーレとなりました。

終わったばっかりですが、来シーズンはアイスキャンディ設立20周年なので色々と考えているところです。

もう一度言いますが、終わったばかりです(笑)


そしてアイスキャンディが終わったという事は夏が来るという事。

行者小屋の事も考えないといけません。


考えることばかりですが、花粉症の薬のせいかそれとも春の陽気のせいか頭がボケています。

あまりのボケ具合に違う病気を疑ってしまいますが、薬を沢山飲む癖があるので恐らくそのせいでしょう。

3度の飯より(合法の)薬が好きなので。


また夏山以前にしばらくの間は春山の期間が続きます。

春の陽気の影響で、雪が腐って脆くなったり滑りやすくなったりしています。

橋には細く高く雪が積もっています。

踏み外したりバランスを崩したりして沢にドボンしないように気を付けてください。

すれ違いの際も、良かれと思って避けたらそのまま滑り落ちるような事もあるかも知れませんので。


近年よく見られるのは道(トレース)のド真ン中で荷物を整理したりアイゼンを着脱している方が増えていると言う状態。

車だと、国道のド真ン中でトランクを開けてたりチェーンを巻いてるようなもんです。

避けようとして雪にズボッとならないようにお互いに注意が必要ですね。

僕も薬の飲み過ぎに注意します。


安全登山でよろしくお願いします。

暖かくなって雪はどんどん腐って行っていますので。

akadakekousen at 09:41|PermalinkComments(0)clip!

2022年03月23日

雪はもう降らなくて良いんだが...

まだ降るかい。

そう言った印象の南八ヶ岳です。

街では桜が咲き始めているところもあるそうで。

気温が20℃を超える日もあるそうで。

小屋で天気予報を見ていて『曇りのち雨』のマークを目にすると「ここもそろそろ雨かな」と言う気持ちになります。

が、しかし!

まだ雪が降る!

今年の冬の恐ろしさは降雪量と風。

「あー、夜に雪降るんだー。」と言う軽い気持ちで見ていて、朝ドアを開けると愕然とします。

昨日も雪が降っていて、今朝確認したら20センチほど積もっていました。

その上、風が強いので雪が吹き溜まり、多いところでは腿の辺りまで雪が新たに積もると言う状況です。

ドラム缶の上にもピノが出来ます。
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気温は今朝でマイナス9℃でしたが、日中は天気が良い時で5℃まで上がったりします。

少し表面の雪が溶けるような気温です。

その溶けた雪が夜に冷えて固まりモナカ雪と言う外側カリッと中フンワリの状態になります。

その上にまた雪が積もって同じことが繰り返される。

まるでミルフィーユのようになります。

足元のコンディションは良いとは言えません。

もちろん雪崩が発生する可能性も非常に高まります。

まだ雪が降っているから雪山を楽しめる...と言う感覚ではなく、春山の不安定な状態に雪が新たに降っていると言う感覚の方が正解かも知れません。


今年の冬に頑張ってくれた小屋番達もそろそろ任期満了で下山です。

春の陽気で暖かくなって来たせいなのか、街に戻れるからなのか。

どちらかは分かりませんが、少し表情がほころんできてます。

僕の予想だと恐らく後者ですが。

ちなみに僕は春の陽気のおかげで花粉症の症状に悩まされています。

薬を飲まないと鼻水が。

薬を飲んだら頭がボケる。

早く春が終わって夏が来てほしいと思っています。

まぁ夏が来ると言うことは夏山が始まると言うことなので、それはそれで...。


akadakekousen at 08:13|PermalinkComments(0)clip!

2022年03月14日

アイスキャンディの大事なお知らせ


今回はとても重要な内容です。

散々悩まされた寒さが一気に緩み、春先のような気温になってまいりました。

それによりクライマー及びビレイヤーの安全面を考慮して、アイスキャンディの半分を占めるエリアを登攀不可にする判断に至りました。

先週からの急激な気温上昇と日当たりが良い西面ということが影響して、氷の氷結状況が悪化してザラメ状になっています。
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アイスクライミングの熟練者であっても安全に登攀することが難しくなっている現況です。

アイスキャンディを使用中に事故や怪我は絶対に起こってはならないことなので、この判断にご理解をよろしくお願いいたします。

また昨日から新たにロープで囲っているエリアは落氷の危険性がありますので、絶対に立ち入らないように、重ねてご協力をよろしくお願いいたします。

立ち入り禁止エリアはアイスキャンディ使用時に受付でも説明いたします。

アイスキャンディ営業は、3/27(日)が最終日となりますのでよろしくお願いします。



ここからはどうでも良い話ですが、先日潜水艇で深海まで潜ると言う番組をテレビでやっているのを見ていた時の小屋番の会話です。

ナレーション「深海まで潜っていきます...」

小屋番『登る分には良いけど、潜るのは怖いなぁ...』

ナレーション「潜水艇内の室温はなんと3℃」

小屋番『へぇー、結構暖かいんだ』

ナレーション「厳しい寒さです」

小屋番『あ、そっちか(笑)マイナス15℃とかだったから感覚がおかしくなってたわ』

現在の気温はマイナス5℃。

潜水艇より寒いですが、日光などを考えると氷を溶かすには十分な暖かさです。

雪もビチャビチャになりくっ付くのでチェーンスパイクなどを脱がしてきます。

その上踏み跡は踏み締まって滑りやすいです。

寒さは緩みましたが、足元は少しコンディションが悪くなってきてますので気をつけてください。

安全登山と言う言葉と心得を忘れないようによろしくお願いします。


akadakekousen at 11:22|PermalinkComments(0)clip!

2022年03月05日

今年の冬は厳しい

お久しぶりです、ソリッドです。

子供の時に流行った質問ですが、皆さんは無人島に行くとして何か一つだけ持っていけるなら何を持っていきますか?

僕は角スコップです。


この冬はブログの更新頻度が劇的に落ちていました。

その大きな理由として、気温も低く降雪量が多かったからです。

久しぶりに冬山らしいと言えば良いイメージですが、逆にここ数年で冬山を始められた方には非常に厳しい状況でした。

そんな事もあって、ちらちらブログの下書きまではしていたのですが、どうしてもネガティブな内容になってしまうので投稿まで至りませんでした。


冬山は舐めてたら危険であると言う事はもちろん、ここ数年の冬山で揃えた装備では耐えきれない可能性もあります。

僕自身、今までキャンディのメンテで使っていた流行りのゴム手袋は、今年のキャンディのメンテでは使い物になりませんでした。

まだしばらく冬山は楽しめますが、防寒対策などをもう一度見直す必要があるかも知れませんね。


そんな冬でしたが、雪が大量に降り積もったのはなにも山だけではありません。

行者小屋の屋根にもズッシリと積もりました。

この数日であらかた除雪をしたのですが、予想通り大変な作業でした。

排雪口などがない為、どかした雪の行き場がなくなると言う状況に陥ります。

そんな時は角スコップで遠くにぶっ飛ばします。

北アルプスの小屋番時代に散々やってきた作業です。

割と好きな作業ですが、好き嫌いとか得意不得意なんてレベルはとっくに過ぎました。

まるでゾンビのように何も考えずに雪に襲いかかるだけです。

頭の中で同じ曲がひたすらループし始めてからが除雪の本番と言っても過言ではないかもしれません。

スノーダンプで掻き出したりもしますが、捨てる場所に困った時はやはり角スコップに限ります。

圧倒的な信頼感です。

そんな訳で、冒頭にのべたとおり無人島に持って行くなら角スコップです。

もし角スコップがダメなら?

その時はNintendo Switchを持って行きます。


どうでも良い話ですが、角スコップと途中まで打ち込むと途中の予測変換で角刈りという言葉が1番最初に出てきます。

よく分からない親切心です。

akadakekousen at 15:30|PermalinkComments(0)clip!
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