2017年07月31日
スロウvol.52
スロウvol.52が出版されています。
巻頭特集はチーズ。アニマルウェルフェアに基づいた放牧牛や、羊や山羊、水牛のチーズなどなど、北海道のチーズって多種多様。どれも食べてみたい!
酪農家さんがどれほどこだわって牛を飼い、乳を搾っても、集荷されてしまえば他の生乳と混ぜ合わされ、単に「リットル当たりいくら」の価値だけになってしまいます。それに疑問を持ち、あるいはやりたいことを追求した方々の特集です。
読んでいて、どの酪農家さんも楽しそうにお仕事されてるなあ、と思いました。自分がかけた労力が、そのまま結果として見える仕事なのだから、さぞかしやりがいがあって楽しいに違いない。
酪農だけの話ではないけれど、どれほど丁寧な仕事をしても、そうでない仕事と一緒にされ正当に評価されないことは平等ではないし、それが続くと「安定」→「停滞」→「衰退」に繋がるのだと思います。
後ろの方のページでは、帯広畜産大学について、Y先生の取材記事が掲載されています。
なぜスロウに畜大か?というと、「畜大卒業生はそれぞれ存在感のある働き方をしている」それはなぜか?ということで取材されたようです。
確かに畜大OBって、皆さん我が道で楽しげにお仕事されている方が多いかも。まわりの評価なんて気にしない。金や名声、どうでもいいのだ(笑)
「畜大で学ぶと、なぜそうなるのか」のヒントが書いてあります。私自身、大変興味深く拝読いたしました。
畜大OBの皆さんも、そうでない方も、ぜひお読みください。
最終ページの「とりのはなし」もよろしくどうぞ〜。