2007年06月26日

自己満足パンツ

「すいませ〜ん、Tさんのおトイレ最近失敗も少なくなってきてますし、リハビリパンツから布パンツ(ブリーフor失禁パンツ)対応にしたいんですけど、家にあったら布パンツ持ってきてもらえませんか?」
Tさんの家族に依頼してみた。

Tさんは現在リハビリパンツ+パッド対応。
日中尿漏れはほとんどなく、失禁もパッド内におさまっている。
日中はトイレに歩行器を使い自分で行き、時々介入してパッドの確認・交換をスタッフがさせてもらっている。
こんな現状が続いていた為、居室担当の自分としては「布パンツでも問題ないんじゃない?蒸れないだろうし」と考えていた。
そして、そのつもりで方向性を導き出しケアを行っていた。

丁度Tさんの奥さんが見えたので話を切り出してみた。
家族も布パンツになってくれるの喜んでくれるかなぁ、と淡い期待なんかも込めて。

…でも、奥さんの反応は少し違った…

「家に戻った時に失敗をする事があると思います。以前も自宅でそうでしたから。」
「自宅では布パンツは使えないんです。出来る事ならリハビリパンツ対応を続けて下さい」

自分は大事な事を忘れていた。
排泄が向上すればそれが良いケアだと勘違いしていたかも。
でも、大事なことは家族・本人・関わる僕らの思いが共有する事。
家族の一言を聞くまで気付けなかった自分が恥ずかしくなった。
自分は自分の満足感の為だけにTさんの排泄を考えていなかったか?
恥ずかしながら、思いの向こうにある家族・Tさんの生活の継続性に目がいっていなかった。

確かに施設ではスタッフも入れ替わり休みを取ったり、何人も協力してTさんを見ることができる。
でも、在宅に戻った時に果たして奥さんは同じ事を出来るのだろうか…
休むことなく続く介護生活を…

正直まだ自分の中で迷いは小さいけどくすぶっている。
リハビリパンツとパッドの併用で、失敗したときの保険を多くしておきたい気持ちは良く分かる。
でも、施設の介護職集団の中で同じ事をやっていいのだろうか?
でも、家族の意向を尊重したケアを行いたい。自己満足のケアにならない為にも。

自分が最初に家族・本人とよく話しをしていなかったのが最大の問題だっただろう。
今の迷いは自分のエゴの中でもがいている迷いだろうな。
これは折り合いをつけとかんといかん!自己満足にならんように。
そして、同じ失敗を繰り返したらいかん!
もっと家族・利用者と話をしないとな☆

もしかしたら話すことで新しい可能性も見えてくるかもしれん。新しい発見もあるかもしれん。
そんなサインを見逃さないスタッフになりたいですわ。

パンツ一枚…奥が深い!!
自己満足より、共有満足へ☆

akahone250 at 19:59│Comments(0)TrackBack(1)clip!

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1. 尿漏れの原因と対策  [ 尿漏れの原因と対策 ]   2007年06月29日 02:46
尿漏れの原因と対策について考えたいと思います。尿漏れ、若いころはあんまり馴染みのない言葉ですが、年をとってくると、けっこう気になる言葉に入ってきますよね。

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