岩見
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毎日新聞/岩見隆夫…言ってない→調べてみると…


5/30の毎日新聞に掲載された岩見隆夫氏のコラム<近聞遠見>。鳩山由紀夫民主党代表の『「殉じる」とは言ってない』発言に関して、おわびが出された
1 名前: しいたけ ◆I.Tae1mC8Y @おじいちゃんのコーヒーφ ★ [sage] 投稿日: 2009/06/13(土) 08:52:48 ID:???0

5月30日の当コラム

<「殉じる」とはいってない>について、読者のご指摘もあり調べたところ、
鳩山由紀夫幹事長(当時)が3月29日のフジテレビ系<新報道2001>に出演、
「(小沢一郎代表に)殉ずる時は殉じますよ」と発言してしていたことがわかりました。
筆者の記憶、調査が不十分だったための間違いで、深くおわびし、訂正します。

元ニュース
「殉じる」とは言ってない=岩見隆夫
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20090530ddm002070078000c.html
【毎日新聞】岩見氏「(麻生が)またやったなと思った。鳩山氏は『小沢に殉じる』と言ってない」→でもググると言っていたことが判明★3
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1243785742/l50

ソース画像
http://file.a9bqmeygvg.blog.shinobi.jp/bc63ac7b.jpg

 ガジェット通信が毎日新聞に取材し、13日に「筆者の説明を掲載する予定」と答えていたのだが(【鳩山発言】毎日新聞と『毎日jp』の記事に誤り? 6月13日の朝刊で筆者の見解発表)、と〜〜〜〜っても小さくかつろくな説明もないままだった

 てっきりコラム<近聞遠見>に多くを割いて、触れるのだろうと思っていたので、腰砕け。「筆者の記憶、調査が不十分だったための間違い」というのも説明かもしれないが、説明にはなっていないと思う

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くーりえじゃぽん
 人は自分の見たいもの、都合のいいものを率先して選択する。クーリエジャポン7月号【特集:さよなら 新聞[ジャーナリズム]】にも出ていたが、リベラル・保守と限らず人は自分の考えに近い意見にばかり触れたり議論を交わしたりして、ますます自己の考えを強化する傾向がある。自分にとって耳障りのよい繭の中に籠もっていた方が心地よいからだ。快適な繭に包まれて自分と異なる意見に接していないと停滞を起こして進歩が無くなってしまう。私自身を顧みても、普段訪れるサイトやテレビ・新聞・雑誌が偏っていて、繭の中に籠もっていることを実感する

 世の中に動向や権力の監視し私たちに伝えてくれる役割をマスメディアは担ってくれてきた。例えば昨今で言えば日本郵政の人事で鳩山総務相が更迭されたが、一般人にはわからないその舞台裏を伝えてくれている。辞任直後の新聞社の記事を眺めてみよう。速報性ではテレビ・ラジオには負けるが、それを補うだけの各紙の工夫が伺える

 読売新聞は社長交代の動きがあったものの、小泉元首相や竹中元総務相の働きかけで続投が決まったことを伝えてくれる
首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込め
が毎日新聞によると、「渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長兼主筆」が社長交代に動いていたことが伝えられ、
鳩山総務相更迭:西川氏謝罪で続投案 最後の妥協策決裂
産経新聞によれば、交代は「前日本経団連会長・奥田碩」氏らの動きなど状況が面白い
更迭劇の舞台裏 「けんか両成敗」か「鳩山切り」か
朝日新聞はもっとも特徴がなくつまらないのだが、それなりに
英断か暴走か 「鳩の正義」どう見る 鳩山総務相辞任

 各社それぞれ特徴があり更迭に至るまでの状況が面白い。週末の一週間のまとめ番組ではなく、日々のテレビニュースでは30分〜2時間ぐらいという時間制約があり、なかなかこのような舞台裏は伝えてくれない。たとえ放送していたとしても放送時間がだいたい被っていることが多いのだから、見比べることも難しい。新聞の持つ取材力や分析・解説力の底力だろう。一紙だけ見ていては話のそこは見えてこない。複数の意見・情報に触れることの重要性を感じる


 岩見氏の<おわび>にもう一度立ち返ってみよう。異なる意見や知見に触れる機会を与えてくれるマスメディア≒ジャーナリズムにキャス・サンスティーンが言うところの「社会の接着剤」としての機能がある。その機能に期待したいのだが、肝心のジャーナリズムを担っている人たちが「繭の中」に籠もっているのではないかと思ってしまう。今回の話題の元となったコラムは毎日.JPからはすでに削除されているし、「筆者の説明」は説明の体をなしていない。一般消費者の期待している社会の木鐸としての公平性忘れてしまっているのではないだろうか? 「人は自分の都合のいいこと率先して選択する」から岩見氏をバッシングするのはある意味酷かもしれないが、彼自身は自他共に認めるジャーナリストであり、報道倫理というものをもっとも考えなければならないはずである

 ジャーナリズムが公平性を失う地盤沈下を起こしたとき、権力・行政・企業の腐敗の監視がおろそかになってしまう。例えばアメリカでブッシュ政権誕生に右派メディアが後押ししたために、軍事・エネルギー産業ばかり潤ったアメリカは底が抜けてしまい、今日の経済危機が世界を襲ってしまった。まだ日本は経済的に底が抜けてしまった状況とはいえないが、このままジャーナリズムが地盤沈下を起こしたままなら奈落の底に一直線と向かってしまうだろう