ef58116f.jpg ローレンス・レッシグ著:『CODE VERSION 2.0』翻訳:山形浩生・翔泳社刊(以下邦訳版)はインターネット時代の法を考える上では欠かせない書物である。インターネット時代の法のあり方を世間に突きつけ、刺激する。そして今日のwaiwai問題を考える上で非常に有益である。レッシグは「規制された自由言論こそ民主主義を構築すると」。一見矛盾した説に思えるが、彼は微に入り細に入った事例にて説明を行い、「規制」とは簡単でありなにも恐れることなく実行でき、安上がりな方法であることを説いていく。インターネットなど、IT側から現実世界へとその「規制」のたやすさを広げていき、規制を行ういくつかのエレメントをコード(CODE)という概念に昇華させる。そう、コードを規制することが自由言論を守礎だととく。ここまでは第六章まで読み進んだ私の理解だ。今現在CODE VERSION 2.0を読み進める作業は滞っている(その理由は後に述べる)。もしかしたら、最終章まで読み進むと、レッシグは私の予想を覆すかもしれない。だが、第三部の冒頭(第六章)まで読み終え、後書きを読み、ブログ論壇の感想を観察する限りは私の理解は間違っていないと思われる

 自由言論が規制を受けると言ったのは、レッシグだけではない度々取り上げた、キャス・サンスティーン『インターネットは民主主義の敵か』でも証明されている。両者はアプローチこそ違え、同じ結論にたどり着いている。私は信じている。規制されるコードにより自由言論は守られ、民主主義が確立すると続きを読む