2009年02月

2009年02月28日

雪の日の喫茶店

k2外観
09.02.28(土)記

昨日は、ずっと人に会っていた。次年度の人事や組織のありかたなどを相談しながら自分の持つ結論に誘導していくのだが、相手の思いもあり、自分の方を修正することも必要であって、なかなか難しい。一人と折り合っても次の人がまた、違う角度で意見をのべると、先の「共通解」が根底から水泡に帰すことがある。
 
 でもそのうち、こつが掴めてきた。一人一人との間の結論をファジーにして次へ進むと良いのである。「ご意見を含め、他の方とも調整させてくださいね」と言い分を聞いた上で、その場を保留にしておくのである。最後は「こうして皆さんのご意見をお聞きしたら、会長にご相談して決めさせて頂きます」と言うと、皆さん反論しないものなのだ。

 で、最後は会長に「皆さんいろいろ、おっしゃっていただきましたが、概ね、こういうことになりました」と決め打ちすると、大概はそこで決まる。

 気がつくとものすごい雪がすごい密度で降っていて、頭も疲れたので行きつけのひとつである「喫茶k−2」に寄ってコーヒーを注文する。常連だから座ったらいつもの銘柄でコーヒーが出てくる。
k2コーヒー

 このお店は、観光客が全く来ないので静かであり、山岳写真や山の絵が壁を飾っていて、音も環境音楽風で森の小鳥の鳴き声などが聞こえている。



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2009年02月21日

ゆうべの吹雪で、

43884975.JPG夕べの猛吹雪でうなり声のようなすごい音がしていてよく眠れなかった。雪はねを覚悟していたのだが、6時半に起きたときにはもう息子がやり終えていた。とてもありがたい。でも私の存在理由はまた希薄になってしまう。息子は初老の父親をかばっているのだろうか?

で、外に出ると家を出てすぐのところに車がスタックしていた。運転手がおらず、救助を求めて車を離れているのだろう。夕べの風で吹き溜まった雪の中で身動きできなくなったのだろうが、こんなことは初めて。

トピックス
新聞をみると、東証株価指数の終値がバブル後最安値と報じている。これで止まらぬ雰囲気の中、日本売りが加速化する恐れとの事、オバマの思い切った経済浮揚策にも米株価は反応せず、逆に銀行の国営化を過剰に警戒して下げている、そうした中で円安が94円台に進んだのは「先進国中で最悪の日本経済」とされているからとの事。政治の迷走も大きいのだ。
遼君

明るいニュースはないものかとさがすと、石川遼君の米ツアー初参加が苦戦しても大きい明るさを提供していた、あとは、サムライジャパンの順調な調整ぶりがもう2週間もないWBCの開幕を期待させてわくわくする。





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2009年02月18日

けせらせら

1ef30faa.jpgけせらせら
  太平7条-5-2-5
  電話不明 木休

昨年9月に出来たお店。店名の由来を奥様(だろう)に聞くと「店主の人生観なんです」と答えた。奥で旦那(店主)が笑っている。「おすすめは?」ときくと、「あの、塩なんです」

 若夫婦そろって感じの良い接客は事前情報の通りである。しかし、私はきっぱりと醤油ラーメンを頼みあたりを見渡すとカウンターに小上がりで15人ほどのキャパであり内装も力まずセンスが良い。

ラーメンは白濁していて醤油の色と交じり合って味噌ラーメンに見える。スープは大変うまかった。こくがあって後口のよい、品のよい味である。醤油も変に個性を主張しない穏やかな味であり、あっさり味の出汁とマッチしている。やわらかく、旨いチャーシューが載って、メンマ、万能葱、それに半熟卵がついていて仕上げにかいわれ大根が添えてある。

だしの素性がわからずに首をひねるがやはり判らずじまいであり、連れの塩ラーメンスープをちょいと失敬する。「うーむ、これは旨い!」と口に出た。塩がおすすめとはよく言ったものでまろやかなうまさが口に広がっていく。幸福感がやってきた。

ここは、一流店になる! 料金を払いながら率直に店主に聞いてみたら「鶏だけを使っています」と教えてくれた。鳥の持つ奥行きのある旨さに驚きながら店を出た。


2009年02月14日

れきけんフォーラムと雪あかりの路

5c17697d.JPG 今日は、運河プラザで「北海道れきけんフォーラム」が開催された。道内の歴史的建造物の保存再生を考えるというテーマである。北大の建築史意匠学研究室の角幸博教授の基調講演に続き全道から集まったNPOや任意団体など地元の人々が思い入れる建物を苦労しながら維持、修復し活用させる実例を発表し合い会場は熱気に包まれた。

感心するのは、このような地味でマニアックなテーマで果たして人が集まるのかしら?と思っていたのだが、100名ほども集まって会場があふれたのに驚いた。

損得じゃなく、郷土の思い入れの建物だったり、古くて価値のある建物ならば壊してはいけないという思いで専門家に相談したりして、ほとんど手弁当でそれこそ熱心に成し遂げてきた実績の数々に頭が下がる。同時に最早、損得では生きていない人々がこんなに裾野を広げているのか!という驚きとともに、時代が間違いなく次のステップに差し掛かっていることを知った。

雪あかりの路も明日で終り。前半は雪にたたられ、後半は暖気に泣いた。昨日の雨は雪山を20センチも低くして、せっかくのスノーキャンドルも雪が汚れてきて精彩を欠く。

ワックスボウル2

それでも、スタッフの知恵で、雪に穴を開けてワックスボウルをおき、ろうそくに火を入れると雨風に負けずに美しく表現できる。明日もスタッフたちは最後の頑張りでこの美しいイベントを締めくるだろう。


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2009年02月10日

べす

8a920043.JPGアジアンスープカリー
べす 北郷5−9-1−1

(2003・4月)
ラーメンで有名な「武蔵」の一軒おいて隣と言う場所に昨年出来たお店。おしゃれなエスニックの隠れ家的な店内は20数席ありそうで、奥まった席に座ると何だか嬉しかった。細い縦長の嵌め殺しのウィンドウがあり、外が覗けるのだ。外からは気づかないだろう。雑誌で見たチキン野菜カリーを頼み、辛さは上から2番目の爆辛にした。10分足らずで出てきたそれはきれいに盛付けされていた。茄子、オクラ、ベビーコーンなどをはじめ10種以上の野菜がはいっていて豪華だ。このビジュアルの美しさはこれからのレストランではとても大切な要素である。「おお、旨いけれど辛い」と思った。聞くとカイエンペッパーにピッキ-ヌをミルサーしてあるという。
頑張って食べ進むと「辛いけど旨い」に変わってきた。スープそのものが旨いという「らっきょう」タイプのカリ―でどこか庶民的な味わいがする。ピカンティの深さはないが、本音の満足感がある。隠し味に醤油かナンプラーか使っているようなそんな感じである。総合点の高い店であり、私のベストテンに入ってきそうなお店である。
                  ↓
べす カレー
(2009.1月)
久し振りに行くと大変な繁盛店になっていて、入り口で30分も待たされた。中は小部屋を形成していた仕切りが取り外されて席数が増えている。で、相変わらず旨いスープカレーであり6年前の印象が蘇る。「べすが一番旨い!そう思いませんか?」という人を知っているがよくその気持ちがわかる。が、ひとつだけ私の思いを言わせてもらうがべすだけの強い個性が感じられないのだ。徹底的なバランスのよさで出すスパイスミックスだと思う。だから、麻薬のようにひきつけるサムシングを期待する私の「行きつけ」のお店にはなっていない。ベンベラにも村上にもヴォイジュにもそれがある。エスにも天竺にもそれがある。もちろん、べすのこれほどの旨さは、大繁盛店にふさわしいからコメントしているのだが。





2009年02月06日

雪あかりの路スタート

942ebd00.JPG 雪の中を立てひざで夢中でスノーキャンドルを作っていたら、中国人の夫妻に写真を撮られた。面白いのだろうか?

 とにかく5時の点灯時間に間に合ってほっとし、開会式に飛んでいった。開会式の後はここ運河プラザにどんどん人が入ってくる。特設の点心ショップと蕎麦屋が繁盛し始めた。喫茶も忙しそうであり、こちらは地場の客がくつろいでいる。

 中庭ではJTBの作ったカメラスポットの小売のオブジェが美しく、三番庫ギャラリーではおたるの硝子工房が競い合って作製した作品がところ狭しと並んでる。
ワックスボウル

前庭では赤井川の若者集団が、豚汁やポタージュになぜか越冬キャベツなどを売っていて人気だ。

 札幌が今日は雪降りで、その影響か人出が物足りぬが、とはいえ、無事にこの大イベントが立ち上がってほっとしている。 さ、堺町を見に行こうとおもう。初めて商店街がひとつになって営業時間延長をしたので「堺町会場」を新設して応援しているのである。
硝子の作品

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