「将棋ウォーズ初段を目指すにはどう勉強したらよいのか?」
というテーマで以前「継続しやすい勉強法」について、大人になってから将棋を始めた方を対象に記事を書きました。

将棋ウォーズ初段を目指す勉強法
http://blog.livedoor.jp/akane_shogi/archives/12274078.html

本記事でも私の考えを述べていきますが、鵜呑みにせずに自分の中で消化してから参考にするなり実行するなりしていただければと思います。

人によってばらつきはありますが、将棋ウォーズ2級が一般的に一つの壁ではないでしょうか。
この辺りの級になってくると急激な昇級というのは基本的になくなってきます。
棋力を上げるために必要なことというのは人それぞれですが、よくあるのが「読みを入れずに直感で手を選ぶ」ことで負けが重なっているケースです。
ネット将棋は基本的に持ち時間が少なく、一手一手にそれほど時間をかけられないので、どうしても読みが途中でも「えいや!」と指すことが増えてきます。
また、2級くらいになってくるとだいぶ将棋にも慣れてくるので、慣れによる油断から一切読みを入れずに思い付いた手を指すことも増えてきます。
何も考えずに不用意に指した手が起点となって悪くなってしまった・・・こういったことに心当たりはないでしょうか。
直感で手が見えるというのは、自分の中に蓄積された経験や知識からくるものです。
経験や知識に乏しい級位者のうちにこれをやってしまうのは、棋力向上の妨げになるケースが多いです。
級位者のうちは「一手一手じっくり考える」というクセを付けることが何よりも重要だと私は考えています。
しかし、ネット将棋に限らず対人戦だと、どうしても持ち時間を設定する必要が出てきます。
持ち時間が無制限で一局に何時間かかっても笑顔で許してくれる友人がいれば、そんな有り難い話はありませんが、そういったことはなかなか実現しないでしょう。


◇ ぴよ将棋を使って読むクセを付ける

従って、「一手一手じっくり考えるクセを付ける」ために「ぴよ将棋」を使います。

ぴよ将棋
https://www.studiok-i.net/android/piyo_shogi.html

ぴよ将棋は使っている方も多いと思うので説明は不要かと思います。
CPU相手であれば一手にどれだけ時間を使っても怒られることはありません。

初手から投了に至るまで、とにかく丁寧に一手一手読みを入れていきます
指したい手が瞬時に見えたとしても、常に「これが定跡手だけどこれで本当にいいのか?」「この手が見えるけどこれで本当にいいのか」と自分に問いかけて確認してから指すことが重要です。
慣れていないとこの作業はとても大変で、途中で集中力が切れてしまうこともあるかもしれません。
その場合は対局を中断し、翌日なりまた時間ができたときに続きを指せばよいのです。


◇ 対局が終わったら感想戦

そして、対局が終わったら必ず対局を振り返って反省をしましょう
まずは将棋ソフトを使わずに振り返り、その後に技巧2Apery などの将棋ソフトでより深い検討を行っていきましょう。
いきなり将棋ソフトで検討を始めてしまうと、やはり自分で考えるクセが付かなくなってしまうので、あくまで自分で考え抜いてから違う視点を入れる意味で将棋ソフトを活用するのが最も効果的だと思います。


◇ 自分に足りないものを明確にする

対局および振り返りが終わったら、自分に足りないものをリストアップしていきましょう。
それをベースにどんな勉強をしていけばいいのか指針を立てます。
これによって勉強に対する動機が生まれます。
「とりあえず定跡を勉強しよう」「とりあえず棋譜並べをしよう」といった勉強の仕方が一番問題で、目的意識がないので身に付く知識は圧倒的に少ないです。
実戦で課題を明確にしてから勉強に取り組めば、目的意識が違うので集中力も変わってきますし、どこを押さえればよいかポイントも明確なので、勉強の効率はずっと変わってきます。