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「データジャーナリズム実践:Googleを使って社会を読み解く」に参加してきました

昨日、日本ジャーナリスト教育センター主催のワークショップに参加してきました。
 
テーマは「データジャーナリズム実践:Googleを使って社会を読み解く」。講師は「次世代マーケティングリサーチ」の著者であるマーケティングリサーチャーの萩原雅之さんでした。イベント詳細はこちら


前半は萩原さんからマーケティングリサーチについてのお話(前回のイベントでのお話のダイジェスト)、後半は実際に手を動かしてみようということで「Google insights for search」と「Google Public Data Explore」を参加者各自のPCで使ってみました。

このGoogleが提供している2つのサイト、存在は知っている方が多いかもしれませんが実際に活用している方は少ないのではないでしょうか。私もそうだったのですが、使ってみるととても面白かったです!

以下、少し解説してみます。
 

■Google insights for search

地域や期間別に検索ワードのトレンド分析ができるサービス。
google trendの進化版のような感じですね。

例えば、こちらは今回のイベント主催の赤倉さんが作ったグラフ。地域は全世界、期間は2004年から現在です。
ソニーサムスンに対する世界の関心の変化がすごく分かりやすいですね…!




こういった形で「検索」を手がかりに社会の関心の変化を見ていけるサービスです。地域を日本にすると、県ごとにトレンドを調べることもできます。 


※グラフ上の数値は、「検索数」ではないです。
詳細:グラフの数値は何を意味していますか?




■Google Public Data Explore

公表されている様々なデータをグラフ化できるサービス。

例えばこちらは縦軸が「出生率」で横軸が「平均余命」のグラフ。
 

左下の再生ボタンを押すと1960年からの各国の変化を見ることができます。右下の「出生率が低く、平気余命が長い」ゾーンに各国とも移動していっているのが分かります。(日本とガーナとフィリピンにラベルを付けてみました。)


このサービスはもともとハンス・ロスリングのGapminderが作っていたものをgoogleが買い取ったらしいです。前にこのブログでも紹介しましたが、ハンス・ロスリングの統計データにかける情熱はすごいです。最近NHKの「スーパープレゼンテーション」でも彼のプレゼンが紹介されたようですね。

彼のプレゼンで一番有名なのはBBCで放送されたこちらかと思います。まだ見てない方はぜひ!

「200ヶ国の200年の変化を4分で」


縦軸が寿命、横軸が所得です。




■Google correlate

その他Googleのデータを可視化するサービスではgoogle correlateが紹介されていました。correlateは「相互に関連がある」という意味で、このサービスの説明には「Google Correlateは現実世界のトレンドと関連のある検索パターンを見つけ出します」(Google Correlate finds search patterns which correspond with real-world trends.)と書いてあります。

例えば、日本で起こった地震の回数の時系列データをこのサイトにアップロードすると、類似パターンの検索クエリデータを出してくれる、という感じです。説明難しいので実際に使ってみます。

まずデータを用意するんですが、ちょっと面倒ですよね。そんな時は「Search by Drawing」を使います。こんな風にグラフを書きます。2011年の真ん中あたりをピークにしたグラフにしてみました。地域は日本です。
 
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そうすると、それと似た形の検索クエリ増減傾向のデータを出してくれます。

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「スカイプ 使い方」が一番似ていたようです。
この2011年の半ばを頂点とするグラフの形状は、ここ数年のスカイプの認知度向上に加え、震災直後に携帯電話が通じなくなった事が関係していそうです。

その他、キーワード検索もできます。
例えば「iPhone」を入力すると、「iPhone」と一緒に調べられている単語が分かります。(Googleサジェストっぽい感じですね)

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あと個人的に、googleが作っているものではこれらのサービスも便利だなと思います。

・Google Ngram viewer
http://books.google.com/ngrams/
過去数百年分の文献に出てくる単語の出現頻度をグラフで見ることができるサービス。

関連記事:過去数百年の言葉の盛衰が分かるGoogle Books Ngram Viewer(英語の本のみ)



・Google Think Insights
https://www.google.com/adplanner/#siteSearch 
マーケティング関連のデータ、ツールサイト。サイトのPVや訪問ユーザーの性別、学歴、年収などが分かるAd Plannerが便利です。

関連記事:グーグルはなんでも知っている! 公開された「Think Insights」に仰天!|DIGITAL DIME デジタルダイム



最近話題の「ビッグデータ」のすごさをこうして個人でも手軽に体験できるのってありがたいですね。
改めてその事を実感したワークショップでした。
講師の萩原さん、運営の皆さま、ありがとうございました!




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