2007年02月01日

「ハリーポッター魔法のブランド術」


  • 著:スティーブン・ブラウン 訳:杉 美春
  • 出版社:ソフトバンク クリエイティブ
  • 定価:1575円(税込み)
ハリー・ポッター 魔法のブランド術
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書評データ
良い着眼点でなるほどと思わせてくれる部分もあるのだが、正直
翻訳が悪い。略歴を見ると文学部文学科仏文学専攻。あぁなるほどと思いました。
 
例えば、日経BP社で出すビジネス書だとこんな堅苦しい文体では翻訳されないと思います。なんというか悪い翻訳の見本みたいなバリバリ翻訳調。その上に、ビジネス書という感じがしない。
 


その上、この作者もわかりやすく書こうとしているのが裏目(と信じてみるのだが)に出て、奇妙な思い込みを酷使した調子っぱずれの三段論法もどきの説をバンバンと酷使してくれます。
 
ハリポタの作者のJ・K・ローリングさんの作中のネーミングセンスとかきっとマーケッターとしての素養はあるんだろうとそれは認めちゃいますが、それであれだけの世界的人気は説明できないと思います。
 
正直、この方の述べているマーケティング論は古い感じがします。第一、日本でのブームはまだまだ大きいとは言え、一時期ほどの勢いはなく、また映画でもハーマイオニー役の方が次回作は役を降りるという情報(未確認)まで駆け巡っている状態では、まだまだ一般的には勢いがあるとは言え、時代を引っ張るような勢いはなくなっていくと思います。
 
「指輪物語」、「ナルニア王国物語」と世界三大ファンタジーのうちの二作が映画化の結果、世界的に大ヒットを飛ばした今、また、「エラゴン」のような新作ファンタジー(狼に関する新作ファンタジーも映画化が言われています。このシリーズは、児童文学者に評判らしいです)も続々と発表されていきます。となると今までのようなファンタジー映画=ハリポタのような図式は崩れていくと私は思いますが、その点もノーコメント。
 
着眼点は面白い本なんですが、ソフトバンクさん。お金があるのだからもう少し翻訳などにお金をかけて頂いて良い書籍を発売して欲しいなぁと思います。新書のシリーズはちょっと面白いメンバーで切り口も面白いのでいつも読ませて頂いていますが、この本はちょっとあまり本をけなさない私でも点は辛めになってしまいます。
 
この本は「本が好きプロジェクト」の一環として書評をアップさせていただきました。ただ、この本を読んで損をしたとか不快だったとかそんな感覚はございません。なんだか惜しいなぁ、私はそう感じました。
 
今日はオタクなパート書店員のBLOGに来ていただきましてありがとうございます。
 
実は「海洋堂クロニクル」に関してアップしようと思っているのですが、なんだか書くことが多すぎて(苦笑)書けません。もうしばらくお待ち下さいませ。食玩は終わった、日ごろそう感じていたことを内部の方々に語って頂いてみて、感じたこの感覚をちょっとどう表現してみようか悩んでいるところです。あわせて新国立美術館の展示について語れたら語ろうと思います。


akaruisora0123 at 00:00│Comments(2)TrackBack(1)clip!

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便乗本がどういうものか、身をもって教えてくれる一冊 ★☆☆☆☆ 私が、『ハリー・ポッターと賢者の石』の出会ったのは、日本ではほとんど話題になっていない時で、あまりのおもしろさに家族や友達に薦めて回ったものの 

この記事へのコメント

1. Posted by 臼井正己   2007年02月06日 05:41
4 下降→書こう

ハリーポッターより『只野仁語録』に興味があります。まだ出版の企画すらないようですが…。あの漫画、いいセリフがたくさんあるんですよね。

『国会の品格』が1月の月間ベストセラーの2位くらいに入っていました。まだ売れているんですね。流行語大賞効果なんですかね?
『創』を初めて買いました。出版社の徹底研究という特集に興味があったので。
面白かったです。
2. Posted by 明るい空   2007年02月06日 06:53
臼井さん

あらら間違えたままですみません。直しておきます。

『国家の品格』は年始番組に藤原氏が出演なさり本のことなどをいろいろと話されたということで、1月の売り上げは、それはもう書店員がビックリする勢いでした。

このところ忙しくて『創』最新号はまだ見ていません。その特集記事面白そうですね。

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