2009年05月16日
「GOEMON」は日本の「レッドクリフ」になりうるか
映画監督というより宇多田ヒカルの元夫としてのほうが有名な紀里谷和明の2作目の監督作品である「GOEMON」。公開前から話題になっていたが、けっこうヒットしているようだ。公式サイトを見ると「満員御礼上映中」となっている。僕はまだ見ていないが、試写会行った人がけっこう面白かったとというメールがきてとたんに気になりだした(今日は仕事なのです)。紀里谷監督は元々PV出身の映像作家で、監督デビュー作の「CASHERN」は作品的にも興行的にも散々の出来だった。もともとCGを駆使し自分の映像に酔ったような演出をする人なのだが、莫大な制作費と豪華なキャスト(主題歌は宇多田ヒカルだった)キャシャーンというアニメのキャラクターを好き勝手に自分流のストーリーにしてしまったような作品だった。その紀里谷監督の5年ぶりの映画は前評判も高くプロモーションにもお金をかけている。
「GOEMON」とは日本人なら大抵知っている歴史上の大泥棒、石川五右衛門のこと。この映画は戦国時代が舞台なのだが霧隠才蔵、豊臣秀吉や織田信長といった歴史上の人気キャラクターを、実在、架空を問わずに勢揃いさせて時代背景も何もすべてアレンジしているらしい。さしずめ任天堂のゲームの中の世界のような感じなのだろう。
背景はすべてCGで作られており、背景も何もないスタジオの中で演技していた役者たちは完成してから本編を見てびっくりしたそうだ。あくまでも予告編を観ただけの想像なんだけど、架空の戦国時代のビジュアルはおそらくカッコよく仕上がっているだろうし、役者の顔までCGでいじってると思うくらいすごいメイクになっている。そういえばポスターとか見ても主演が江口洋介だとは気がつかなかった。
「GOEMON」は公開前から海外から配給のオファーが殺到していたというが、東洋とも西洋ともつかない、ド派手なビジュアルに、わかりやすいストーリーというのは絶対アメリカ人受けすると思う。けっこう最近の日本映画としては正統派の娯楽映画なのである。「CASSHERN」ではできなかった最新の映画のデジタル技術を駆使することによって、よくも悪くもこういった正統派の娯楽映画を作った紀里谷監督は映画の落としどころというものをつかんだに違いない。
「レッドクリフ」もそうだけど時代劇ってワイヤーアクションとかCGがけっこうはまる映画なのかも知れないね。明日疲れていなければ早速見に行こうと思います。
GOEMON













