供託金制度については、次回講義で練習問題を配布しますので、そちらの解説も併せてご参照ください。また、拡大連座制にいう「組織的選挙運動管理者」については、鳥取県のHPの記載が分かりやすいと思います。弁当の手配やビラ貼りの計画をした場合なども含まれ、必ずしも選挙全体を差配するような重要な立場にない、陣営内部の実働部隊も含まれます。このような規制を正当化する根拠に着目して、総括主宰者の場合との違いを説明できるようになっておいてください。
選挙法制にかんする憲法上の諸原則については、いずれも選挙権ないし被選挙権の行使に大きく関わっています。とくに平等原則の一つの主戦場が投票価値の平等をめぐる議員定数不均衡訴訟であってみれば、近年の最高裁における憲法判断の活性化現象(やや収まりつつあるようにも見えますが)と、その背景、及び主要な裁判例の基本的な枠組みについて、確実に理解するようにしておいてください。
なお、講義中に触れた三井美唄炭鉱のダークツーリズムにつきましては、次のPDF資料をご覧ください。携帯端末からだと、少し重いかもしれません。
【注記】中間試験は12月5日まで、紙媒体でも保管しています。その後はPDFデータのみの保管となりますので、答案用紙の返却を希望される方は、アポイントを取った上で研究室までお越しください。