晩興想

Herzlich Willkommen zum Blog von Koichi Akasaka
九州大学大学院法学研究院・赤坂幸一のページです。

wissenschaftliche Leistungen

*本エントリーは、更新の際に最新の日付に改められます。 ⇒Deutsch

主要著書
・『憲法論点教室〔第3版〕』(日本評論社、2026年9月予定、曽我部真裕・新井誠・尾形健との共編)
・『憲政秩序の創設と運用』(弘文堂、2026年4月)447頁
・『正副議長経験者に対するオーラル・ヒストリー事業 第 73 代衆議院議長 横路孝弘(上・下巻)』全862頁+14頁(2024年3月)
・『日本国憲法のアイデンティティ』(有斐閣、2023年。宍戸常寿・大河内美紀・林知更・西村裕一・山本龍彦との共著)
・『統治機構論の基層』(日本評論社、2023年)339頁
  【書評】植松健一・憲法研究15号(2024年)139-147頁
      上田健介・公法研究85号(2024年)265-266頁
      木下和明・公法研究82号(2020年)269-270頁
      山本達彦・法学セミナー762号(2018年)61-66頁
・『憲法秩序の新構想』(三省堂、2021年、曽我部真裕・櫻井智章・井上武史との共編)
・『戦後憲法学の群像』(弘文堂、2021年、出口雄一ほかと共著)
・『憲法論点教室〔第2版〕』(日本評論社、2020年、曽我部真裕・新井誠・尾形健との共編)
・『初期日本国憲法改正論議資料━━萍憲法研究会速記録(参議院所蔵)1953〜1959』(柏書房、2014年)1077頁・解題117頁
・初宿正典・大石眞編『Cases & Materials 人権〔第2版〕』(有斐閣、2013年)分担執筆
・『平野貞夫・衆議院事務局日記〔第1〜第5巻完結〕』
(信山社、2013年-2020年、奈良岡聰智との共編)
・『憲法論点教室』(日本評論社、2012年、曽我部真裕・新井誠・尾形健との共編)
・『議会政治と55年体制━━衆議院事務総長の回想』
(信山社、2012年、谷福丸・中澤俊輔・牧原出との共編著)
・『消費税国会の攻防━━平野貞夫衆議院事務局日記』
(千倉書房、2012年、奈良岡聰智との共編)
・『憲法改革の理念と展開 上巻』(信山社、2012年、曽我部真裕との共編)
・『憲法改革の理念と展開 下巻』(信山社、2012年、曽我部真裕との共編)
・『立法過程と議事運営――衆議院事務局の三十五年』
(信山社、2011年、近藤誠治・奈良岡聰智との共編著)
・『国会運営の裏方たち――衆議院事務局の戦後史』
 (信山社、2011年、今野��男・奈良岡聰智との共編著)
・佐藤幸治・土井真一(編)『判例講義憲法�供戞瞥�々社、2010年)分担執筆
・小山剛ほか(編)『憲法のレシピ』(尚学社、2007年)分担執筆
・コンラート・ヘッセ『ドイツ憲法の基本的特質』(成文堂、2006年、初宿正典との共訳)

論 稿
・「埋もれし環――法典編纂・訴訟観・永遠の未完成」畠⼭亮・福島⾄編『團藤重光研究�供戞米�本評論社、2027年2月刊行予定)
・「デジタルプラットフォーム規整の思想的背景ーー分散型調整秩序とオルド自由主義」成原慧編著『情報法講座〔第4巻〕プラットフォーム』(法律文化社、2026年7月)188-207頁
・「新連載「司法のブラックボックスを開く」第1回 評議の秘密と評議資料――團藤重光文書を活用した評議過程の実証研究の可能性」法律時報98巻3号(2026年)89-94頁
・Die Regelung durch das Parlament und das Fachwissen, in: Matthias Jestaedt und Hidemi Suzuki (Hrsg.), Verfassungsentwicklung III, Mohr Siebeck, 2026 (i.E.)
・「統治のアナロジー ーー「身体」を通じた「演出」」蟻川恒正・石川健治編『幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討』(日本評論社、2026年?刊行予定)法律時報2024年7月号掲載論考の増補版
・「政党の内部自治と司法審査」憲法判例百選�供迷�8版〕(2025年)
・「熟議の在り処ーー少数与党下の議事運営」世界2025年2月号212-218頁
・「ハルツ�顕�革と自治権の保障(BVerfGE 137, 108)」ドイツの憲法判例��(2025年)415-420頁
・「2011年センサス法の合憲性(BVerfGE 150, 1)」ドイツの憲法判例��(2025年)291-296頁
・「日本国憲法の制定」岩谷十郎、松園潤一朗、高田久実編著『よくわかる日本法制史』(ミネルヴァ書房、2025年)262-263頁
・「政党の自由」小山剛・鈴木秀美・毛利透編『ドイツ基本権裁判の30年』(信山社、2025年)
・「自律的規範と公法学――知識形成の公法的規律」公法研究85号(2024年)171-181頁
・「三淵忠彦最高裁長官はいかに誕生したか・補遺2ーー司法行政機構の整備」WEB世界2024年9月11日(⇨『憲政』)
・「三淵忠彦最高裁長官はいかに誕生したか・補遺1」WEB世界2024年8月8日(⇨『憲政』)
・「三淵忠彦最高裁長官はいかに誕生したか――日本国憲法の制定と最高裁の始動」世界2024年9月号219-230頁(⇨『憲政』)
・「統治のアナロジー ーー「身体」を通じた「演出」」法律時報2024年7月号101-106頁
・「憲法62条の憲政史ーー国政調査権の過去・現在・未来」高橋和之・長谷部恭男編『芦部憲法学−軌跡と今日的課題』(岩波書店、2024年)475-496頁(⇨『憲政』)
・「国会実務と憲法 座談会」山本龍彦・白井誠・新井誠・上田健介編『国会実務と憲法』(日本評論社、2024年)所収
・「あとがきに代えてーー議会オーラルと議会資料」上掲『横路孝弘オーラルヒストリー』所収
・「法案事前評価の改革――立法事実の把握と議会審議の実質化」只野雅人編『講座 立憲主義と憲法学 第4巻 統治機構�機戞平�山社、2023年)181-206頁
・「憲法問題としてのオンライン国会ーー研究者側の応答」法律時報2023年5月号10-15頁(⇨山本龍彦・白井誠・新井誠・上田健介編『国会実務と憲法』(日本評論社、2024年)に収録)
・「免責特権の拡充――対抗権力の確保という視点から」只野雅人ほか編『統治機構と対抗権力』(日本評論社、2023年)122-139頁
・「日本国憲法のアイデンティティ 第12回 グローバル化と憲法のアイデンティティ : 行政法学との対話」論究ジュリスト38号(2022年)168-195頁
・「2011年センサス法の合憲性」自治研究98巻5号(2021年)136-145頁(⇨『ドイツの憲法判例�后戞�
・「日本国憲法のアイデンティティ 第11回 憲法の危機と日本社会ーー法社会学との対話」論究ジュリスト37号(2021年)152-173頁
・「議場構造の憲法学・補遺」上掲『憲法秩序の新構想』268-288頁
・「京都学派の系譜――理論と実践の交錯」上掲『戦後憲法学の群像』166-195頁
・「日本国憲法のアイデンティティ 第10回 憲政のアクターとその盛衰 : 政治学との対話」論究ジュリスト36号(2021年)194-213頁
・「日本国憲法のアイデンティティ 第9回 日本国憲法の制度的帰結の政治学的分析ーー現代政治学との対話」論究ジュリスト2020年秋号166-183頁
・「日本国憲法のアイデンティティ 第8回 憲法と憲法学ーー日本政治思想史との対話」論究ジュリスト2020年春号96-121頁
・「職業の自由」横大道聡編『憲法判例の射程〔第2版〕』(弘文堂、2020年)所収
・「最高裁判例の形成過程と團藤重光文書――国公法違反被告事件(大坪事件と猿払事件)をめぐって」福島至編著『團藤重光研究——法思想・立法論、最高裁判事時代』(日本評論社、2020年)200-228頁
・「コメント:憲法秩序の維持と正統性――法令違憲判決が政治部門に対してもつ憲法的効果」鈴木秀美ほか編『憲法の発展�供眠沼蝓諭戞平�山社、2024年?)掲載予定
・Kommentar: Legitimitat und Sicherstellung der Verfassungsordnung: Verfassungsrechtliche Einwirkungen einer gerichtlichen Entscheidung gegenuber politischen Gewalten, in: Matthias Jestaedt und Hidemi Suzuki (Hrsg.), Verfassungsentwicklung II, Verfassungsentwicklungdurch Verfassungsgerichte, Mohr Siebeck, 2019, S. 165-174
・「国会議員の期限付逮捕許諾」憲法判例百選�供迷�7版〕(2019年)366-367頁
・「政党本位・再考」憲法研究第5号(2019年)49-59頁
・「統治機構論探訪25〔最終回〕近代国家の三層モデル:ネットワーク国家」法セミ773号(2019年)75-79頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪24 政党をめぐる憲法秩序・補遺」法セミ772号(2019年)72-77頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪23 政党をめぐる憲法秩序」法セミ771号(2019年)100-105頁(⇨『基層』)
・「愛知県議会の議事録からの議員の発言削除命令事件」速報判例解説24号(2019年)(下記判例解説Watch憲法に掲載の論考に加筆の上収録)
・「統治機構論探訪22 最高裁判例の形成過程⑸」法セミ769号(2019年)78-84頁
・「統治機構論探訪21 最高裁判例の形成過程⑷」法セミ768号(2019年)79-84頁
・「日本国憲法のアイデンティティ 第4回 公権力の透明性と理由提示」論究ジュリスト(2018年秋号)139-150頁
・「統治機構論探訪20 最高裁判例の形成過程⑶」法セミ767号(2018年)74-79頁
・「法案審議合同協議会の権限の範囲(BVerfGE 120, 56)」畑尻剛ほか編『ドイツの憲法判例�検戞平�山社、2018年)233-237頁
・「愛知県議会の議事録からの議員の発言削除命令事件」新判例解説Watch憲法 (LEX/DB 25449432)
・「統治機構論探訪19 最高裁判例の形成過程⑵」法セミ766号(2018年)77-82頁
・「議場構造の憲法学」初宿正典先生古希記念(成文堂、2018年)
・「統治機構論探訪18 最高裁判例の形成過程⑴」法セミ765号(2018年)74-80頁
・「統治機構論探訪17 公共空間と秘密」法セミ764号(2018年)66-71頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪16 議会先例の形成」法セミ763号(2018年)66-76頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪15 議員特典再考」法セミ762号(2018年)67-74頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪14 政治空間と法」法セミ761号(2018年)79-90頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪13 術としての裁判」法セミ760号(2018年)70-77頁(⇨『基層』)
・「立法権と国会」宍戸常寿・林知更編『総点検 日本国憲法の70年』(岩波書店、2018年)210-220頁
・「裁判を受ける権利 裁判員制度違憲訴訟」棟居快行・工藤達朗・小山剛編『判例トレーニング憲法』(信山社、2018年)所収
・「統治機構論探訪Ⅻ−立法事実と立法資料:司法判断の理由付け」法セミ759号(2018年4月号)86-91頁(⇨『基層』)
・「内閣法制局の矜持」牧原出編『法の番人として生きる 大森政輔 元内閣法制局長官回顧録』(岩波書店、2018年)311-318頁
・「オーストリア連邦首相府憲法部の機能――ウィーン調査報告」レファレンス805号(2018年)13-24頁
・「日本国憲法のアイデンティティ 第1回 座談会:憲法のアイデンティティを求めて」論究ジュリスト2018年冬号170-194頁(宍戸常寿・大河内美紀・林知更・西村裕一・山本龍彦との共著)
・「統治機構論探訪Ⅺ−透明性の原理」法セミ758号(2018年)53-60頁(⇨『基層』)
・「国会審議の充実策−少数派権の観点から」The Page 2018.01.21
・「統治機構論探訪10 予防的規範統制」法セミ757号(2018年)93-97頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪9 私化時代の法定立」法セミ756号(2018年)62-67頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪8 ガバナンス」法セミ755号(2017年)72-77頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪7 権力分立と正統性」法セミ754号(2017年)76-83頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪6 議会留保」法セミ753号(2017年)80-85頁(⇨『基層』)
・「司法制度改革へのアンビヴァレンスーー竹崎博允」渡邊康行ほか編『憲法学からみた最高裁判所裁判官』(日本評論社、2017年)
・「最若年の最高裁オリジナル・メンバー ーー河村又介」渡邊康行ほか編『憲法学からみた最高裁判所裁判官』(日本評論社、2017年)
・「統治機構論探訪5 委任立法の『目的・内容・範囲』」法セミ752号(2017年)74-83頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪4 新たな秩序形成プロセス」法セミ751号(2017年)74-78頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪3 インフォーマルな憲法秩序」法セミ750号(2017年)54-59頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪2 憲法留保」法セミ749号(2017年)51-58頁(⇨『基層』)
・「立法過程の合理化・透明化」法教440号(2017年)36-43頁(⇨『基層』)
・「統治機構論探訪1 秩序形成プロセスと憲法」法セミ748号(2017年)70-76頁(⇨『基層』)
・「職業の自由」横大道聡編『憲法判例の射程』(弘文堂、2017年)所収
・「ドイツにおける連邦政府内部の憲法適合性審査−ベルリン調査報告」レファレンス794号(2017年)67-86頁
・「竹��博允−司法制度改革へのアンビヴァレンス」法時89巻3号(2017年)92-97頁
・「『立憲主義』の日独比較−憲政史の観点から」憲法理論叢書21-38頁(2016年)(⇨『基層』)
・「ドイツにおける憲法改正論議」待鳥・駒村編『「憲法改正」の比較政治学』(弘文堂、2016年)263-288頁(⇨『憲政』)
・「河村又介−最若年の最高裁オリジナル・メンバー」法律時報88巻3号(2016年)95-100頁(⇨『憲政』)
・「ハルツ�顕�革と自治権の保障」自治研究92巻3号(2016年)143-151頁
・「裁判を受ける権利」月報司法書士2015年5月号30-37頁
・「萍憲法研究会の憲法論議」『初期日本国憲法改正論議資料』(前掲、2014年)所収(⇨『憲政』)
・「人口比例と有権者数比例の間」論究ジュリスト2013年春号42〜48頁
・「国内議会の権限」『フランスの憲法判例��』(信山社、2013年)
・「定額罰金と裁判を受ける権利」『フランスの憲法判例�供戞平�山社、2013年)
・「国会議員の期限付逮捕許諾」憲法判例百選〔第6版〕(2013年)
・「議事堂火災と議事法研究」尚友ブックレット『議院規則に関する書類』(後掲、2013年)(⇨『憲政秩序』)
・「憲法習律論とフランス憲法学」『憲法改革の理念と展開 上巻』(上掲、2012年)(⇨『憲政』)
・「鈴木隆夫と議事法」『国会法の理念と運用−鈴木隆夫論文集』(2012年) 所収(⇨『憲政』)
・「参議院議員選挙と『投票価値の平等』」平成23年度重要判例解説(2012年)
・「法律と条例の関係−新条例論を踏まえて 」法学セミナー57巻1号(2012年)39-41頁
・「憲政秩序と議会官僚−韓国国会事務局調査の概要」衆議院調査局論究8号(2011年)204-214頁
・「参議院をどうするのか」朝日ジャーナル2011年10月号
・「統治システムの運用の記憶−議会先例の形成」レヴァイアサン48号(2011年)65-98頁(⇨『憲政』)
・「日本における議院内閣制の運用上の諸問題」江原法学32号(2011年)89-109頁
・「解散の原理とその運用」『各国憲法の差異と接点』(成文堂、2010年)141〜162頁(⇨『憲政』)
・「事務局の衡量過程のEpiphanie」『逐条国会法』(信山社、2010年)第1巻所収(⇨『憲政』)
・「権力分立論」法学セミナー54巻11号(2009年)28-31頁
・「市議会委員会の傍聴拒否と憲法21条・14条」判例セレクト別冊330号(2008年)8頁
・「合憲解釈」大石眞=石川健治(編)『新法律学の争点シリーズ/憲法の争点』(2008年)
・「国民投票法の成立−昭和28年旧自治庁案再訪」法学教室327号(2007年)6-13頁(⇨『憲政』)
・「国会議員の期限付逮捕許諾」憲法判例百選〔第5版〕(2007年)
・「占領下に於ける国会法立案過程」議会政治研究74号(2005年)1-18頁(⇨『憲政』)
・「戦後議会制度改革の経緯(1)」金沢法学47巻1号(2004年)1-250頁
・「明治議院規則の制定過程(2・完)」議会政治研究61号(2002年)65〜90頁(⇨『憲政』)
・「権力分立論の源流(2・完)」法学論叢151巻1号(2002年)75-93頁
・「権力分立論の源流(1)」法学論叢150巻3号(2001年)53-82頁
・「明治議院規則の制定過程(1)」議会政治研究60号(2001年)51-79頁(⇨『憲政』)

翻訳(書籍を除く)、解説、書評、報告書、WEB資料等
・「入江俊郎関係文書 解題」(2026年)
・河村又介関係文書(編集、2024年11月公開)
・畠山亮・福島至(編著)『團藤重光日記 1978ー1981』(日本評論社、2025年)分担翻刻
・「人物史料情報 寺光忠」日本歴史903号(2023年8月、原口大輔と共著)85-87頁(⇨『憲政』)
・「我妻栄関係文書 解題」(2020年)(⇨『憲政』)
・佐藤幸治「法を学ぶことの意義とそれに伴う責務」法政研究86巻1号(2019年)13-39頁(赤坂校訂)⇨佐藤幸治『現代立憲主義と人権の意義』(有斐閣、2023年)に収録
・クリスチャン・ヴァルトホフ「近年のドイツにおける議会法の展開――『加重された大連立qualifizierte Grose Koalition』を踏まえて」法政研究82巻4号(2016年)33-44頁
・『大森政輔オーラル・ヒストリー』(2015年、御厨貴・清水唯一朗・山本健太郎との共編著⇒牧原出編『法の番人として生きる 大森政輔 元内閣法制局長官回顧録』(岩波書店、2018年)として刊行)
・クリストフ・メラース「議会統制の二つの概念」法政研究81巻1・2合併号(2014年)1-16頁
・『議院規則に関する書類』(尚友ブックレット、2013年、尚友倶楽部との共編)
・「敗戦分析の効用」法学セミナー58巻6号(2013年、上田健介と共著)26-27頁
・『平野貞夫オーラルヒストリー(下)』(2012年、奈良岡聰智・村井良太との共編著)
・『平野貞夫オーラルヒストリー(上)』(2012年、奈良岡聰智・村井良太との共編著)
・『指宿清秀オーラルヒストリー』(2011年、奥健太郎・奈良岡聰智との共編著)
・『谷福丸オーラルヒストリー』(2011年、中澤俊輔・牧原出との共編著)
・『佐藤吉弘オーラルヒストリー』(2011年、今津敏晃・奈良岡聰智との共編著)
・『近藤誠治オーラルヒストリー』(2011年、奈良岡聰智との共編著)
・『今野��男オーラルヒストリー』(2010年、奈良岡聰智との共編著)
・『衆議院事務局所蔵 帝国議会期文書 仮目録』(2010年、奈良岡聰智・若月剛史・近藤秀行・鈴木敦との共著)
・レオン・デュギー「一般公法講義(7・完)」金沢法学50巻1号(2007年)67-95頁(曽我部真裕との共訳、以下同様)
・赤坂幸一(編)『「内藤文書」影印史料〔全5冊〕』(衆議院議事部所蔵、2007年)
・レオン・デュギー「一般公法講義(6)」金沢法学49巻2号(2007年)419-456頁
・レオン・デュギー「一般公法講義(5)」金沢法学49巻1号(2006年)171-223頁
・ジャスティン・ウィリアムズ「占領期における議会制度改革(2・完)」議会政治研究78号(2006年)75〜96頁
・レオン・デュギー「一般公法講義(4)」金沢法学48巻2号(2006年)115-158頁
・ジャスティン・ウィリアムズ「占領期における議会制度改革(1)」議会政治研究77号(2006年)37〜83頁
・レオン・デュギー「一般公法講義(3)」金沢法学48巻1号(2005年)109-147頁
・レオン・デュギー「一般公法講義(2)」金沢法学47巻2号(2005年)189-236頁
・レオン・デュギー「一般公法講義(1)」金沢法学47巻1号(2004年)366-399頁

学会・研究会発表・講演等
・「憲法史研究と憲法の運用――赤坂幸一著『憲政秩序の創設と運用』書評会:とりわけその第1部第1章を中心にして」東京大学公法研究会・科研費基盤B研究会「体制変革期の知識人・憲法学者」共催(2026.09.30)
・「『憲政秩序の創設と運用』遺聞ーー入江俊郎・江橋活郎・穂積重遠・團藤重光をめぐって」九州公法判例研究会(2026.09.05)
・「統治機構改革の視点ーー媒介・知識・演出」経済同友会・統治機構改革委員会(2026.09.02)
・「三淵忠彦と江橋活郎ーー江橋活郎関係文書探訪」三淵忠彦文書研究会(2026.06.22)
・「書評:松本彩花『独裁と喝采』(慶應義塾大学出版会、2025年)」国際日本文化研究センター「国家形成のなかの知」共同研究会(2026.05.09)
・「裁判員制度/陪審制度と民主主義 いまこそ知りたい憲法(基礎から応用まで):司法の基層と未来(3)」朝日カルチャーセンター(2026.04.25)
・「司法判断の透明性/理由付け いまこそ知りたい憲法(基礎から応用まで):司法の基層と未来(2)」朝日カルチャーセンター(2026.04.11)
・「憲法判例とはなにか いまこそ知りたい憲法(基礎から応用まで):司法の基層と未来(1)」朝日カルチャーセンター(2026.04.04)
・「江藤新平復権宣言1周年記念シンポジウム」佐賀県立美術館ホール2026.02.01(パネリスト)
・「Missing Ringー法典編纂・訴訟観・判決理由の提示」団藤文庫研究会(2026.01.25)
・「無意識下の差別〜認識・AI・悪意なき偏見…憲法理論の最前線 憲法100年 ちょっと変わった視点から」朝日カルチャーセンター(2025.12.13)
・「「政治的身体」と議事堂建築〜統治における「演出」憲法100年 ちょっと変わった視点から」朝日カルチャーセンター(2025.11.22)
・「大臣の「サイン」〜国務と統帥の分離にみる明治憲法と現行憲法 憲法100年 ちょっと変わった視点から」朝日カルチャーセンター(2025.11.08)
・「入江俊郎文書(新規)の概要と公開作業――憲政記念館への移管、DB 化、『入江俊郎手記・日記』刊行」衆議院庶務課日誌研究会(2025.09.28)
・「評議の秘密と評議資料――団藤重光文書を活用した評議過程の実証研究の可能性」団藤文庫研究会・最高裁評議過程プロジェクト研究会(2025.09.27)
・「無意識下の差別と性別上の平等」福岡市男女共同参画審議会講演(2025.02.08)
・「三淵忠彦コートの成立と終焉」三淵忠彦文書研究会(2025.01.12)
・「憲法62条の憲政史ーー議会実務との交錯」九州公法判例研究会(2025.01.11)
・「コメント:京城帝大法文学部をめぐる環の周縁」韓国研究センター ✕ 大学文書館 共催 国際研究集会2024(2024.12.22)
・「憲法62条の憲政史――国政調査権の過去・現在・未来」衆議院庶務課日誌研究会(2024.09.21)
・„Verfassungsrecht und Umgang mit Fachwissen“ Deutsch-Japanisches Verfassungsgespraech 2024(2024.09.16)
・「三淵忠彦の最高裁長官就任を巡る背景事情」三淵忠彦文書研究会(2024.03.28)
・「自律的規範と公法学」日本公法学会(2023.10.08)
・「議会オーラルと議会資料――横路孝弘オーラルの公開に向けて」衆議院庶務課日誌研究会(2023.09.17)
・「ドイツにおける国家法規監理委員会の機能と課題――議会審議における専門知の反映の一局面」国立国会図書館立法及び調査考査局研修(2023.06.26)
・「憲法問題としてのオンライン国会」参議院憲法審査会(2022.04.06)
・「議員特典についての歴史的・比較法的考察」第8回参議院改革協議会(2022.01.28)
・「判例評釈:2018年9月19日の第2法廷判決(BVerfGE 150, 1 – Zensus 2011)」2021年12月4日(ドイツ憲法判例研究会、オンライン)
・「久米至聖廟事件上告審判決をめぐって」2021年7月17日(財政法判例研究会、オンライン)
・「仮設の文化を考える」人社系コモンズ講演(ディスカッサント、2019.03.15)
・「最高裁判例の形成過程――ミュージック・サプライ事件判決を素材とした実証的研究」九州公法判例研究会(2018.11.10)
・「表現の自由をめぐる憲法判例の動向」釜山大学LS研修(2018.02.20)
・「法秩序形成と立法事実」団藤重光文庫プロジェクト研究会@龍谷大学
・「Kommntar: Legitimitat und Sicherstellung der Verfassungsordnung」Deutsch-Japanisches Verfassungsgesprach 2017(2017.09.20)
・「議会少数派(野党)の権限の拡充」ヤフー憲法企画「国会機能をアクティベート」(2017.08.24)
・「立法事実と立法資料」科研費基盤B研究会@衆議院第2別館(2017.07.28)
・「判例法理の形成過程の実証的研究――竹崎コートからの示唆」最高裁判事・山田作之助を起点とした二十世紀の法実務と学知の交錯第2回研究会(2017.02.21)
・「『立憲主義』の日独比較――憲政史の観点から」マッカーサーノート研究会(2016.09.06)
・「帝政期ドイツと明治憲法下の日本における立憲主義」憲法理論研究会(2016.05.08)
・「河井弥八をめぐる憲法政治」科研費基盤B研究会@掛川(2016.03.12)
・「ドイツにおける憲法の有権解釈機関」国立国会図書館調査立法考査局(2016.03.03)
・「表現の自由をめぐる憲法判例の動向」釜山大学LS研修(2016.02.26)
・「憲法秩序と憲法改革」福岡県司法書士会研修(2016.02.20)
・「ドイツにおける憲法改正論議」慶応大学シンポジウム「『憲法改正』の比較政治学」(2016.02.06)
・「最高裁裁判官研究――河村又介」法律時報・裁判官研究会(2015.11.08)
・「2 BvR 1641/11(2014年10月7日判決)」ドイツ公法判例研究会(2015.10.16)
・「私化時代の議会立法」第2回議会法研究会(2015.10.03)
・「萍憲法研究会の憲法論議と河井弥八――河井弥八日記を手がかりに」北陸公法判例研究会(2015.09.19)
・「議事堂建築の憲法学――ドイツ議会法学と日本憲政史」第1回議会法研究会(2015.09.12)
・「萍憲法研究会の憲法論議と河井弥八――河井弥八日記を手がかりに」九州公法判例研究会(2015.04.18)
・「日本憲法史とドイツ法の受容」@ベルリン・フンボルト大学(ドイツ語、2015.03.02)
・「萍憲法研究会の憲法論議」「未公開資料群に基づく二院制の比較憲法史的研究――議院運営実務と議会官僚の衡量過程」第1回研究会(2012.12.21)
・「定額罰金と裁判を受ける権利」フランス憲法判例研究会(2011.10.09)
・「議会習律・先例と憲法学」九州大学公法判例研究会(2011.07.30)
・「韓国国会事務局調査の概要」衆議院調査局研修会(2011.07.26)
・「私法秩序と基本権」憲法と私法秩序研究会(2011.06.18)
・「『逐条国会法』と憲法習律・議会先例」「衆議院事務局の未公開資料群に基づく議会法制・議会先例と議院事務局機能の研究」第2回研究会(2010.03.20)
・「フランス議会法と憲法習律」慶応大学フランス公法学会(2010.02.21)
・「道州制と憲法」広島大学公開講座(2009.09.12)
・「戦後憲法秩序の運用のあり方について――基本法80条1項2文の制定史からの示唆」憲法史研究会(2008.06.07)
・「憲法改正国民投票法の成立」北陸公法判例研究会(2007.12.15)
・「議会留保(Parlamentsvorbehalt)の概念について」外交史研究会(2007.05.13)
・「戦後議会制度の形成――その後」憲法史研究会(2005.09.10)
・「国会法制の立案について――衆議院事務局に遺された『内藤文書』を手掛りに」北陸公法判例研究会(2005.07.12)
・「戦後議会制度の形成(中間報告)」憲法史研究会(2004.06.05)
・「明治議院規則の制定過程」憲法史研究会(2001.12.01)

新聞記事等
・「「司法のブラックボックスを開く」 最高裁判決過程、団藤文書で研究」朝日新聞2026年9月4日(コメント)
・「憲法制定めぐり「驚くべき報告」 対GHQ交渉記す「入江手帳」発見」朝日新聞2026年9月2日(コメント)
・「議会解散、欧州は首相「専権事項」にあらず 政党間の議論を重視」日本経済新聞2026年1月24日(コメント)
・「(憲法を考える)少数与党、政治は前に進めるか 続く両院の過半数割れ、識者らの見方は」朝日新聞2025年10月28日(コメント)
・「(百年 未来への歴史×憲法を考える)統治のかたち、重い政治の責任」朝日新聞2025年5月2日(論説)
・「忠彦の言葉/8 困難に向かう 揺れる司法の独立」毎日新聞2024年12月10日(コメント)
・「(Another Note)質素な「日本一の高官」、戦後司法に捧げた覚悟」朝日新聞デジタル2024年9月30日(コメント)
・「「虎に翼」ヒロインの義父、初代最高裁長官に就任した内幕 識者が調査」毎日新聞2024年8月5日(コメント)
・「「改憲会派のみで改正原案」 自民に今国会提出案 実現は見通せず」朝日新聞/朝日新聞デジタル2024年6月4日(コメント)
・「(憲法を考える)衆院議長経験者、残した言葉 「オーラルヒストリー事業」記録公開」朝日新聞/朝日新聞デジタル2024年5月28日(コメント)
・「護国神社で特攻隊慰霊行事行われる 自衛隊の幹部・音楽隊参加」福岡 NEWS WEB(NHK)2024年5月13日(コメント)
・「国会軽視を防ぐには 憲法の精神・少数派尊重を 赤坂九大教授に聞く」朝日新聞/朝日新聞デジタル2024年5月3日
・「(憲法を考える)国会・憲法、軽んじる政権 「熟議の場」予算通過に利用 「改憲」異例の言及」朝日新聞/朝日新聞デジタル2024年5月3日(コメント)
・「衆院議長経験者の口述記録「議会制民主主義の発展に寄与」」朝日新聞デジタル2024年3月30日
・「(憲法を考える)解散権 失われゆく大義」朝日新聞2023年7月25日
・「解散は本当に『首相の専権事項』か 諸外国にあって日本にない規律は」朝日新聞デジタル2023年7月21日
・「軽すぎる解散権 政党間競争確保へ制約を」朝日新聞2023年7月21日
・「『ルールに無理が』形骸化したコロナ下の国会出席制限 問われる審議」朝日新聞2023年5月19日(コメント)
・「旧文通費改革 また先送り」北海道新聞2022年12月8日(コメント)
・「「政治家をどう弔うべきか」 安倍氏国葬・県民葬終え、識者に聞いた」毎日新聞2022年10月16日朝刊(コメント)
・「安倍元首相「国葬」福岡県庁などに半旗 反対デモも」NHK 福岡 NEWS WEB(2022年9月27日)(コメント)
・「<フォーカス>首相、長期政権への分水嶺 国会閉会、参院選へ」北海道新聞2022年6月16日(コメント)
・「「オンライン国会、やればいいじゃん?」or「絶対ダメ」と思っている人が見逃していること」講談社「現代ビジネス」2022年4月22日
・「議員もつらいよ…文通費に批判集中、「身を切る改革」の果てに【政界Web】」時事ドットコム(時事通信ニュース)2022年3月4日(コメント)
・「文通費、議員の給与…「議員特典」の議論で見逃されがちな“本当の問題”」講談社「現代ビジネス」2022年2月6日
・「『安易な簡素化 許されない』緊急事態宣言で国会は」(朝日新聞朝刊2020年4月14日)
・「(憲法を考える)改憲、日本は遅れているのか 衆院憲法審査会の議員団が「先例」4カ国視察」(朝日新聞2019年10月29日朝刊)
・「議会少数派権の確立を」(毎日新聞2018年2月26日朝刊)
・「憲法制定時の論議 速記録を出版」(朝日新聞2014年5月19日夕刊)
・「憲法制定過程の新資料 占領下 肉声生々しく」(毎日新聞2014年2月15日朝刊)

Deutsch


Werdegang
Geb. 1975 in Kyoto, JAPAN, studierte Rechtswissenschaften und Politikwissenschaften an der Universitat Kyoto. 2000 Master of Laws ebendort. 2002/2003 Wissenschaftlicher Assistent an der Juristischen Fakultat, Universitat Kyoto. 2003 bis 2008 Professor fur Verfassungsrecht an der Juristischen Fakultat der Universitat Kanazawa, 2008 bis 2010 Professor fur Verfassungsrecht an der Juristischen Fakultat der Universitat Hiroshima, seither Inhaber des Lehrstuhls fur Verfassungsrecht an der Universitat Kyushu. Von 2006 bis 2008 zudem nebenamtliches Mitglied des RCAST (Research Center of Advanced Science and Technology) an der Universitat Tokyo.

Veroffentlichungen in japanischer Sprache (Auswahl)
Monographien

- Materialien zur Verfassungsanderungsdiskussion, Stenografische Protokolle der UKIKUSA- Forschungsgemeinschaft 1953-1959, Kashiwa-syobo, 2014
- Lehrbuch Verfassungsrecht, Nihonhyoronsya, 2012 (Mitarbeit)
- Parlamentarische Regierung und das sogenannte System von 1955, Shinzansya, 2012 (Mitarbeit)
- Gesetzgebungsprozess und parlamentarisches Verfahren, 35 Jahre Buro des Unterhauses, Shinzansya, 2011 (Mitarbeit)
- Kulissenschieber im parlamentarischen Verfahren: eine historische Darstellung des Buros des Unterhauses, Shinzansya, 2011 (Mitarbeit)
- Grundzuge des Verfassungsrechts der Bundesrepublik Deutschland von Konrad Hesse (Ubersetzung ins Japanische), Seibundo, 2006

Herausgeberschaften
- Tagebuch eines Angestellten des Unterhaus, Sadao Hirano, 5 Bande, Shinzansya, 2013-2014 (Mit-Hrsg.)
- Prinzip und Perspektive in sogennanten „Verfassungsreformen“, 2 Bande, Shinzansya, 2012 (Mit-Hrsg.)

Aufsatze
- Verfassungsdiskussion in der UKIKUSA-Forschungsgemeinschaft, SS 1-107
- Zwischen Bevolkerungsproporz und Wahlberechtigteproporz, Ronkyu-Jurist 2013, S. 42-48
- Befugnisse des franzosischen Parlaments, in: Franzozische Verfassungsentscheidungen II, Shinzansya, 2013
- Das Recht der Anrufung der Gerichte, in: Entscheidungen des Court constitutionnel II, Shinzansya, 2013
- Befristete Erlaubnis der Verhaftung von Abgeordneten, Sammlung von Verfassungsentscheidungen, 6. Aufl., 2013
- Verfassungsrechtliche Konventionen und franzosische Verfassungswissenschaft, in: Prinzip und Perspektive in sogennanten „Verfassungsreformen“, Band I, Shinzansya, 2012
- Der Brand des Parlamentsgebaudes und die parlamentswissenschaftliche Forschung, in: Urkunde uber Geschaftsordnung, SYOYU-Klub, 2012
- Takao Suzuki und das Parlamentsrecht, in: Schriftsammlung von Takao Suzuki, Shinzansya, 2012
- Wahl des Oberhauses und “Stimmwertsgleichheit“, in: Kommentar der verfassungsrechtlichen Entscheidung des Obersten Gerichtshofs, YUHIKAKU, 2012
- Das Verhaltnis von Gesetz und kommunaler Satzung, 57/1 Juristisches Seminar, 2012, S. 39-41
- Verfassungsordnung und parlamentarische Beamten, RESEARCH BUREAU 8, 2011, SS. 204-214
- Perspektiven fur eine Oberhausreform, ASAHI-Journal, 10/2011
- Gestaltung Parlamentarischer Praxen, 48 LEVIATHAN, 2011
- Probleme des parlamentarischen Regierungssystems in Japan, 32 Kanwong Law Review, S. 89-109.
- Prinzipen und Handhabung der Parlamentsauflosung, in: Verschiedenheit und Beruhrungspunkte der Staatsverfassungen, SEIBUNDO, 2010, S. 141-162
- Epiphanie des Ermessensprozesses der parlamentarischen Beamten, in: Kommentar Parlamentsrecht I, Shinzansha, 2010
- Gewaltenteilungstheorie. 11/54 Juristische Seminar, 2009, S. 28-31
- Verbot des Zutritt zu einem Ausschuss des Kommunalparlaments und Art. 21 & 14 der japanischen Verfassung, in: Kommentar der verfassungsrechtlichen Entscheidungen des obersten Gerichtshofs 330, 2008, S. 8.
- Verfassungskonforme Auslegung, in: Streitfragen der Verfassung, 2008
- Entstehung des Volksabstimmungsgesetzes, HOGAKU-KYOSHITSU 327, 2007, S. 6-13
- Befristete Erlaubnis der Verhaftung von Abgeordneten, Sammlung von verfassungsgerichtlichen Entscheidungen des Obersten Gerichtshofs, 5. Aufl., 2007
- Gesetzgebungsprozess des Diet-Gesetzes in der Okkupationzeit nach dem Zweiten Weltkrieg, in: Gikai-Seiji-Kenkyu 74, 2005, SS. 1-18
- Hergang der Reformen des Parlamentsystems nach dem Zweiten Weltkrieg, in: Kanazawa Law Review 47/1, S. 1-250
- Der Gesetzgebungsprozess nach der Geschaftsordnung in der Meiji-Ara 2, in: Gikai-Seiji-Kenkyu 61, 2002, S. 65-90
- Ursprung der Theorie der “Gewaltenteilung” 2, Hogaku-Ronso 151/1, 2002, S. 75-93
- Ursprung der Theorie der “Gewaltenteilung” 1, Hogaku-Ronso 150/3, 2001, S. 53-82
- Der Gesetzgebungsprozess nach der Geschaftsordnung in der Meiji-Ara 1, in: Gikai-Seiji-Kenkyu 60, 2001, SS. 51-79

Roe v. Wade、あるいは匿名性の葛藤

「セクハラ」が流行語大賞になり、広範な社会的認知を獲得したのは1989年。この年に福岡地裁に提起された、職場での性的嫌がらせをめぐる不法行為に基づく損害賠償請求訴訟が機縁でした。
 このような非典型的専門訴訟において、心理学者等の「専門知」をいかに反映させるかは、司法制度論や憲法学においても重要な課題です。そのような観点から手に取った晴野まゆみ『さらば、原告A子』(海鳥社、2001年)は、しかし、別の観点から印象に残る一冊でした。
 「社会通念」の中で苦しむ原告・被告、弁護団・裁判を支援する会と原告とのあいだに生じた葛藤、法的救済の限界。原告の繊細な感性と、だからこその、それを隠すための豪放磊落な仮面(ペルソナ)。匿名の「原告A子」であり続けることがもたらすアイデンティティ・クライシス(と簡単に言ってはいけないようにも思いますが)と、そこからの解放。
 1973年のRoe vs. Wadeで女性の妊娠中絶の権利が憲法上認められたときの匿名原告”Jane Roe”が、弁護団との決別(彼女が最高裁の判決を知ったのは、ある日、新聞を読んでいたときのことだったといいます。)と長期の放浪、自殺未遂を経て、自分自身を生きることを選び取ったのが、奇しくも1989年。実名を明かした“Jane Roe”、すなわちNorma McCorveyの自宅は、保守派からの銃撃の対象にさえなりますが、Normaは公の場に立つことを選択し、I Am Roe: My Life, Roe v. Wade, and Freedom of Choice, 1995を刊行します。
 洋の東西を隔てて、ほぼ時を同じくして、同様の経験と人生行路をもつ女性の手記が刊行されたことは、決して偶然ではないと思われます。
 ちなみにNormaは、1995年以降、一定の金銭と引き換えに反中絶運動の側に宗旨替えし、そのことは、キリスト教右派によって、「中絶という最大の罪に対する贖い」の典型だとして称賛されてきました。しかし最晩年、AKA Jane Roeというドキュメンタリー映画に出演したNormaは、そのような金銭的授受を認めつつ、本当の自分は(Roe v. Wadeの原告として)妊娠中絶の権利を勝ち取った理想的・自律的な女性ではなく、また反中絶派が創出した「贖罪の典型例」でもなく、ただ、ネグレクトと虐待を生き延び、労働者階級に属し、何十年も公然とレズビアンとして生き、しばしば他者による承認を渇望してきた、一人の女性に過ぎないと、淡々と述べています。“Jane Roe”ではなく、贖罪の理想像としてのNorma McCorveyでもなく、ただ、複雑な一人の生身のNormaとして生きた自分を語り遺したい。そういうメッセージだと受け止めることができるかもしれません。
 なお、福岡訴訟には、久保井摂弁護士をはじめ、多くの福岡在住の女性弁護士が参加していますし、福岡訴訟が原告全面勝訴で終わった1992年、ある女性が初めて実名でのセクシャル・ハラスメント訴訟を提起した際の弁護士が福島瑞穂氏(参院議員になるのは1998年)であったことも、同書で初めて知りました。当時の福岡訴訟を支えた女性共同法律事務所に、今や九大法・九大LS・九大院卒の弁護士が多く関わっていることも、うれしく拝見した次第です。https://josei-kyodo.jp
 印象的な一節。「池袋のホテルで発作的に『死のう』と思ったのも実は本当の自分自身として生きたいという願望の裏返しだった。だからこれからもごく普通の女性として、生まれたときにもらった名前を持って生きていく」。「さらば、原告A子」。

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九州公法判例研究会・2024年度冬期例会

下記の要領で九州公法判例研究会の2024年度冬期例会を開催する予定ですので、ご予定のほど、よろしくお願いします。
1.日時:2025年1月11日(土)13時より
2.場所
 九州大学法科大学院(六本松421)
3.報告者および報告題目
 (1) 赤坂 幸一会員(九州大学)
  「国政調査権の再構成――議会実務との交錯」
 (2) 成原 慧会員(九州大学)、門田 美貴先生(京都大学)
  成原先生による書評と門田先生による応答を予定しております。
なお、次々回の例会は、変則的ではありますが、2月22日(土)13時から九州大学法科大学院にて行う予定です。こちらも、ご予定を戴けますと幸いです。

「統治のアナロジー」法律時報2024年7月号

法律時報2024年7月号(6月27日発売)101頁以下に、「統治のアナロジー ――「身体」を通じた「演出」」と題する論考を掲載していただきました。著者自身における近年のpolitische Ikonologieへの関心と、議会法研究との接続、その視点から眺めた樋口憲法学の核心部分の従来とは違った読み方、さらには、統治機構論における演出Inszenierungの問題を、比較的自由に論じたもので、ご関心のある方には手に取っていただければ幸いです。以下目次。

統治のアナロジー ――「身体」を通じた「演出」

1 樋口・再転回の核心:個人の析出と国家主権の絶対性
⑴「決定的に重要な転回点」
⑵ 正統性の「演出」

2 新たな政治的公共体の創設・正統化
⑴ 政治的身体の議会による簒奪
⑵ 自由かつ平等な均質的個人から成る社会
・社会構成原理の変化と国家図像学
・頭部なき公共体
・「身体」の暗喩と「演出」

3 人工人間としての議会体
⑴ 議会周期のイギリス・モデル
・議会の人工消滅と会期の継続
・案件不継続の擬制と自律的延会
・議会体の「自然的な死」
⑵ 議会周期のフランス・モデル

4 理念の「放射効」
⑴ 変容するレンズ
⑵ 統治システムにおける「演出」
⑶ 議会研究と演出

(ざっと書き上げたのが1万9千字、これに大手術を加えて1万2千字以下に凝縮しています。いつか書籍化の機会があれば、複数の図版とともに、復元公表したいと思います。)

空襲・占領・議長/副議長公邸

 縁というものは、思わぬところから次々とつながるものです。そんな小話を一つ。
 ある機会に、生前の細田博之衆議院議長にお目にかかる機会がありました。「選挙の神様」と呼ばれた往年の鋭利さは、鷹揚な構えの内にひそかに隠され、淡々としたやり取りは透明感をすら感じさせましたが、その1年少し後、ご逝去の報に接しました。その頃、ゼミ研修で訪れた衆議院法制局の資料に、立法過程で思い出に残る議員として、とくに細田氏に対する言及があり、マスコミ等で報じられるのは、多様かつ複雑な人間の一側面をごく短く切り取ったものに過ぎない、ということを改めて痛感したところです。
 ところで、若き通産官僚だった頃の細田氏がアメリカに留学当時、下宿先のスーティル夫妻が占領下の日本でたまたま撮影したカラー写真を眼にし、これをまとめるよう働きかけたことが契機となって、『毎日グラフ別冊 ニッポン40年前』(1985年)が編まれることになった由です(佐藤洋一・衣川太一『占領期カラー写真を読むーーオキュパイド・ジャパンの色』(岩波新書、2024年)162-163頁、213頁)。まことに、当たり前の日常生活の模様こそ消えてゆくのであり(村木与四郎・村木忍『東京の忘れもの』(晶文社、2002年)17頁・80頁)、今になってみれば実に貴重な記録です。こうして、占領期の写真といえば、占領軍の公式プロパガンダ写真を除き、白黒の焼跡写真ばかりであったところに、戦後40年を経て、色のある占領期の世界が、占領軍に関与した人々のプライベート写真を通じて蘇ることになりました。なお、プロパガンダ写真はそのメッセージ性と、そこに映されないものへの注意をもって見る必要がありますが、佐藤ほか・前掲書はその経緯を簡潔に示した良書です。
 ところで、現在の衆参議長公邸のある場所は、旧閑院宮邸跡に当たりますが、占領期には「ジェファーソン・ハイツ」というディペンデント・ハウス(軍関係者の家族用住宅群)が設けられました。戦後の焼け野原の只中にあって、さながら異次元の生活空間が創出されたわけですが、占領軍関係者の個人カラー写真は、このようなディペンデント・ハウスの生活をも映し出しており、細田氏は、戦後75年以上をヘて、その跡地に立つ衆議院議長公邸の主になったわけです。
 では副議長公邸はどうでしょうか。乃木神社のすぐ北側にある衆議院副議長公邸は、木戸侯爵邸の跡地に立っています。すぐ近隣に陸軍第一師団司令部があったこともあり(さらに歩兵第一連隊・第三連隊、近衛歩兵第三連隊も)、六本木・赤坂エリアは空襲で一面の焼け野原となりました。この点、佐藤ほか・前掲書は、乃木坂近辺に焼け残ったドイツ風(ハーフティンバー)の屋敷が残っていることを写真で示し、これが木戸侯爵邸ではないか、と推測しています(134、224頁)。しかし、『東京大空襲・戦災誌』第1巻798頁によれば、木戸邸は1945年4月13日・14日及び5月25日の両日にわたって焼かれてしまったとのことであり、第2巻271頁にも木戸内大臣私邸が被災したこと、別頁にも「新坂町内大臣官舎付近に焼夷弾落下、目下延焼中(零時五分)」との記載があります。きれいな形で残っているこのハーフティンバー調の屋敷が、木戸侯爵邸である可能性は低いと言わざるを得ません。木戸日記1945年4月14日の記載を見てみましょう。
 四月十四日(土)晴
 午前一時頃、赤坂宅は焼夷弾百数発の攻撃を受け、焼失す。鶴子は防空壕にありしが、同壕内にも四五発突入忽ち火を発せしを以て、火中を身を以て逃れ第一師団司令部に避難す。
 三時過、警戒解除の後、帰宅す。未だ余燼盛に燃えつつあり。
 五十数年の住居、吾等兄弟、又、孝澄、由喜子等子供達の育ちし家なれば懐しき数々の思出あり。今は皆灰となる。感慨なき能はず。愛惜の情あるは免れざるところ。而かも亦一面、何となくさつぱりとしたる心持となりたるは不思議なり。

 国立歴史民俗博物館所蔵の木戸家関係文書に遺された写真類を仔細に検討すれば、おそらく近隣の様子や木戸侯爵邸の模様、「ハーフティンバー調の屋敷」についても判明する可能性が高いと思われますが、ひとまず、今回はこのあたりにとどめましょう。
 徒然なるままに。

【追記】
 1945年に入ってからの東京の空襲被害の実態に関して、『東京大空襲秘録写真集』(雄鶏社、1953年)や『東京大空襲・戦災誌』(全5巻)、早乙女勝元監修『決定版 東京空襲写真集』(勉誠出版、2015年)の叙述や写真には、胸を打たれるものがあります。夥しい数の焼死体や、死体処理の様子、栄養失調の子供たち、特に3月9-10日、13-14日、5月24-25日の爆撃で焦熱地獄と化した各地域の写真などは、直視するに耐えません。この点は福岡大空襲の記録写真も同様です。天ブラする際には、どこかで少し、当時のことを頭の片隅に置いていただけると、眼差しが変わるでしょう。
 なお『東京大空襲秘録写真集』(雄鶏社、1953年)130-131頁では、文字通り一面の焼け野原となった、乃木神社近くの光景を見ることができます。木戸侯爵邸も焼け落ち、しばらくの時を経て、ここに衆議院副議長公邸が設けられることになりました。

【追記2】
 千代田区隼町の陸軍航空本廠跡には、同じくディペンデント・ハウスである「パレス・ハイツ」ができましたが、現在は最高裁判所と国立劇場、国立演芸場になっています。佐藤洋一『図説 占領下の東京』(河出書房新社、2006年)89-90頁。

山田方谷・三島中洲・団藤重光・留岡幸助

先日、岡山は高梁にある山田方谷(やまだ・ほうこく)に関する諸施設・歴史的遺構を調査する機会がありました。山田方谷は備中松山藩の儒者で、藩主・板倉勝清にその学識を見出され、同藩の藩政改革に実績を挙げたほか、藩校・有終館で人材の育成に取り組みました。有終館跡には現在、幼稚園が設置されています。
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この山田方谷の一番弟子にあたるのが三島中洲です。三島は漢学をよくし、維新後は大審院判事を務めたのち、東京帝大教授、東宮侍講、宮中顧問官等を歴任し、さらには漢学塾「二松學舍」を創立しました。夏目漱石、犬養毅、嘉納治五郎が中洲のもとで漢学を学んでいます。ちなみに団藤重光は、三島中洲(重光の祖父の年長の友人)が大審院特別判事・東大教授等を務めた陽明学者であり、民法の起草に当たっていたボワソナードと相談して、民法典の法律用語を作るのに尽くした、と述べています(団藤重光『この一筋につながる』(精興社、1986年)95-96頁)。

ところで、備中松山藩主・板倉勝静はまた、新島襄を見出し、同藩の快風丸に乗せて函館へと送り出し、新島がそこからアメリカへ密出国することを助けました。新島はその時の恩を忘れず、明治維新後に帰国してから、この岡山は高梁の地で伝道を行い、これに感動した一部の人々がキリスト教会を設立することになりました(1882年)。キリスト教徒の急激な増加を恐れた仏教徒たちによる迫害事件もありましたが、1889年に現在の場所に移転・新設された高梁教会は、日本で2番名に古いキリスト教会堂として、今なおこの地に遺されています。
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【教会堂内部の様子】
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そして、この高梁教会こそ、留岡幸助(感化救済事業に功績)や山室軍平(日本における救世軍の創設者)など、有為の人材を輩出することで、明治維新後の我が国のあり方にも、大きな影響を与えることとなった歴史的舞台でもありました(留岡幸助については過去のエントリーも参照)。
【高梁駅前に佇む山田方谷像】
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2017年度冬期 九州公法判例研究会

九州公法判例研究会会員各位

大変お世話になっております。
九州公法判例研究会冬季研究会を下記の通り開催する予定ですので,日程を確保していただければ幸いです。
詳細は追ってご連絡いたします。

幹事 村上裕章(九大)

記

1 日時 2018年3月17日(土)14時より
2 場所 九州大学法学研究院大会議室(法学研究院棟2階)
3 報告者及びテーマ
・丹下涼氏(観光庁観光地域振興部観光資源課観光資源活用コーディネーター,前国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道企画課法規係長)
「下水道分野における事業実施主体に関する考察(仮 )」
・中村英樹氏(北九州市立大学法学部准教授)
「ヘイトスピーチ集会に対する公の施設の利用拒否について(仮)」

以上

個別行政法からみた行政争訟制度のあり方

九州公法判例研究会会員各位

下記の通り,本年6月,九州大学において,「個別行政法からみた行政争訟制度のあり方」と題する公開シンポジウムを実施する予定です。
是非ともご出席のほどよろしくお願いいたします。

幹事 村上裕章(九大)

記

1 日時 2018年6月30日(土)14:00〜18:00
2 場所 九州大学大学院法学研究院大会議室
3 テーマ 「個別行政法からみた行政争訟制度のあり方」
4 プログラム(案)
14:00 開会・趣旨説明(村上裕章・九州大学教授)
14:10 基調報告(碓井光明・東京大学名誉教授)
14:40 労働法の観点から(山下昇・九州大学教授)
15:10 知的財産法の観点から(小島立・九州大学准教授)
15:40 経済法の観点から(林秀弥・名古屋大学教授)
16:10 休憩
16:20 コメント・憲法学の観点から(宍戸常寿・東京大学教授)
16:30 同・行政法学の観点から(中川丈久・神戸大学教授)
16:40 総括コメント(原田大樹・京都大学教授)
16:50 ディスカッション
18:00 閉会
※詳細はチラシ及び次のHPをご覧ください。
http://pacoq.net/wvr/index.html

「立憲主義」の日独比較――憲政史の観点から

 2016年10月刊行予定の憲法理論叢書に、「『立憲主義』の日独比較――憲政史の観点から」と題する論稿を掲載して頂くことになりました。本稿でも強調しましたように、憲法典・憲法附属法制に着目する限り変化の少なかった明治典憲体制も、その運用にまで目を配るとき、きわめて動態的・流動的な秩序であったことが見えてきます。それだけに、そのような変遷のあり様を検討するとともに、将来どのような変化を辿ることが構想されていたのか、制度立案者の構想を跡付けることが一つの重要な課題になります。
 本稿では素描を試みる程度のことしかできませんでしたが、伊藤博文が政党制度の発展を視野に入れた議院内閣制・議会制の動態的な発展構想を抱いていた(瀧井一博『知の政治家――伊藤博文』)こととの対比で、もう一つの憲法秩序の柱となった地方自治制度についても、山縣有朋やモッセがどのような構想を抱いていたのか、すなわち、もう一つの動態的な憲法秩序構想を検討の俎上に載せ、このような観点から、日独の立憲主義の特質を剔抉することを試みました。
 その成否はさておき、その際主として念頭にあったのは、瀧井一博「明治後期の国制改革」伊藤之雄・川田稔編著『二〇世紀日本と東アジアの形成 1867-2006』(ミネルヴァ書房、2007年)の検討した、明治40年の国制改革・憲法改革という視点です。公文式に代わる公式令の制定や、その反動としての軍令形式の創出、および、皇室制度の拡充整備など、明治40年に行われた立憲制度の補修の試みは、理念としての立憲主義の制度化にどのような影響を与えたのでしょうか。理念内容に着目する憲法・法制史の研究者と、よりリアルな制度実態に着目する政治(史)学者とでは、明治40年の国制改革についても評価が正反対と言えるまでに分かれているそうで、憲法理論研究会の報告時の質疑応答が思い出されますが、瀧井論文に従えば、私は政治(史)学者に近い分析視点を持っているということになりそうです。
 以下に目次を示しておきますので、ご関心のある方は手に取っていただければ幸いです。

1 プロトタイプとしてのフランス人権宣言
 ⑴ 立憲思想の淵源
 ⑵ 憲法概念の変遷──状態・規範存立・規範内容
 ⑶「立憲的意味の憲法」の実定化──真理と意思の間

2 ドイツ型立憲君主制
 ⑴ 主権原理の拮抗
 ⑵ プロトタイプからの逸脱

3 明治憲法体制と「立憲主義」
 ⑴ 明治憲法体制の成立
  �� 立憲制度の導入
  �� 西洋憲法思想の流入
  �� 立憲制度の動態的構想――伊藤・山縣・モッセ
  �� 地方制度と議会選挙法
 ⑵ 明治憲法体制の特質――柔軟な憲法構造
 ⑶ 明治憲法体制の運用
  �� 政党内閣制の出現
  �� 統帥権の独立
  �� 軍部大臣現役武官制

おわりに――ドイツ型立憲君主制と日本

裁判官のオーラル・ヒストリー��

 アララギ派の重鎮にして、戦後の裁判所人事制度を確立した人事局長、かつまた非訟事件の問題に造詣の深い研究家と言えば、直ちに鈴木忠一の名が思い出されるでしょう。歌人・文筆家としても著名で、随筆集『菴没羅の花』(石川書店、1958年)・『落合京太郎随想集』(法曹会、1993年)や、歌集『落合京太郎歌集』(石川書房、1992年)があります。
 憲法学との関係では、非訟事件手続法に関する研究や、弁護士時代の死後認知請求事件(最判平成元年11月10日民集43巻10号1085頁)における西ドイツ基本法を援用した審問請求権の主張、反論文掲載請求事件(最判昭和62年4月24日)における相手側(共産党)の反論権の否定の主張などが注意を惹くほか、いわゆる司法行政に関連して昭和25-33年の最高裁人事局長時代、判事補をABC庁に3年ごとにまわす大異動システムを構築したことで知られ、その独特の転地保障の立論には興味深いものがあります。各最高裁判事が調査官を裁判官以外から選ぶシステムを提唱したことでも知られます。
 その鈴木に私淑した�睫邱粍貉瓩砲茲譴弌⊂赦�39-45年の6年にわたり司法研修所長を務めた鈴木は、高裁長官のポストを二度にわたり謝絶し、研修所所長として裁判官のキャリアを終えることとなりましたが(�睫邱粍譟愃枷輯韻諒徇髻戞粉愿貎渊顱�2000年)192頁)、学究肌の鈴木裁判官の机上には常にドイツ語の法律書が一杯広げられていたといいます(同書168頁)。岩松三郎や田辺公二、時國康夫、香城敏麿らの名前を引くまでもなく、かつての極めて優秀な実務法曹達は、同時に、研究者に勝るとも劣らない比較法研究の視座を持っていたことが思い出されます。
 その鈴木忠一はまた、いわゆるオーラル・ヒストリー記録を後世に残した最初期の裁判官でもありました。季刊実務民事法での連載を一書にまとめた『橡の並木―― 一裁判官の思い出』(日本評論社、1984年)は、戦前から戦後にかけての司法・裁判所制度の移り変わりを体験し、戦後の司法行政の確立に邁進するとともに、司法研修所所長として理論と実務を架橋する研究業績を多く遺した鈴木忠一が、自らの生い立ちから同僚の思い出、制度の変遷までを語り遺した必読の書です。
 とくに、戦後の最高裁発足時における細野派対反細野派、および裁判所派対司法省派の対立についての詳細(106-126頁)は、GHQとの関係も含め、丁野暁春・根本松男・河本喜与之『司法権独立運動の歴史』(法律新聞社、1985年)と読み比べると面白いと思われます。また、裁判所制度との関係でも、旧裁判所構成法から裁判所法時代への移行、裁判所職員の位置づけについて、最高裁事務総局人事局長としての対処の記録が面白く(165-173頁)、論はまた、新設された裁判官弾劾制度と裁判官の独立をめぐる解釈論にまで及んでいます(182-203頁、鈴木忠一「裁判官弾劾法上の諸問題――比較法上、解釈上、立法上の」(法曹時報33巻7-8号)も参照)。
 近年、政治学・行政学が司法制度をも俎上にのせるようになって以来、鈴木忠一への注目も高まりつつあるように思われますが、裁判を受ける権利と非訟事件手続・行政事件訴訟手続、裁判官の独立、および裁判所制度のあり方などをめぐって、公法学の領域でも今一度焦点が当てられることが期待されます。
*「裁判官のオーラル・ヒストリー��」もご参照ください。