ウィキリークスにおけるアメリカ国務省の電文国別件数について
 
 
で、北東アジアのシーレーンの防衛がアメリカの重要な関心事であることが
わかりました(なぜ、重要なのかは話が長くなるので省略します)ので、
アジアにおける石油備蓄の現状について、概要を調べました。
 
 
 
 
○  アジア地域の石油輸入の域外依存が高まると予想される中で、アジア地域では国家備蓄がほとんど存在しておらず、石油会社への備蓄義務を確立している国・地域も限られている状況。
 
 
○  石油備蓄の水準は国際的に比較すると極めて低く、緊急時用石油備蓄は限定的にしか存在しない。
 
○  アジア地域の石油備蓄量は民間運転在庫を含めても4.4億バレル程度(我が国は5.9億バレル)であり、平均在庫日数は33日程度(IEA加盟国の備蓄義務である90日備蓄を2020年までに達成しようとすると現状の4倍の18億バレル程度の追加備蓄が必要)。
 
 
 
 
 
 
アジアにおける石油備蓄日数
 
日本:175日
韓国:130日
台湾:90日
中国:25日
フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポール:15日程度
それ以外:なし
 
ただし、中近東からの輸入依存度が高いため、欧米に比べ、リスクは3~10倍程度高いです。
 
 
何らかの有事の際、石油がなくなることよりも、現実には、
 
・中国での政情不安
・アジア各国でものが売れなくなること
・日常生活品の品不足
(2009年5月末のマスクとか)
 
が問題かもしれません。
 

現時点で想定される有事のシナリオは、項をあらためます。