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平手友梨奈「角を曲がる」
 作詞:秋元康
 作曲:ナスカ
 編曲:the Third 

みんながおかしいんじゃないのか
自分は普通だと思ってた
でも何が普通なのか?
その根拠なんかあるわけもなくて…

もう誰もいないだろうと思った真夜中
こんな路地ですれ違う人がなぜいるの?
独り占めしてたはずの不眠症が
私だけのものじゃなくて落胆した

らしさって 一体何?
あなたらしく生きればいいなんて
人生がわかったかのように
上から何を教えてくれるの?
周りの人間(ひと)に決めつけられた
思い通りのイメージになりたくない
そんなこと 考えてたら眠れなくなった
だからまたそこの角を曲がる


星空さえも中途半端だ
街の灯りが明るすぎて…
明日が晴れようと雨だろうと
変わらない今日がやって来るだけ

本当の自分はそうじゃない こうなんだと
否定したところで みんな他人のことに興味ないし…
えっ なんで泣いてんだろ?

だって近くにいたって誰もちゃんと見てはくれず
まるで何かの景色みたいに映っているんだろうな
フォーカスの合ってない被写体が泣いていようと睨みつけようと

どうだっていいんだ
わかってもらおうとすればギクシャクするよ
与えられた場所で求められる私でいれば 嫌われないんだよね?
問題起こさなければ
しあわせをくれるんでしょう?


らしさって 一体何?
あなたらしく微笑んでなんて
微笑みたくないそんな一瞬(とき)も
自分をどうやれば殺せるだろう?
みんな期待するような人に
絶対になれなくてごめんなさい
ここにいるのに気づいてもらえないから
一人きりで角を曲がる
Ah Ah Ah Ah











映画『響 -HIBIKI-』主題歌

監督:月川 翔

主題歌に関しては迷いがありました。通例に従って何か主題歌をつけるのか、歌声のない劇伴のままエンドロールを迎えるか。当初は劇伴のまま通すことがこの作品にとって適切な形に思えていました。平手友梨奈に意見を求めると彼女も同意見。僕は安心したものの、何か順調すぎる、と違和感が残りました。現状で100点の満足度はある。けれど120点を目指せていないんじゃないか。

それでふと、平手友梨奈の歌声で主題歌をつけたらどうか、と提案しました。平手さんは自分が前面に押し出されていくのは望ましくないのではと懸念しました。僕にもその不安はありました。けれどそれは宣伝時に主題歌をどう扱うかの問題にも思えました。作品自体はもう一段高みを目指したい、と伝えると、平手さんは「作品にとって必要であれば」と言い、こう続けました。

「聴いていただいて、良くなければ遠慮なくナシにしてもらって構いません。出来上がった曲で判断してください」

そうして120点を目指して出来上がった楽曲が「角を曲がる」です。15才の鮎喰響と現在の平手友梨奈が重なり合ったような歌詞。いくつもの騒動を経てなお角をひとつ曲がっただけ、という鑑賞後感を支え、響と出会った人々の人生の転機にも思いを馳せられるエンディング曲になりました。


通例に従うなら、然るべきタイミングで「情報解禁」され、“主題歌は平手友梨奈ソロ曲!”といった形で押し出されていくものだと思います。しかし今回それは控えたほうが良いと話し合いました。映画全体が平手友梨奈のためのプロジェクトなんじゃないか、というような予断を与えたくなかったのです。それで公開前の試写会では、エンドロールに楽曲情報などを載せない形で上映しました。公開日を迎えた今、この映画に触れた方々が、主題歌に関しても本編の一部だと感じていただけたらと願っております。
http://www.hibiki-the-movie.jp/theme.html



作曲:ナスカ

ナスカ

だいし君 / 山内パンプキン


◆2004年
 4人組バンド”ナスカ”でメジャーデビュー
◆2006年
 3人組バンド”ナスカ”で亀田誠治プロデュースにより再デビュー
◆2011年
 楽曲提供、映像音楽の制作チーム”ナスカ”として再々始動
 作詞、作曲、編曲、プロデュース



◆欅坂46
「エキセントリック」
「危なっかしい計画」
「避雷針」

◆乃木坂46
「ジコチューで行こう!」









映画『響 -HIBIKI-』