アケボノソウ

東京都立川市のあけぼの綜合法律事務所のブログです。 JR中央線立川駅北口から徒歩6分。 初回法律相談は無料です。 (平日日中のみ。30分。事前に予約をしてください。TEL042-512-9737)

中小企業法務、相続・遺産分割や離婚事件等の家事事件に力を入れ、多数取り扱っています。
http://akebono-sogo.jp/

高裁で、9回も期日を経た離婚事件の判決がありました。
家裁では、財産分与として認められたのは、2445万円でしたが、
高裁では、財産分与として4252万円を認めてもらえました。

理由は、家裁では、裁判官が和解を強くすすめ、実質的な審理が不十分で、
高裁でやっと十分な審理ができ、あまり見かけない、医療法人の
持分に関する財産分与についても、判断してもらえたことでした。

時間はかかったけど、高裁まで、争った価値のある事件でした。

ただ、相手方は不服があると予想されるので、上告され、まだ、
当分、事件は終わらないでしょう。


by藍原 

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弁護士の鳥生です。
「まだ、離婚するかどうかも決めてないんですけど…」

そう話し始める相談を、立て続けに3件ほど受けました。


「離婚する」と決意してから法律相談に……と言いたいわけではありません。

むしろ、こんがらかって感情的な対立が激しくなる前に、
早めに相談に来ていただきたいと思っています。

ただ、この段階での法律相談にできることはなんだろう、と考えてしまいました。


ある方は、

「話を聞いてもらっただけで、すっきりしました」

そう言って帰っていかれました。

単に「話を聞いてもらいたい」だけなら、弁護士である必要はありません。

きっと、なんとなく、「相談」を聞いてくれて、離婚の専門家であるはずの弁護士のところに行けば、有益な情報が得られるかも、と期待されているのかな、と思いました。


弁護士が「法律相談」でできることには限りがあります。

たとえて言うとすると、不用品を処分するときの「分別基準」を示すことかなと思っています。


「離婚」が選択肢に上がったとき、

相手に対する不満や怒りを感じていたり、

小さいことの積み重ねで何が原因かも自分でわからなくてもやもやしていたり、

お金や子どものこと、その他漠然と将来についての不安を感じたり、

まず何から手を付けてどうやって進めればいいのかわからなくて先が見えなく感じたり、

「うまくやれなかった」と自分を責めてしまったり。

いろんな気持ちがごちゃごちゃになった状態なのではないかと思います。

その状態のままで、それもお互いがごちゃごちゃしたままの状態で話し合いをして、

冷静に話し合いができる訳がありません。

感情をぶつけ合ってしまったり、話がかみ合わなかったり、平行線だったりと前に進みません。

そして、イライラがつのります。

ごちゃごちゃのままつめ込んだゴミ袋状態です。

回収してもらえなくてごちゃごちゃのまま残る上に、さらにゴミ(イライラ)がたまります。


では、法律相談でどう分別するのか。

まずはどんなことがあったのか、と、どんなふうに感じたのかを聞きます。

限られた時間ですので、すべての出来事をお聞きすることはできません。

弁護士としては、この先の法的なアドバイスに必要な出来事を確認しつつ、お話を伺います。

ここが、ご自身が話したいことをとにかくじっくり聞く(傾聴する)カウンセリングと大きく違うところです。

この過程で、多くの場合、ご自身が感情的にこだわっていたことが、法的にはあまり問題にされないということに直面することになり、少なからずショックを受けるかと思います。

とにもかくにも、法的にはどうにもできない感情的な問題と、そうでないものをざっくりと分別します。


次に、どうしたいと思っているのか、

なにが引っ掛かっているのかを聞きます。

そして、これに対して、法律や裁判例・審判例を含め今の裁判実務の動向などを踏まえてアドバイスをします。

不安に感じていることが法的に解消されるのか、自分の言い分は認められそうかという見通し、

どんなリスクがあるか、そのために何をしておくべきかという考えうる対応を説明します。

もっとも、この部分は、弁護士ごとに違う意見であることもありますので、弁護士の説明に納得がいかない場合は、他の弁護士に改めて相談してみるのもいいと思います。

法的な見通しを踏まえて、有利と思われる部分とそうでない部分を分別します。


法律相談でできることはここまでです。

分別をした上で、何を処分して何を手元に残すかは、ご自身で判断をし、そして手放していかなければなりません。

もちろん、その場ですぐに判断ができなくても構いませんし、

大抵の場合、手放すのに時間がかかります。

でも、手放せたときに、一気に解決に向かうということは、これまでの経験上、自信をもって言えます。


ちなみに、ごちゃごちゃした気持ちを、分別・処分するのではなく、整理・収納が必要なとき、
たとえばパートナーとやり直したいときや自分の気持ちに向き合いたいときには、
法律相談ではなく、信頼できそうなカウンセラーさんに相談をされることをお勧めします。


弁護士の鳥生です。
久しぶりにブログを書こうと思い立ってみると、
「政治分野の男女共同参画推進法」が成立・施行されたこととか、
ハーグ条約の「不履行国」に認定されたこととか、
著名人のカミングアウトとか、
スウェーデンでの不同意性交についての犯罪化とか…
いろんなことがあって、何について書くか迷ってなかなか書き出せませんでした。

悩んだ結果、これについて一言。
萩生田氏「赤ちゃんはママがいいに決まっている」
萩生田議員の発言は、「はぁ。まだまだ、こういう意識が根深いな…」と思いました。
でもすぐに、たくさんの「男の育児」自慢の声があがり、ほっこりしつつ、過渡期だなと思いました。
♯男の育児は迷惑じゃない

ちなみに、萩生田議員の、
「仕事の心配をせず、財政的な心配もなく、1年休んでも、おかしな待遇をうけることなく、職場に笑顔で戻れるような環境をつくっていくこと。もっと言えば慌てず0歳から保育園にいかなくても、1歳や2歳からでも保育園に入れるスキーム(枠組み)をつくっていくことが大事なんじゃないでしょうか。」
この部分に限っては、発言者の意図とは違うのだろうと思いますが、結論としては私も同じ意見です。

私は自営業者なので産休手当も育休手当もありませんでした。
なので、こどもたちは0歳のそれも低月齢で保育園に入りました。
お勤めの人でも、原則として1歳まで手当を受けつつ育休が取れるのに、
保育園は、年度途中の入園がほぼできない、
1歳児クラスは超激戦、
だから、比較的入りやすい0歳の年度初めから入れる、
認可保育園の入園審査にあたり加点を受けるために、0歳から無認可保育園に入れる、
という状況があります。
「育休自体を取らせてくれない」なんて相談も受けます。

0歳から保育園に預けなければいけない理由があります。
経済的な不安なく育児休暇が取れて、
希望するタイミングで保育園に預けることができて、
元のポジションで復職することが保障されれば、
保育コストが高い0歳クラスを希望する人は相当数減ると思います。
その分、1歳児以上の定員を増やすことができるはずです。

念のため付言しますが、これは、「赤ちゃんはママがいい」からではありません。
ご承知の通り、男性にも育児休暇が認められています。
(自営業者の問題は今はおくとして)育児・介護休業法で認められている権利を、「実質的に」保障してください、という当たり前のことを言っているだけです。
ちなみに、この法律の制定は平成3年です。
えっ?
今から枠組み作るんですか?
おそっ。


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