ブログネタ
ボーイズラブ に参加中!
創刊3周年というラヴァーズ文庫。濃くて面白いレーベルだという印象を持っているんですが、極めつけはやっぱり奈良さんですかねぇ。奈良さんのイラストを一番堪能できるレーベルかな?今月も、しっかり描いてらっしゃるし。

3周年記念BOOKまで出て、すごいことになっている今月刊。しっかり出版社の思惑にのせられて、4冊とも買っちゃいましたよ。
華麗なる紳士のウェディング華麗なる紳士のウェディング
ふゆの 仁子 / 奈良 千春

by G-Tools
bk1
駆け引きはベッドの上で』シリーズの第5弾。ヨシュアや遊佐や高柳、ティエンの働くウェルネスマートのCEOアンリ・コルトーことトオル・ヘンリー・ウェルネスは、10年前に別れた恋人・リシャール・ド・ノルマンにさらわれ、ホテルへ閉じこめられたのです。アンリが結婚すると聞いて、リシャールが行動を起こしたのでした。いまだにリシャールに想いを残しているアンリは、それを嬉しく思いながらも、白人至上主義者のリシャールに捨てられることを恐れ(アンリは日系人)、離れることだけを考えていました。

でも、その心配は杞憂だったのです。日系人と言うことよりも、リシャールはアンリを愛しているということの方が重要だったからです。別れるくらいなら殺してしまおう…とまで思い詰め、実際アンリに手をかけてしまうリシャール。愛するアンリを、殺すことなど出来ないのですが。

2人だけでホテルに閉じこもり、愛欲にまみれた3日間を過ごし、2人は日常へと戻っていきます。そして、アンリの婚約発表の日を迎え…。

別れて10年、ようやく愛していると素直に認めた2人。付き合っていたときも、もちろん愛し合っていたとは思うのですが、何か遠慮をしていたり隠し事があったり(あってもいいとは思いますが)。自分をさらけ出すことがなかったのかなぁ? 結局、言いたいことも言えず別れてしまったわけですが。
でも、別れていた10年間があったからこそ、今の関係が築けたのではないでしょうか。きつい10年だったはずですが、その10年間も無駄ではなかったと言うことでしょうか。

凍る月 漆黒の情人凍る月 漆黒の情人
夜光 花 / 高橋 悠

by G-Tools
bk1
夜光花さんの新刊は『人外』ものでした〜。私はなんでもOKの雑食属性なので大丈夫ですが、苦手な方はダメなんでしょうねぇ。もったいない気がするんですが…。笑

20歳になったら死ぬ子供…生まれてすぐ易者にそう言われた鳳光陽。予言を知らず、家の中に閉じこめられるようにして育ち、友だちと言えば幼なじみの三城亨だけ。そして間もなく20歳の誕生日を迎えようとしていたある日、美術愛好家・梁井轟が現れ『契約』を取り付けようとするのですが、その『契約』の内容とは…。

亨×光陽のカップリングかと思いきや、梁井×光陽のカップリングでした。と言うか、身体から始まった関係なので、なかなか気持ちが付いてこなくて(特に光陽)、読んでいる私は焦らしプレイでした。

梁井は『獣人』、光陽はその獣人の『餌』と言う設定なんです。光陽はどんなけがをしてもすぐに治ってしまうと言う特殊体質の持ち主で、獣人の餌だから食べられても治ってしまって餌であり続ける…という事なんですね。
獣人と契約をすると、他の獣人からは狙われることがなくなるらしいのです。結構獣人というのは、あちこちに存在しているらしく、獣人同士出会っちゃうと決闘が始まっちゃったりするんです。

獣人と餌という関係から始まった2人ですが、見た目とは違い強い意志を持っている光陽に、梁井は惚れちゃうんです。心は無理でも、身体だけでも…と約束を破って抱いてしまう梁井。そんな梁井を許してしまう光陽。心はだんだんと寄り添っていっているようです。

光陽の幼なじみの亨も、なんと獣人だったことが判明。事故に遭い命の危険に晒されたことで獣人として覚醒してしまい、病院から失踪。亨も光陽のことが好きなので、この先どんな風に梁井と光陽に絡んでくるのかも楽しみ。
あと、黒澤という人間を食べちゃう悪役獣人も出てきているので、そっちとの対決もこのあと控えているのかな?

と言うことで、続編が出るそうです、このお話。でも、年内と言うことなので、まだ先かな?

こんなハズじゃなかったのにさこんなハズじゃなかったのにさ
高月 まつり / 海奈

by G-Tools
bk1
相変わらずのテンションの高さ! 久しぶりの高月さんのお話、楽しませていただきました。

30歳の誕生日に、自分の性癖を素直に認め、正直に生きることを決めた中埜里久。同性デートも受けてくれるデートクラブに予約を入れ、里久の希望した『小さくて可愛い男の子』の到着を待っていたのですが、やって来たのは瞳の鋭い長身の華麗な青年・弓原時春でした。
時春に唆され、次々と値段の張るオプションをつけてしまい、『時春ローン』(すっかり騙される里久)に絡め取られてしまいます。

時春は経営者側の人間で、里久のプロフィールを見て一目惚れしてしまい、デート要員だと偽り、里久とのデートへやって来たんです。
そんなことを知らない里久は、時春の強引なアプローチに絆され、『押しかけ恋人』と認め付き合うことになるのです。

この里久「自分は可愛い男の子を可愛がりたいんだ」と言い続けます。自分がゲイだとはわかっていても、受けだとは思っていなかったようで。まぁ、結構背が高かったりしたから、抱かれることを想像することが出来なかったんでしょうね。それでも、自分より大きな時春に「可愛い」と言われ続け、やっと時春を恋人だと認めるのですが、そこへ至るまでが大変でした。お疲れさん、時春。

このお話、コメディー好きさんにはたまらないのではないでしょうか。

4812431514創刊3周年記念BOOK ラヴァーズコレクション ラブ・コレ
高橋 悠 奈良 千春
竹書房 2007-05-25

by G-Tools

上の3冊の番外編という位置付けの本です。

それぞれの番外編と、絵師さんのラフ画やマンガが収録されています。
奈良さんのラフ画が見たくて買ったようなものです〜。すみません、動機が不純で…。

ふゆの仁子さんはティエンと高柳のとある1日を書かれています。軽く嫉妬するティエンが愛しかったです〜。愛されてるぞ、高柳!自信を持つんだ〜〜〜!
そして、奈良さんのラフ画。こんなにたくさん公開しちゃってもいいのでしょうか?でした。見覚えのあるラフ画に、もう目は釘付け。いいもん見せていただきました。

高月さんは、メインの2人+時春の部下2人のカップルの4人のあれやこれや…。笑
本当なら背徳感でいっぱいになるはずの行為ですが、高月さんが書かれると笑っちゃうのはなぜ?
そして、海奈さんのラフとマンガ。眼鏡に萌える私としては、ツボを押されてしまいました。

夜光花さんは、光陽を見つけ出すまでの梁井の様子を書いてらっしゃいます。
高橋さんのマンガが、もう最高。お話がシリアスだっただけに、それとのギャップがたまりません。頑張れ〜、執事!

メルフォ・WEB拍手レス
 ・パソコンも次々新しいのが出ますよね。私のパソコンも、やばいのでそろそろ新しいのが欲しい今日この頃。昨日のマジック、私も見ました。平川さんの正当派王子様ボイスを堪能しました。至福の時間でした。
 ・11時、12時、16時、ポチッとしてくださった方、ありがとうございました。

ボーイズラブ - livedoor Blog 共通テーマ