しなやかな熱情 (幻冬舎ルチル文庫)

崎谷 はるひ / 蓮川 愛
幻冬舎コミックス 2006-01-17

by G-Tools
【キャスト】
小山 臣 : 神谷浩史 秀島慈英 : 三木眞一郎
秀島照映 : 風間勇刀

これ、すっごく評判いいですよねぇ。でも、9月は平川さん祭りだったのに合わせて、このCDは2枚組だったりするし、スルーしょうかなぁ?と考えていたんですけど、ラッキーなことに聴くことが出来ました。
で、評判通りよかったです〜。聴けてよかった!

画家の秀島慈英@三木さんは、初めての個展に失敗し傷心のまま訪れた先で殺人事件に巻き込まれ、刑事の小山臣@神谷さんと出会います。綺麗な容姿に似合わず乱暴な口をきく臣と会うたびに心を奪われていく慈英でしたが、この感情が何なのかがわかりません。
ある日、巻き込まれた殺人事件の犯人を臣と一緒にいるときに見かけ、その犯人に殺されかけ怪我をした慈英に、臣は思わず迫るのですが……。
蓮川さんのイラストのように、臣@神谷さんの声がとっても美人なんです。キリッとしたお声で、でも刑事の時はちょっと乱暴な言葉使いで。
まぁ、見かけが美人な分職業柄ちょっと損してるって感じで、だからこそ乱暴でやんちゃな雰囲気なのかなぁ? 仕事に関しては、ホント熱血刑事!なんですね。
でも、家庭的には恵まれていないから、ちょっと影があったりもして……。
その上、エロモードスイッチが入るとすごいんです〜、めっちゃ色っぽいんです!
こんなにいろんな面を持つ臣を、完璧に演じてらっしゃいます、神谷さん。CDの中には、臣がいる!って感じです。

こんな臣に、自覚なくどんどんと惹かれていく慈英@三木さんは、臣より年下の設定。とは言え、天才肌の画家と言うことで、かなり大人びた雰囲気を持っているんですね。しかも感情の振り幅が狭いというか。台詞だとかモノローグだとか、とても淡々としゃべってるんです。それが、とても慈英らしくてよかったです。

事件も無事解決し、慈英のケガももうすぐ抜糸……となると、もうすぐ東京へと帰る。好きな慈英と別れることになると思い悩む臣。それを心配した親代わりの上司が、臣に話をしに来るわけです。
しっかり話をして、自分の気持ちをしっかり見極めると、臣に連絡を取り「ホテルまで来てくれ」と伝える慈英。
別れの予感でいっぱいの臣は、「これで最後」とエロモード全開! そりゃもう必死ですよ。

慈英「ちゃんと覚えててくださいね」
臣 「ちゃんと覚えているから……覚えるまでして。覚えててくれる?」
慈英「忘れられるわけがないでしょう」
臣 「ありがとう」

この「ありがとう」だけで号泣ですよ。エッチシーンで泣けるとは、思ってもみませんでした。
また、この時点で慈英は東京へ帰る、もうお別れだ……と思いこんでるんですね、臣は。でも、慈英の心は違ってたんです。
「臣とは別れない。これからもずっと一緒にいよう」と。
それを伝えたらいいのに、わざと言わない慈英。
ホント、切ないエッチシーンなんですよ。なのにエロモード全開だし。
この原作って、ここまで切なかったのかなぁ?と驚きでした。

ホント、いいもん聴かせていただきました。
三木さんはもちろん素敵なんですが、神谷さんがここまで聴かせてくれるとは。この先も神谷さんの作品も、ずっと聴いてみたいと思いました。

メルフォレス
 ・「コルセーア」いいですよねぇ。そうなんです、細かいところまできっちり設定があるんですよねぇ。だからこそ、世界が広がっていくというか。この先の展開が楽しみです。
 ・「コルセーア」1作目が上下2冊と、あと2作目3作目とまだ4冊だから、追いかけられますよ。ファンタジーがお嫌いでなかったらぜひ! 「龍を飼う男」もう届きましたか?