9月1日 東京神保町の学士会館にて『災害と渋滞』をテーマに開催したシンポジウム
当日は、事前申込を頂き、様々な業界の方々が出席
自治体・省庁・報道・メディア・保険会社・運輸・大学・研究所・食品・飲料・・・
それぞれの立場で、どのように災害対応を考えて行くのか
目の前に控えている東京五輪と大災害について専門家と共に学びました。

まずは、基調講演
東京大学先端科学技術センター 西成活裕教授による
『災害と渋滞』
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『渋滞』と言えば、西成先生!!となるほどの専門家
当日は、渋滞と群集・・・驚く発見がありました。
様々な角度から実験を行い、データに裏付けられた結果は「なるほど!!」
部屋のどの場所にドアがあると、逃げる際にどうなるのか
人は、一気に出口に集中するが、そこで渋滞が発生し事故につながる可能性が高い
ここで『平泳ぎ』という行動が人を救うひとつの方法
平泳ぎをする両手を広げる範囲を確保しながら進む事で、渋滞が回避出来る。
これまで発生した渋滞による事故の原因はどこにあったのかが理解される事になる。
『群集』という人の心理状態がどうなっていくのかを理解出来ると
私達は、先を読み対応が可能となる。
また、縦割り社会の中で如何にコミュニケーションをとり対応する事が出来るか。
開催迄に300日程となった東京オリンピック・パラリンピック
首都圏人口約1,000万人 この数字が約2倍2,000万人になるとも言われている中で
大災害が発生した場合、日本はどうなるのか・・・
私達は、如何に他人事ではなく、自分の事として考える事が出来るのか
先を読む力の重要さを痛感せざるを得ない基調講演だった。
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参加者は、真剣に話を聞きメモをとり自らの立場に置き換えて役立たせようとする姿が
ひしひしと伝わってきました。
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西成教授の研究成果が、今の日本の様々な分野で活かされている事を実感した時間となりました。

引き続き、パネルディカッション
『東京五輪に向けて自然災害と共存するには・・・』
西成教授と共に、陸上自衛隊より初代東京都危機管理監として使命を受けて
東日本大震災含め大災害で現場を仕切った宮嵜泰樹氏を迎え
様々な視点からディスカッション
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様々な状況を想定する中で、何が一番重要になるのか
『優先順位』『情報』『先を読む力』『コミュニケーション』

西成氏は、様々な研究と実験の中から読み解くデータに裏付けられた想定される現場の状況と
宮嵜氏は、自衛官として日本として大災害となった東日本大震災と原発災害
現場を指揮した立場としての教訓と、これから必ず発生する大災害に向けて
何が重要なのかを経験を通して説得力ある内容で伝えて頂きました。

あらゆる事を想定し、そこから逆算して行く事
日本人は、安心安全の神話に基づき行動を起こしてしまう
自分は大丈夫、何かあれば誰かが何かをしてくれる
自治体が・国が守ってくれると言う・・・
首都直下型地震・南海トラフ大震災は想像出来ない規模となる事を忘れてはならない
東日本大震災で経験した事以上の被害規模である事

自治体も被災者であるという事を認識する事で、まずは自らの命は自分で守らなければならない
公的支援『公助』が必ず来ると言う事を期待すべきでない。
『自助』自分の命は必ず守るために何を準備しておくのか
『共助』誰かの為に、助け合う力を備えておく事
『公助』公的支援は即は動かない事を自覚しておく事
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非常に学び多いお二人のお話であり、これから必ずくる大規模災害
私は思う
自然と共に生きると言う事は、全てを受入れ共存する事
自然を中心に物事を考えて組み立てて行く事が、何よりも重要であると再認識
大自然から、多くの恵みを頂き人は生かされている事を忘れてはならない
人間が中心ではなく、大自然の中に人間と言う存在があるという事だと・・・