強制的にWindowsサービスを削除する方法について説明する。
これは、興味本位で利用せず、きちんと削除してよいWindowsサービスかどうかはっきりしている場合に利用すること。

Windowsサービスの削除には、sc.exeというサービス管理用のユーティリティを利用する。このユーティリティは、Windowsのバージョンによっては組み込まれていない機能であるため、環境に注意すること。

詳細は、以下の通り。
【Windows 2000の場合】
 Windows 2000のリソースキットからsc.exeを追加インストールする。

【Windows XPの場合】
 sc.exeは、標準でインストールされている。

コマンドプロンプトで以下を入力することでサービスを削除することができる。
  sc.exe delete [サービス名]

※サービス名は、[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]でサービスをダブルクリックすると表示されるサービスの詳細情報に記述されている「サービス名」を設定すること!

以下、独自で追加した「test」というサービスを削除する場合を例に説明。

1.コマンドプロンプトを起動します。
 [スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を実行する。
2.以下のコマンドを入力します。
  C:\> sc.exe delete test

※「C:\>」の部分は、カレントディレクトリ(現在参照中のフォルダ名)が自動的に表示されます。「sc.exe」以降を入力して下さい。

【補足事項】
・上記の機能を使うのは、主に以下の状況に陥った場合です。
 1.アプリケーションソフトのアンインストールに失敗してWindowsサービスだけが残ってしまった
 2.Windowsサービスを開発中、アンインストール用のプログラムを組み忘れた状態でテストしてしまい、サービスが削除できなくなってしまった。

私の場合は、2のケースに陥ってしまい、上記の方法を知りました。
古いサービスを削除しないと新しいサービスをインストールできなかったので…本来ならば、インストール時に古いサービスを削除しておけば良かったのですが、実装技術の確認段階だったので気が回りませんでした。
きっと、こういう失敗した後でなければ、こんなこと調べないんだよなぁ…なんて思いました。